グループSNEの『週末の殺人鬼』の感想です。未通過❌
version 1.2.1 2024/01/12 01:33
グループSNEの2人用マーダーミステリー『週末の殺人鬼』の感想です
未通過❌
以下は、主に個人の思い出のために書き記すものである
第三者が読むことを余り想定していないものなので、乱雑な内容や錯誤した文言があっても許してほしい
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1. Introduction
あらすじと登場人物を整理する
これは以下のサイトを参考にさせていただいた
・http://www.groupsne.co.jp/products/bg/mmm/mmm10.html
・https://yuyuyulog.net/weekend-murder/#toc4
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すべてのはじまりは、7年前の夏休み。
小さな田舎町の6人の中学生が町に伝わる昔話「火降りの鬼騒動」を自由研究のテーマとすることにし、昔話に関係する廃寺を訪れていた。しかし、そこで6人の中の1人である少女、ルリが謎の死を遂げる……
事故死として片付けられたルリの死から7年。
当時、一緒に廃寺を訪れた5人は、それぞれの道を歩んでいたが、ルリの墓参りのために、ふたたび田舎町に集まることになる。折しも、近隣の都市では、犠牲者の手足を引き千切るという残忍な犯行を繰り返す「週末の殺人鬼」が出没し、人々を震え上がらせていた。
果たして、「ルリの死」の真相は? 「ルリの死」と「週末の殺人鬼」には、どんな関係があるのだろうか?
・ルリ(中学2年生/女子)
被害者
ルリ自身は町で生まれ育ったが両親は16年前に引っ越してきた
明るく心優しい性格だが好奇心が強く強引なところがあった
・マシロ(中学2年生/女子)
クロウの妹でルリの親友
【宗家】と呼ばれる旧家の長女
学校のアイドル的存在の眼鏡美少女
・クロウ(中学3年生/男子)
マシロの兄
【宗家】と呼ばれる旧家の長男
両親が離婚しているせいかいつも妹を心配して一緒にいる
・クレナイ(中学2年生/男子)
母親を亡くして父親と2人で引っ越してきた転校生
頭は良いが不愛想
細身であまり身体が強そうには見えない(運動神経は良い)
・ミドリ(中学3年生/女子)
【宗家】の分家である【従家】の長女
自宅が剣術道場で幼い頃から剣道をしている
後ろから冷静に状況を見ているタイプ
・コウ(中学1年生/男子)
【宗家】の分家である【士家】の長男
家が近いクロウやマシロと小さい頃から一緒にいる
成績優秀でスポーツ万能の美少年
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『週末の殺人鬼』は2部制となっており、登場人物から一部1人を選ぶというシステムだった。僕はクレナイ→クロウと役を選び、同卓の方はコウ→マシロと選んだ
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2. クレナイ編
クレナイはトレジャーハンターの男の子だ
自己紹介では死んだとなっている親は普通に生きていて、彼らはトレジャーハンターだ。そんな親から、封鬼石=巨大なブラックダイヤモンドを獲得するミッションを与えられ、今回の冒険に参加することになった。なお、これと並行して別の見込みある子供にもミッションを与えて、クレナイの方が見込みがなければそちらの子を選ぶことになる、みたいな情報もあった
同時期のPLはコウを演じられていた
パッとわかるのは以下
・洞窟内部は迷路になってる
・あえてトラップにかかることで皆と分断
・封鬼石=巨大なブラックダイヤモンドが配置されている広間に到着した時、
ルリは首を絞められていたが、生きてはいた
・ルリに噛みつかれて鬼のウイルスに感染
・その影響で石でクレナイが殴り殺した
・脱出したあと最初にあったコウは何故か泣いてた
クレナイ的には、殺人よりも封鬼石の所在が気になっていた
初見では、コウが持ち去ったのかな?というものだった
理由は以下だ
・泣いていた(三重の塔に行ったとかいうけど確証がない)
・ルリが死んでなかった
・封鬼石を管理する一族であれば、秘密のルートとか知ってそう
あとから振り返れば、この直感はほぼ当たっていたようだった
ただ確証を求め、誰がいつはぐれたかや、登場人物の動線を追っていると、マシロがどうにも怪しく(たぶんこいつが一番の感染者&殺意が高そう?)、結論としてマシロに投票した
コウも同様にマシロに投票していて、気が合うなと思ったのを覚えている
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extra: 面白かったシーン
(全体的にうろ覚えでもある)
クレナイ「塔からの秘密の抜け穴的なのがあって、コウが犯行してるかも」
クレナイ「コウくんがルリさん好きで泣いてたとかありそうだし」
コウ「これはホコリのせいなので...」
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3. クロウ編
物語は、7年前から現在に視点を変える
面白いことに、第一部で演じたキャラクタはこの時点で選択不可になる
具体的には
・クレナイは遺書を残して病院から失踪
・コウは週末の殺人鬼に殺される
という展開があった
その上で、僕はクロウを、本卓の相方さんはマシロを選んだ
(ここでマシロ行くんだーって思ったけど、これは物語的には嬉しい選択だった)
クロウとマシロ
兄妹である2人によって物語が進行する
調べると、
・クロウはミドリと婚約
・マシロはお見合いを拒絶してる
・マシロはクレナイのお見舞いで病院に通ってる
・ただその頻度は最近少し減ってるっぽい
・週末の殺人鬼が最近でている
初見としては、これはマシロが週末の殺人鬼ですね...ってなった
・マシロはクレナイが好き
・お見舞いで減った分、週末の殺人鬼になってる
・【宗家】関係者は鬼ウイルスに耐性があるのではないか
特に耐性に関しては、調査の中で「【宗家】の血は大切」という文言もあり、またクレナイも抗ウイルス剤的なのを予め投与していて鬼化に抗っているためそうだろうなぁとなった
でも、クロウはお兄ちゃんだ
...どうしようかなぁ
クロウは大学で民俗学などを調べる学生になっていた
今までも重責は背負ってきただろうと思う
なら、兄らしくやれるだけやろうか
そう思い、調査を進めていく
結果"血液のサンプル"を得る
病気の研究的な話もある
これを上手くすれば病気の治療ができるんじゃないか?
クロウ自身の推理は概ねそういう感じで進んでいった
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extra: 面白かったシーン
(全体的にうろ覚えでもある)
クロウ「迷路で血を流しながら歌ってたらしいけど、なんで...?」
マシロ「怖かったから、不安を紛らわそうと歌ってた。怖いじゃない?」
クロウ「あっ、えっ、うん、そうだね...」
クロウ「クレナイはいないからねぇ」
マシロ「あ、死んだわけじゃなく、遺書を残して失踪?」
クロウ「そう」
マシロ「ふーん...」
マシロ「お兄ちゃんはさ、なんでミドリと婚約したの?」
クロウ「決められたことだし...」
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4. ENDING
エンディングを先に述べれば、
・クロウは"血液のサンプル"を所持、治療薬ができる
・マシロも病院に協力、その点でも治療薬ができる
と、マシロの鬼化を二重の点で防げるENDINGになった
まぁ、マシロに婚約者のミドリは惨殺されたけど...
一族的にはマシロが幸せならいいのかな....?
そんなことを思いつつENDを聴いていると、衝撃のくだりを耳にする
「クレナイはマシロに捕獲されており、鬼化は治るけどそのままペットになるよ!」
あっ、えっ、そうなの...?
自分自身、クレナイを演じてはいて、病院から脱出した所までは知っていた
正直、どこぞの山奥でのたれ死んでいるのではないかと、鬼化の力を生かして海外でトレジャーハンティングでもして、無茶の結果死んでいるではないかと、そう思っていたけれど
まさかの、マシロに捕獲されていたとは...
確かに"週末の殺人鬼"になる程度には、マシロはクレナイより感染してただろうし...
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extra: 面白かったシーン
マシロ「これからは一緒だね、幸せになろうね」
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5. 感想
その物語的性質上、マーダーミステリーは辛い体験をすることがある
友人に裏切られる。どれだけ努力しても認められない。カードをメタ読んであるいは自運で掴んでも、美味しいところを持って行かれる
普段、それは役という"着ぐるみ"の上から来る衝撃だ。その衝撃は緩和はされているが、しかしそれ自体が消えるわけではない。時に中の人として大ダメージを喰らうことがある
僕が演じるキャラクタも、しばし悲劇的なことになる。友人たち何人かには言って同意を得られた配役の引きだ。そしてそれは、説明した通り、本当にダメージを食らうんだ
不思議なことに、ある物語で負った傷がまた別の物語で癒されることがある
今回は、そんな痛みを斜め上から救われた回でもあった
その"斜め上"っぽさが、卓での相方さんっぽくて、なんかいいなぁってなる。心の中のそういった痛みとか悲しさが救われる瞬間なんて、人生で何度もないことなんだよ。本当なら、そこに関してもっと色々PRをして、掛け合いをしたかったけれど、諸事で自粛してしまったのが後悔としてある (もう少し演技をわーってして、しっかりキャラクタの人生を演じてあげて、コウやマシロにもっとちゃんと想いを手渡したかったな)
謎の性癖?の吐露になるけれど
ヒトの人生を80年程度だとして、もし残りと引き換えに寿命20年くらいの犬に生まれ変わることができるなら、それは選びたい選択肢だなと思う。温かい手触りを残して、好きな人に見守られながら死ねるなら、それはとても幸福じゃないか