(出勝の人間視点の本誌感想注意)

あセーーーフ前回からまだ数日しか経ってないじゃん！！！じゃあたぶんまだしばらく終わらんじゃん！！！とか復興も思ったより前向きっぽくて良かった……とかお茶子さんのお父様！！とかエンデバポーチの子たちだ！！とか映画の皆さんだ！！とかヴィジランテの方々もいるぞ！！！とかちゃんかつ右手やっぱりダメージデカイよなあ…厚みがないのが痛々しい……でも本人やる気だし絶対大丈夫と信じてるぞ………！！とかそれはさておきお医者様にワケわかんない生き物認定されててわろたとか色々あったんだけど
あったんだけど涙の衝撃波で一回全部吹っ飛んだ正直 脳内にウアーーーーーーーーーーーーーーーーーッ！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！しかなくなった 比喩とかじゃなくマジで

そうだよなあ………！！！！！！！いやさあ～～～私前回の感想で、「かっちゃんがデクの未来を信じてくれてるから大丈夫」って書いたけど 当のかっちゃん本人が信じてたが故に大大大ショックを受けてる姿にもう 何度目かわからん朝まで生大反省会をする羽目になった
ヒロアカ読んでて今まで幾度も「少年少女が持つタフさ・生きた人の心の柔らかさ・若さと繊細さ」等々を自分が軽んじてたことに気付かされてはその度反省会を行って参りましたが、ここエピローグに至ってさえまだ俺は……俺ってやつは………！！！！になった 君もまだ……少年なのに…………それを私は私闘の夜に知ったはずだったのに……………(n回目)

「えええ」ってもう……なあ……… 言葉になる前の感情が口から音になって出ちゃったって感じが あまりのいとけなさにリアルに心臓痛くなった
自分の右手が、つまりは個性の半分が使えなくなるかもしれないって聞いても前を向き涙一つ溢さなかった君が それでもデクとの未来を失ったとわかった途端にそんな風に泣くんだね まるで宝物を取り上げられた小さな子どもみたいにさ……
我が事のようにというか実際もはや正しく我が事なんだろうなというか デクへの哀れみとかそういうことじゃなく、「デクとずっと競い合ってく人生」がもうかっちゃん自身にとって何物にも代え難い大切な夢になってたんだろうなと そんでそのこれからであり未来を心から楽しみにしてたんだろうなっていうのが……溢れ出した言葉の表情の涙の一つ一つから痛いほど伝わってきて……… いやねえのかよサービスは！！！！！！！！！！！の一心ですこちらとしては…………

自分の腕のことで前を向けたっていうのも、デクの存在がデカイんだろうなというのが直後の「あいつ」についてのセリフからだけでもわかるしなあ もちろんかっちゃんは強い人なので、デクがいないとダメってことはないだろうけどでもさ… 「いーや」の時の目許とか「だもん」っていう素が出たような口調の幼気さとかそういうの見てると、全然ショックじゃなかったってこともまた絶対ないだろうし
デクは無個性でも諦めなかったんだから俺も負けてられない、そのデクと一緒に絶対ヒーローになってやるんだっていうのが大きな力になってたのは確実にそうだと思うし
それに今、無個性に近い状態に自分が初めてなってみて 改めて今までのデクの気持ちとかを実感をともなって考えることもあっただろうし ていう状態で「無個性に戻る」って聞いたらそりゃなあ………泣きもするよなあ……………

あの決壊する寸前、デクとかっちゃんの右腕を対比のように映すシーンがほんとにさ 過去の行いへの後悔とか失った未来へのショックとか、そういう色んな感情が一気に押し寄せてきたんだろうなと顔を見なくてもわかるのがね…… 読んでてマジで胸が苦しくなった 加えて表情もどんどん幼く子どものようになっていくのがなあ………
デクへの仕打ちについてかっちゃんが本気で反省してるのはわかってたけど、純粋な後悔みたいなものは今回の姿に一番感じたかな私は…… デクに悪かったっていうより、こんなことならもっと早くに過ちに気付いてればとか、そもそも最初からもっと大事にしてればとか そういう自分自身の心への生々しい傷としてダメージを受けてるように見えたというかね………

かつまほちゃんも出てきたし、恐らくは正式に劇場版三作が正史となったんであろうと思うし 今回と同じことになりかけた出来事は過去にもあったことになるわけだけど(ちゃんかつがどこまで覚えてるかはさておき)
あの時から更に成長してるとはいえ、かっちゃんの胸中には当時すでに今と近いものがあったんじゃと個人的には考えておりますが だけど前と違ってそれを今はこうも素直にデク本人へ溢すようになったんだな……と思うと、かっちゃんの心の成長であり変化を感じるし それはオールマイトも言う通り、決して弱くなったわけじゃなく そうやって柔らかい部分をも見せることができるっていうのがかっちゃんの新しい強さなんだろうなとも思った

最高のヒーローという言葉、デクはもちろんだがかっちゃんにもここで贈られたのが本当に嬉しかったなあ……勝って救ける、救けて勝つをそのまま実践したような最終戦だったもんなあ あの夜示された最高のヒーローに今、二人揃ってなったんだな……… 次は君たちだっていう映画三作目のキービジュを思い出しもしたしさ…
てか最終回案の一つがそのライジングだったらしいけど、だとしたら原作のライジングは今なんだなとも思ったし 当時その話聞いた時、原作でやるかもしれなかったことをやっちゃっていいの！！？？？という驚きと多少の不安もあったけど、数年越しにやっぱり杞憂であったということがわかってそれも嬉しいですほんとに……

しかしさ お前との未来を夢見てた、っていう切なる願いとそこに込められたこれ以上ない大きな気持ちをここまで明け透けにぶつけられてなお「メンタル弱ってんだよ」はさすがの緑谷出久すぎていっそちょっと笑ったわ 君たちさては一生そうなのね！！！？！？！？？？？？いや動揺して咄嗟に出たっぽい言葉なのはわかるけど！！！！！
でも史上最高っていうかむしろ史上初めてデクへのクソデカ感情を素直に本人へ吐露してたと思うんですけど……もしやまだ相手にとっての自分の存在の重さをいまいち理解しておられない………？？？いや今回のことでさすがにちょっとは伝わったかもしれんが…
だとしても、自分の個性の喪失が相手にとってもショックな出来事だろうとは少なくとも涙を見るまではマジで1ミリも思ってなかったんだろうな……という態度なのがさ………… めっちゃ好き いい加減気づけや君らという気持ちとずっとそのままでいてくれという気持ちが交互に去来する………
2コマにわたって目玉飛び出し続けてるのも笑う ガン見しすぎ どんだけ驚いてんだ いや泣いたのは読者としても驚いたけどにしてもさ！！！！！！！！
まあしかしそういう己の存在の重さへの感覚の薄さって、無個性であることとそれを虐げてくるやつがいたからって面もでかいか………と考えるとあれだけど かっちゃんの後悔もそりゃひとしおか………………

でもそれまでわりとあっけらかんとしてたデクが、かっちゃんが泣くのを見て初めて少年らしく泣き出すっていうのもす～～～ごい良かった かっちゃんは自分の腕や個性のことよりデクとの将来の喪失を思って泣いてたけど、たぶんデクも似たような感じなんじゃないかなこれは…… 話すうちにだんだん目と口が震えていくような描写がリアルでまたさ………
力を失ったこと自体より、かっちゃんと競い合ってくヒーローとしての未来が潰えたことへの涙じゃないかなと思うし 他でもないかっちゃんが一緒にそれを悲しんでくれてることとか、それくらいかっちゃんが自分に期待してくれてたってこととか 期待してくれてたのに叶わなくなってしまったこととか 目の前のかっちゃんの姿を見て、そういう諸々の実感がやっと湧いてきたみたいなとこもあんのかな～と思ったし かっちゃんが大事にしてくれてたものを自分がなくしてしまったみたいな気持ちももしかしたらあんのかもと思った いやこれは私の妄想ですが……でもライジング(映画)で個性失った時も、何よりオールマイトの期待に応えられなかったってことに泣いてた子だからさデクは…………
なんかお互いにさ～～自分だけのことだったらまだ大丈夫だった風に見えるというか…… 相手の喪失によって受けるダメージの方がでかすぎて、そのことについてどっちもが泣いてるように見えんだよな……… 相手の何かを失った時に一緒にもぎ取られる部分がお互い自分の中にあるんじゃないかなというか……

いうて潰えたと思ってないけどね私は！！！！！！！！二人の未来にサービスという名の光あれ！！！！！！！！！！！！！
まあサービスなくてもヒーロー自体は出来そうでは…みたいなところもあるが 初期構想にあったらしいガジェット搭載無個性ヒーローでもいいし オールマイトがその原型になりそうな姿を見せてくれてもいるし… てかその先のマイトの戦い方にはデクの強さに倣うみたいな面もあったわけだし、あらゆる道具を個性のように使いこなすのはそもそも向いてそうではある
それに最後には二人で笑いあえてもいるし、すでに光が差しているのはそうなんだろうとも思うしね てか涙もだけどそういう柔らかい笑顔も普通にデクに見せるんだね………もう本当に全部曝け出しても大丈夫になったんだろな………
あとここかっちゃんのご両親が外で待っててくれてるのも地味にいい 本当素敵なご両親だね… あの光己さんをしてなんで動けんの！！て言われてんのは笑ったが

デクもかっちゃんも子どもみたいに笑っててさ マジで今まで色々あったけど、最後に至るのがこんなにも透明でまっすぐな関係なんだな～と思ったら 泣いた この先どうなろうとも手を繋いで捻りのないストーリーを描いていってくれ………

とはいえOFAは二人の憧れの形でもあるので、やっぱあるならあるだけいくらでもあってほしいですけどねサービスは！！！！！ここ数週マジでそればっか言ってるが サービス恫喝マンと化している
なんかそういう道筋の伏線というか光明はないのかどっかに…… 例えば死柄木さんが最後の最後になんかこう…奪ったり与えたりとか……ないか………
さておき死柄木さんといえば、いやもう転弧くんと呼ぶべきなんかな なんにせよ最後の言葉が「頑張れ」なのマジで良かった 皮肉と取れる言い方なのが最後まで連合のトップでもあり……一方で 「待ってるのは破滅だけ」って言ってた頃からの変化を思うと100％皮肉ってわけじゃないんじゃとも思ったり… 「頑張れって感じのデク」に対する死柄木さんからの言葉としてめっちゃいい 死柄木さんのこと嘘偽りなく大好きだったな本当に…
笑顔もすごく好きだったし、オールマイトも言ってたけど最後に見せてくれたのが笑った顔なのもグッと来たわ 全部じゃないにしても少しでも心は救われていたと思っていいのかな…

あと救われてたんだとしたらやっぱ連合及びスピナーの存在もでかいんじゃないかな～と思うってかスピナーどうなった！！！？？？？マジで 最後らへんの鱗って一線超えた時に生えてたヤツだよね？術後？医療行為？っぽい雰囲気あるし一命は取り留めたと思っていいのか？？？出来れば命とともに人としての意識も取り戻しててほしいんですが……
デクは最期の言葉を託されてるし、邂逅する場面もこれからあったりすんのかな 先週は余りのスピード感にガチでもう終わるのではと焦ったけど、落ち着いて考えたらその辺まだまだ見たいこといっぱいあるからな 巻末コメント的にも丁寧に描いてくださる気満々っぽいし マジで楽しみ 今週来週で終わる感じじゃないなら、単行本の配分からしてあと10話前後はありそうだしな… 結は短くどころか万里くらいあっても全然困りませんのでどうか…………

そして「タイトルに戻る」ってことは今週の引きの通り学生生活で締めてくれるのかな～ということに何よりのワクワクさんでもある！！！！どういう終わり方でも受け止める覚悟はできていたが、たぶんだけど叶うなら一番見たかったやつこれ！！！！！！！嬉しい 大好き僕のヒーローアカデミア………
前回の感想でも書いたけど先輩ズの卒業式とか、あと心操くんの転科の件とか 色々ポジティブな方向にも見たいもの多すぎるよ！！！楽しみ～！！！！マジで数年ぶりに純度の高いハッピー感情マックスで楽しみでうれし～～～～！！！！！！！！！いや自動で平和にはならん言うとるししんどいこともそこそこありそうではあるが…

今回のこのやりとりがあった後の幼馴染の距離感も見たすぎる 変わってても変わってなくてもいいしとにかくどんな感じか知りたい…… ただ若干心配なのは来週ちゃんかつ退院間に合ってる？というところだが でもデクだってかなり重傷だったろうし、そのデクが登校できてるなら結構時間経ってんのかな 髪型はファンキーなままですけども…
あとその昔、デクの父親もいずれ出すってインタビューかなんかで仰ってたと思うんだがその辺もこれから来るのかな ご子息大変なことになってても一切描かれなかったがマジでどういう感じなんだ 本当に単なる海外赴任なのかなんか事情があるのか………
それとお父さん問題と言えば(?)轟家もな………… 荼毘さんはさすがに助かってないのかなあ 死柄木さんとかトガちゃんほどハッキリした描写はなかった気するけど…

そんでトガちゃんと言えばなんといってもお茶子ちゃんよな 静かな眼差しと傷口に沿えた指の先に何を思うのか、しまっておいた気持ちを最終的にどうするのが彼女の選ぶ結論なのか……
展開によってはデクと結ばれることもあんだろなとは正直結構前から考えてるが だとしても敵を倒してお終いじゃないのと同様、単に告って両想いでハッピー！で終われないのがヒロアカの面白いところだし楽しみなところでもある
デクとの関係に変化があるとしてそこにトガちゃんとの物語が絡んでこないはずないからな… ていうか感触としてはトガちゃんとお茶子ちゃんの物語にデクが絡んでるって方が近いまである お茶子ちゃんが今トガちゃんとの結末を経て何を考えているのか、そこにどんな答えを見出すのか 今からすごく楽しみです

しかし俗な話、なんか予想つくから嫌なんだけどもしくっついたとしていわゆる最終回発情期（笑）とか言う輩がいた日にはここまでちゃんと読んでたらそんな感想が出るわけねえだろうが！！！！！！と叫びながら暴れまわる化け物になってしまいそうで怖い そうなってたら殺してください
あと俗な話その2として、ぶっちゃけ出勝の女としてはそうなった時にその後の身の振り方をどうすっかな～というのも昔はちょっとあったんだけど 今は正直原作の関係性で大満足昇天成仏モードに入っちゃってるので、心底フラットな気持ちで見届けられそうでそこはすごく安心してる 己の邪念ほど読むのに邪魔なモンないからね……

以上でしょうか！！？？？いや～～～～～～なんか～～～～～なんかいろいろあったんだがあの涙を思うと依然思考が停止する 感じたこと言いたいこと好きなところがまだまだ全然書ききれてない気するけど自分の能力ではこれ以上言葉にしきれない感もある もう424話だというのに新鮮かつ鮮烈かつ爆発的な魅力を秘めててすげーや本当に 一生死ぬまで大好きだ…………
あとはもう、もうちょっとだけつづくんじゃ！！ってことみたいなのでとにかくそれがマジで嬉しいに尽きる！！！！！！！！10話と言わず10冊分くらいエピローグでも全然いい その後が気になる人たちしかいないし全部見せてくれ………
マジで来週からもめっっっっちゃ楽しみ！！！！！！！！！！！！最後までずっと終わっても大好き！！！！！！！！！！！！！愛してるぞ！！！！！！！！！！！！