存在しない日記

日曜日
今日はボクがボクでいられる最後の日だった
朝に先生に呼ばれた内容は多分症状についての説明、ちょうど良かった聞きたいことがあったから。
先生とのボクについての話しは何事も無かった
ただ質問に関しては月曜日と考え方が変わってたなぁ、ボク自身もびっくりしたこれは羽瀬嵜さんに出会って花を羽瀬嵜さんにかさねちゃったからかな、、、

先生に羽瀬嵜さんの症状についての聞いてみた、全然答えてくれない事がボクは答えだと感じたキミが知っている事が全てだと現実を知らされた気がした。

話が終わった頃には僕の心は決まっていた。
羽瀬嵜さんの為に命を使おうと、ここまで考えるって事はもしかしたらボクは羽瀬嵜さんの事が好きなのかもしれない、
書いてて恥ずかしくなってきた

心を決めたら早かった、写真になんか意味なんてないって思って部屋に置いていたカメラ手に取り
羽瀬嵜さん達が待つキッチンダイニングへ、ボクが居なくなってもボクが居たっていう証を残るために
着いたらびっくりした凄く綺麗な光景が広がっていたから、ボクは思わずシャッターを切った
そしたら羽瀬嵜さんにカメラを奪われて消されちゃった、、、すごく綺麗だったのに、、、

その後カメラを返してくれないから交換条件？で羽瀬嵜さんのカメラを使わせて貰う事にした。
消されちゃうかもしれないけど、写真を取りたかったから

羽瀬嵜さんとみんなとの思い出の場所を回って沢山写真を撮った、羽瀬嵜さんはボクのかっこ悪い所ばっかり撮っていたのがちょっと納得いかないけど、、、
でもその写真があれば来週以降もボクの事忘れないでいてくれるかな
大体回って最後にボクたちの部屋で写真を撮った二人でのしゃしんを撮りたかったけど失敗しちゃってちょっぴり寂しくなっちゃった

写真を撮り終わって話をしていた時、羽瀬嵜さんから日記を読んだって言われた、、知られたくなかったけど知られちゃったのはしょうがないか、、、
それでマリの手紙も見せてって言われた。
ボクはその時ちょっとしたズルが浮かんだ、
多分、、いや、絶対に羽瀬嵜さんはボクの命を使う事を了承してくれない。
だからボクは約束をした
「一つだけお願いを聞いて」
来週でもいいよって言ったけどお願いを聞いてもらったらボクは来週にはもう居ない、
やっぱりズルだよね、、ごめん


羽瀬嵜さんはお願いの件は了承してくれた

その後、最期のご飯を食べてリビングを覗いたら、星が綺麗で見惚れちゃった、羽瀬嵜さんの花と同じ形の作った星座を見ていたら、急に羽瀬嵜さんに声をかけられてびっくりしちゃった。

その後リィとペネロペがカードで遊んでるのを見てリィがズルして勝っているのを見て軽く注意したけど人の事言えないや

カードも終わり部屋へと戻る
ここからがボクの正念場
ボクは羽瀬嵜さんにお願いをした
「ボクを永遠にして」
残酷なお願いだと思う、酷いお願いだと思う、
ボクだったら絶対に許せない。

でも、キミはお願いを聞いてくれた、今のボクがボクのままで永遠になるとかホントはねどうでもいいんだ、ボクはキミに羽瀬嵜さんに生きて欲しかったんだ。
これからのきっと明るくなる人生を生きて欲しかった。
隣に居たかったけどそれは叶わない願い

そしてボクは永遠になった

心残りがあるとすれば羽瀬嵜さんの事を清って呼べる関係になりたかったなぁ