「デウス・エクス・マキナは死んだ」自陣の感想というか覚書。
ネタバレあり 現行未通過さん×
どちゃ長いのである程度読み飛ばして。
・最初のシーン
いつもの白い空間に突然現れたラディくんに、好奇心よりも先に驚きや戸惑いが来てしまって探り探りのニル…。ここ、今思えばもっと好奇心バリバリで話しかければよかったな〜とも思うんですが、RPも既にブレブレだしでどうしよう、が先に来てました。
「神が死ぬまで出てはいけない」って言われて疑問も持たずにずっとそうしてきたニルとしては、出てみたらいいんじゃない?ってラディくんの提案すごくびっくりだったと思います。
「もう行っちゃうの?!戻ってくる?!」ってしょんぼりしてたらちゃんと戻ってきてくれたり、最初の時点で既に優しくて早速懐いた感。
外に出ていいのかわからなくてぐだぐだするニルに、早々にPL会議を挟むことに…いやここ本当ごめんね水那瀬さん…となってました。暁 the ポンコツ。
・君の名は
お互い名前を聞こうとして、言おうとしたことが数回被ってしまって思わず笑ってしまいしました。可愛いなこの二人。ラディくんが「まずは自分から名乗るんだったね」と進めてくれて無事自己紹介ができました。
・ニル「ちいかわってやつだ!!」
終盤のすごいシリアスなところに至るまでラディくんを呪いにかけてしまった一言。「〜って、コト?」ってフレーズを聞くと頭をちいかわが過ぎる呪いにかかっているのですが、うっかり呪いを飛び火させてしまいました。「人気だって映像で見たんだ…」
・水那瀬さん「耳バカ卓かもしれん…」
最初の部屋を出た後、一生風の音しか聞こえないラディくんとラディくんより聞き耳が高かったのに何も聞こえないニル。目星も聞き耳も50%あったのに100%失敗してたんだよね。確率を足すな。
・ラディ「ここの神さまが困るかもしれないから01から行こう」
機械人形の歯車を探すのに01〜05までどういう順番で回るか話してた時、ラディくんは「ぼくは捻くれてるから05から行きたくなるんだよね」と言ったその後の言葉。笑うからやめて(笑)
ニルは特にこだわりがないのでどこからでもいいよ〜って感じでした。
・ラディ「ヨーグルトソースにしか聞こえない」
01の部屋で書類を調べた際にニルが見た「ヨグソトース?とか聞いたことない神話について書かれてるみたい」って情報を伝えた時のラディくんの素ボケ。可愛いか??
「お腹空いてるの?」「そういうわけじゃないけど」みたいなやりとりしてたのもめちゃくちゃほのぼのしてたなと思います。
これがまさか伏線だったとは……。
・ニル「やられる前にやれって映像で見た!」
ニル?突然の初登場。処理上必要なので、とバストアップの立ち絵をお渡ししてたんですが「これか〜〜!!」となりました。突然バトル始まるしもうこわい。さっきまでのほのぼのどこ?
襲われたのでやられる前にやるしかないのか〜〜でも戦闘技能全くない…と初期値こぶしを打つもへっぽこすぎて外した。50%は実質0ってことですね、わかります。
図らずしも襲ってきていたニル?と同じ考えのようだとなり「えええ」ってなったのを覚えてます。
でも怯えてるから、って組みついてナイフ落として、拘束する方をとってくれたラディくんマジで優しいよね。
・01の部屋から出た後の映像
お父さんこと胸糞白髪おじさん登場。自分の顔と同じ子が殴られてる姿を見るの、ニルもあんまり気分良くないなぁという感じでした。でも記憶はないから実感も湧かないし、SAN値チェックが成功するの今となってはすごくわかる。
この時点で既にラディくんがそこそこ怒ってくれてたのが最高だったなぁ。
お父さんをやってる時のyuiyaさんの低音イケボ、耳が幸せすぎました。KP時の雰囲気とガラッと変わったのもすごくびっくりしました…!
・ニル「あっずるい!!」
02の部屋のニル?が「おまもり」と言って歯車をくれたのに、ラディくんがお返しとして髪留めあげるよってなってもうニルからしたら「何でぼくより先?!」だったんですよね。思わず出ちゃった。ここのニル?、めっちゃいい子だし兄弟かも〜とか言って親近感はわいてたのですが、同じ顔の子に先を越されて初めての友達に浮かれてたニルしょんぼり。
「こうしたらお揃いでしょ」ってニル?に髪留めをあげるんじゃなくて交換にしたの、水那瀬さんの頭の回転の速さというか機転に改めて感動した…すごすぎる…。
ニル?、お礼言ったらすごく嬉しそうにしてくれるのニルもすごく嬉しく感じてました。
・02を出ての映像
お父さんのムーブほんっっっっとうに酷いよね?!!?!!ハサミは人に向けるなって習わなかったのかこのオジサン。
映像見たときはそれが原因で声を失ったってところまで思い至らなかったのですが(ハサミ突っ込まれて恐怖で声を出すこともできないってことかと思ってた)、終了後シナリオを読んだら、02のニル?が声を出せないのはここでハサミを捻じ込まれたためと書いてあって更に「コノヤローーー!」ってなりました。
映像見た後、ラディくんが心配するような素振りや励ますような言葉をかけてくれるのがすごく救いでした…神か。神だったわ。
・お母さんの写真
お母さんについての映像話をラディくんから聞かされたとき本気で「わたし最初に見た映像のこと記憶にない…」て焦って頭抱えてた。あれここだっけ?
とりあえず開始前の予想に反して、写真に写ってる赤ちゃんが自分だとわかってそれならちゃんと人間なんじゃ?と思えてきてPLは若干気が緩んでました。なんか03のニル?も可愛いし。
ただニル的には、お母さんちゃんといたんだとも思いつつ、記憶がごっそりないので俄かに信じがたいのと実感がなくて不安だったりもしました。
・まさかの伏線回収
料理本見つけてからもう完全に頭ヨーグルトソースでいっぱいになっちゃったんですよねここでね。
「ヨーグルトソースのレシピ載ってるかもしれませんね」っていうyuiyaさんのフリで伏線回収されたの面白すぎて無理でした。なんてノリの良いKPさんなんだ…ありがとうございます…。
これからヨグソトースを見るたびにヨーグルトソースが頭をよぎる呪いにかかった。これを読んだ人にもそうなる呪いをかけます。
・デウスについての手記
ここで初めて、部屋に入ったときに秘匿で共有されてた映像の「美しい瞳の神様」がこのデウスと結びつきました。というか、秘匿で送られてたのと、ラディくんの方も特に映像を見てる様子がなかったので、うっかり部屋に入った時に映像が見えてたこと全く共有してなかった。全然そこまで頭回らなかった〜〜〜!
確か04の部屋に行って初めて共有したんでしたっけ…。
・ラディ「じゃあニルも撫でてあげるよ」ニル「それもだけど!ぼくにもハグはないの?!」
めっちゃラディに懐いたニル?が抱きついたのを見て「ずるいよ!ぼくは?!」って駄々こねたときのやりとり。
ここ普通に考えてラディくん「はぁ?」案件だったと思うんですが笑って流してくれる寛大さ、ありがたすぎる。
1回目は友達なのに、が先にきてたんですけどこのときはちょうど兄かな?弟かな?的な話をしていた後だったので、ラディだけ懐かれてずるい!てな気持ちで出てしまいました。ややこしいやつだな。
自分からハグしにいったらぎゅってしてくれるのめちゃくちゃ可愛い〜!!ってなりました。ばいばい!ぶんぶん!自分と同じ顔に抵抗がない…。
・ラディ「生命線が長いね」
ニル自身ではわからないのでラディくんに触ってもらったところで、水那瀬さんに秘匿が送られたあと何故かラディくんから突然手相見られたやつ。あれこれ手相の話しながら「僕と変わらないな」って言ってくれたの本当に優しさだったんですよね…。
最初につかまえたニル?の肌が冷たくて硬い、という描写が出た時は、確か自分と比べたら自分と違うのがわかったって感じだったのでニル自身はちゃんと人肌なのかなと信じ込んでましたし、水那瀬さんはここで言えね〜!ってなってたと後から聞いてヒト側つらすぎねえ??となりました。
・ラディ「って、こと……なのかな」
この後にもちょこちょこある。本当にごめん。
罪はちいかわが受ける。
・ニル?の遺体と研究員さんの遺体
ここで一気にしんどさが増したのをはっきり覚えてます。自分と同じ顔の遺体とかほんと…見たくないでしょうよ…。
やっぱり01の後に見た映像でお父さんを止めようとしてくれた人とこの遺体の方、同じ人だったんですね。
同じ顔の子達を想ってくれて大事にしてくれて、遂には自分で命を絶ってしまった優しい研究員さん。ありがとう。祈らずにはおれませんでした。
最初の涙腺ヤバポイントです…。
ところで本当に一生目星が成功しないねニルきみは(ファンブル)
・ラディ「君、これそんなにいいと思う?」
細かい台詞回しは違うかもですが。もしかしたら入室時に見てた映像のことはここで初めて話したんだったかも。
怖くないよ。美しい瞳の神様だったよって話をした時に、ラディくんが珍しくちょっと強めの語気で否定したんですよね。さっきから褒めてるけどこれがそんなに良いもの?って。ニル的にはびっくりしたし戸惑いしかなかったので、ぼくにはそう見えるんだよとしか言えなかったです。デウスが人間を愛していたのがわかる映像も見てましたし、「美しい瞳に見える」ことに疑問は抱いてなかったので。
このときはわからなかったんですけどきっと自分のことを神としては落ちこぼれだと思っていたからっていうのもあったのかなぁラディは…。自己肯定感が低い人ほど褒め言葉をうまく受け入れられない、みたいな。
デウスがモニターに映った時の描写が、ここでは「悲しそうな目をしてた」という感じになっていたのもどうしてだろうと思っていたのですが、今思えば現時点でのデウスを観測していたモニターだとするなら、ラディくん自身が悲しいとかつらいとか、そういう感情を抱いていたからなんだろうな、と。
・エクス・マキナについて
もう完全にこれニルのことじゃん。ってなりました。ちょっと「普通の人間かも?」とか思っていたのが「やっぱ人間じゃないんだ…」になった瞬間。
しかも供物とか言われていたので、黒曜石のナイフで殺されて生贄、って展開あるんじゃないか?とめっちゃ怖くなってました。
・04の部屋を出た後の映像
いやこれ本当に本当に本当にキッツくて…。
ニル?たちは勿論恐怖に怯えきっているし殺す側の研究員たちも辛そうな様子を見せているのにたいして、男の方はつまらなさそうに「またダメだったか」とか言ってて。ハ?????ってなってました。
ニル?たちも、研究員たちも、このオジサンにとっては自分が望むもの以外の存在は全て舞台装置だったんだなぁ。
ニル「ぼく、最初にきみが言ってた言葉の意味がわかった気がする。誰かを憎いって思うこと」
PLはずっとクソ!と思ってましたが、ニルとして「憎い」って言葉を出したのはここが初めてだった気がします。
・「05の扉の前にきましたので、休憩が挟まるよ☆」
05に行く直前、お手洗い行っときたいですね〜となった際「05の扉に行けば休憩です」と教えていただき、即PLが「05番の扉いきます!!」と宣言したあとのyuiyaさんのお茶目な一言。これめっっっちゃ好きです。
PL「「やったー!wwww」」
セッションの体感時間は秒でも、私たちはあの白い部屋にはいない…。
・ニル「お母さんが殺されたんじゃなくてよかった」
涙腺ヤバポイントその2。
お母さんの遺体を見て、お母さんに愛されていたときの映像が蘇って、愛されてたんだよかったね…!!となってしまって。
ニル的にも愛されていたことがわかって、何で忘れてたんだろうと思ったのは確かなんですが、キャラのところでも語ったとおり、多分実感はすぐには湧かなかったんだろうなって思います。
「ちゃんとした大人になったのね」って言葉が更に響いて、より強く人間として外に出なきゃと思いました。
さっきの遺体の研究員さんと同じく、若い人ばかりが母を思って泣いてくれていたり自分の複製体を大事にしてくれていたのがより辛かったですね。
ちゃんとした大人になったはずのぼくは、お母さんのことも忘れて、永らく空っぽの何かとして過ごしてたんだなぁ…。
・05の部屋を出た後の映像
ここで私の涙腺は一度死んだ。
大事にしてくれていたお母さんに対し、父であるはずの男は神に心酔するあまり「人間」だった自分の息子を殺したんですね。は?なんだこいつ。
何より、お母さんをみてつまらなそうな顔で「ようやく死んだか」だなんてよく言えたなという気持ちでいっぱいでした。そらSAN値チェックもファンブる。知ってた。
つまんなくないよ!ってぶちぶち言ってたらラディくんが励ましてくれたんですけど、「出会った時の元気なニルはどこに行ったの?」っていうのがすごく心強くて、このおかげですこし気持ちを切り替えられました。
・「あなたは目の前の人物を殺しますか?」
セッション中で恐らく1番怖かった、選択前のyuiyaさんの一言。ここの声の冷たさ本当に素晴らしかったです。これは絶望の音をしている。
・ラディ「そうだよ、僕がデウスだ」
もう既に私の涙腺のライフは0下回ってるってんですよ!!
ラディが初めて、自分がデウスであること、今まで人間だと嘘をついていたことや神であった時のことを赤裸々に聞かせてくれたんですが。全ッ然喜べねえ。無理だもんこんなん。
何で?どういうこと?としか言えなかったです。この瞬間までラディとゼウスは一切結びついてなかったので…。
嘘つかれてたことより、まるで殺していいよと言わんばかりの態度の方がショックで、しかも絶対殺すなんて嫌だったので選べるわけがないと思ってました。ニルとしては他に選択肢も思いつかなかったですし。
「友達だって言ったじゃないか」って言ったのは、こういう時もお互い協力して良い方向を目指すような、かつて映像の中で見た善き友人関係への憧れがあったからかもしれません。勿論そうじゃないものも見てきていたけれど、ラディとならそういった良き友人になれると信じていたし信じたかった。
・ニル「じゃあぼくと一緒じゃないか。神になんかなりたくない!」
「人間になりたかったんだ」と吐露したラディのこと、どう考えても自分と違いがあるなんて思えなかったですね。その感情がおかしいものなわけがない、ニルだってずっと願ってきたことです。
でも、何故かラディは自分を殺す方を選べというような態度だし更に憎まれようとするようなこと言うし。しかもこの人、早々に「君に任せるよ」な雰囲気でニルに丸投げしてきた。自分を諦めてんじゃないよ。もっと生に執着して。
ニル視点だと、ラディを殺す=ニルは神になるってことなので目的は果たされないうえにラディを失うし、逆だとラディは人間になれるけど死ぬの怖いしラディに背負わせたくない。選べないよどうしようってなってました。
ただ、ラディが第三の選択肢を示してくれたり機械人形のことに言及してくれてなかったら、多分最終的には自分が死ぬ方を選んでただろうな。
本当このくだりの最中完全に泣いてた。まじでやだ本当無理待ってくれ…まじで…。
切り替えて「考えるから待って」って悩んでる時に軽口叩いて気分を変えてくれたり、色々手助けしてくれるラディ・アクスフォードとかいう男強すぎない?圧倒的"""兄"""。好き。でも選択は委ねてくる。
・KPアイコンを真ん中に動かすyuiyaさん
暁「じゃあ真ん中にいるそいつをナイフで刺す…とか…」
水那瀬さん「真ん中ってKPもそこにいるんだよなぁ」
yuiyaさん(無言でKPアイコンを機械人形の上に動かす)
PL「wwwwwwwwww」
いやお茶目か。でもこれのおかげでバカになった涙腺がちょっと修復されました。
・チクタクマン登場
ホントの名前聞き返してすみませんでした、うちのDiscordがバグったばっかりに。マジで名乗り時の名前の部分だけバグったんです嘘じゃないんです。
yuiyaさんのニャルのRP最高すぎて何度でも吸いたい。これは命が助かるタイプのやつ。
まるで踊るような芝居がかった語り口もまたニャル様っぽくてすごく好きです。
しかしほんま腹立つムーブするなこいつ〜〜〜どこのシナリオに出てきても〜〜〜!
ラディがチクタクマンに対してめっちゃ冷たい態度とってたのも最高ですね。
二人っていわば兄弟みたいなもの?なのかな…。やたら面白がって構い倒してくる鬱陶しい兄と、兄のこと完全に嫌いな弟みたいな構図になってた。
・ラディ「僕は君を裏切った」
人間も様々な場面で嘘をつくし、ラディがついていた嘘はニルを陥れるためではなかったという認識だったので、嘘をつかれたこと自体には怒りも湧かなければ裏切られたという感覚もなかったです。このへん、今思えばラディってやっぱり自己肯定感の低さが垣間見える感じがしますね。まるで自分に自信がないから、「僕はこういうやつなんだ」って予防線を張って期待値を下げておくみたいな。
・何故か揺さぶってくるKPさんとラディ
本当にまだ人間になりたい?と改めて聞かれた時に、ラディが「君なら神になれるんだよ」的なことを言い始め、yuiyaさんことニャル様もなんか乗っかってきたっていう。なんでそんなこというの。
もう何もわかんないよ〜〜!!って嘆いたら「乗っかっちゃったけどまあ他意はないよ〜!」みたいな感じのニャルRPでちょっと救済措置入れてくださるyuiyaさんの優しさ。
というか困らせてたらすみません、ちょっと情緒が他より家出しやすい性質で…。
ラディも謝ってくれました。優しい世界だな。
・リアル10秒以内にお決めください「掴みます!」
人間になりたいとニャルに答えたあと部屋が崩れてニルが落ちそうになったとき、まさかのリアル10秒以内指定の早口指示、お見事としか言いようがなかったです。これは焦る。
即座に反応してニルの腕を掴んでくれたラディくんマジで神。もう人間だけど。
・外なる神アザトースSAN値チェック
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一周回ってガチでめちゃめちゃ笑っちゃってたんですがホントひどくない??私もう宇宙に落ちた時点で両ロスだと思って諦めてたので、その後何とかなったかなと思った途端にこれです。アハハハ!!ってずっと言ってた。後半ずっとうるさいなこのPL。
絶望からの救いからの絶望。温度差でグッピーが死ぬ。
・暁「こぶしだと思って振りました今」KP・水那瀬さん「殴るな」
一度目のSAN値チェックを失敗し絶叫したあと、「こぶしやったら成功するんやぞ!」とか言って振ったらマジで成功した。よかった……本当、もう、本当にさ〜〜〜。
冗談はさておき、もう諦めモードで一度失敗した後、ラディが「大丈夫」って、「一緒に人間になるんでしょ」って奮起させてくれたからこそニルは成功できたんだと思います。掴んだ腕を、ラディがしっかり握りなおしてくれたような気がしました。
ダイスの女神も絶望の底の底からの生還がお好きなようで。
・エンディング
病院のベッドで、今後のことを語り合う二人、めちゃくちゃ愛おしいですね…。
ラディのおはように、ニルもまたおはようと返せることがとても嬉しくて、また泣きそうになってしまいました。
夢が叶ったね、と言ったら君もでしょ。と返ってくる。まだやりたいことがたくさんあるんだよ、と笑って言える。
二人とも生きてるからこそです。
ニル希望の星空を見て、ラディ希望の映画もたくさん見て、遊園地、海、山…これからはどこでも、望んで行動すれば実物を体験できますからね。どこ住みなのかはわからないんですけど、今みたいな冬の寒さに笑ってほしいし、仕事で失敗してしょんぼりしたりしてほしい、暑い土地で汗ベタベタになってほしい。
・ラディ「人間とは"理性があること"だと思ってる」
ニルとしてもPLとしても一度もHO1の目的が「人間だと証明してもらうこと」だとは言ってないかったんですよね。それでもこのエンディングで一通り語らった後にラディくんが「君は人間だよ」とわざわざ言ってくれたの最高にエモすぎるなと。大宮水那瀬本当にすごい。
実はPL自身の人間の解釈にもすごく近くて嬉しくなってたんですが、それを抜きにしても、「もうわざわざいう必要ないか」っていいながらそれでもちゃんとニルに伝えてくれた誠実さをこそ愛おしいと思いましたし、やっぱりラディは優しくて大好きだとニル的にも思ってました。そういうところを感じてたから、直感的に友達になりたいって思えたし早々に懐いたんでしょうね。
・終わりに
本当にめちゃくちゃしんどくて、めちゃくちゃ好きなシナリオになりました…!!語彙力がない。
アポ追も怖いけど楽しみです!!改めてありがとうございました!
たとえ身体が変わろうとも、これまでと別の軌跡を用意されようとも、人間の定義が「中身」に依るものなのだとしたら。
きっと最初から、ニルもラディも人間としての「心」を忘れなかった/持っていたということですね。
Q.E.D.