#天国と地獄 第8話で日高の本性が垣間見えるあの、コ・アース社での会話や、日高が彩子を回想してた場面、とても好き。彩子のことをなんとなく太陽のように捉えていそうな気がする…※ややネタバレな追記をしていく予定
※天国と地獄〜サイコな2人〜
の私の感想スレッド
https://twitter.com/komisokabot2/status/1361478812001730562?s=19
でネタバレしそうな補足は
こちらのふせったーに追記している。
※また、Twitterとふせったーに分散して書いていった私の感想は、はてなブログ日記にもコピーまとめを置いていく予定(リアタイ視聴の時系列で)
https://mottiii.hatenadiary.org/entry/2021/02/04/103950
日高の本性(日高がひた隠しにする、ヒトへの愛情のようなもの)が割と垣間見える気がする第8話の様々な場面のうち、私が特に好きだな〜って思ったところを書いておきたい。
・あのコ・アース社で彩子に言われたこと(善人でも悪人でも殺されて善い訳がない、それをなし崩しにするべきではないという、正論)に対して「照れる」という表現で反応した日高
・日高の身体の彩子が逮捕されるという危機に際して日高の脳内に浮かぶシーンが、法の倫理に基づいて人を助けようとする彩子の姿だったこと…日高が考え抜いてもそれを出来なかった正論から、いつもブレることのない彩子のこと…疎ましいくらい眩しい太陽のような彼女をやはり救いたいという気持ちが、日高の中には抑え込めない程度になっていて、あんなに慌てふためいて彼女を救う方法を考えていた日高は、太陽や満月を仰ぎ見るように彩子のことを思い出していたのではないかな…
・つまり常に形を変えて生きるしかない月のような(時に優しく受け容れ、時に心を殺し、時に残酷な振る舞いをせざるを得ないような)日高、とは対照的な、彩子という常に真っ直ぐで眩し過ぎて目を灼くような太陽に、どうしても向き合わなきゃならない運命なのでは、
もしかすると、だから彼は4話で「そうか…だから貴女だった」という気づきに至ったんじゃないかな
※「だから貴女だったんですね」については
こうも感じた
↓
自分の正義を貫く為には地獄行きも辞さないという共通点、で自分(日高陽斗)と望月彩子の二人は結ばれているのだ…という気付きだったのではないだろうか
・歩道橋における日高の振る舞いの分かりにくさに、もう彩子は騙されていない、日高の「本性」を見抜いている
視聴者には薄々分かっている日高のあの気持ち、それを日高はストレートに出さないけれど彩子はそれを信じている
流石だ…
※ホントに彩子に罪を着せようとするなら石だけじゃなく漫画もリストもサンプルQも持ってくるだろうし、なにより満月のこの夜の内に果たそうと焦りまくってた日高の様子から、こちらには本心もう丸わかりだもの
・あと、そんな日高の芯の優しさを五木さんが分かってくれているの心強いな…
・だからコ・アースの人々を少しでも傷つけたくはなかった日高が
社長辞任という道を選ぶのも納得する
・第6話を観た時点では、あのクウシュウゴウとあのクウシュウゴウ、そして東朔也が同一人物なのか疑わしかったけれど
↓
https://twitter.com/komisokabot2/status/1364147546730364930?s=19
この私の予想は半分外れて半分当たりだったのかも。
東朔也が「成りたい」と思ったという「元のクウシュウゴウ」が存在するんだよね…
それは居るのに居ないように見える新月のような存在
それを彩子は第7話にて、
「(無いように見えている新月も)そこにあるんだよね」と日高に語る
太陽が照らせない死角に入っているだけであって、月はいつもこの世にちゃんと存在している
と同じように
居るのに居ないなどという人はないという、
刑事らしいっちゃ刑事らしいし、結構、太陽っぽい主張だったと思う。
それも日高の心にどんなふうに響いたかなあ
ところで
第8話まで観た時点で改めて過去回を振り返ると
陸の師匠のあの名言がまた、めっちゃ沁みるのだった。
特にあの、仲間の前で言っていたこと…
そっか…なるほど…
光の当たらない人々の大切な働きを教えてくれる
やはり彼は陸の師匠なんだなあ…
陸もまた師匠にとって心の友、分かってくれるであろう人間なんだろな…
陸にも、まだ視聴者に見せてない奥深い秘密がありそう…お金、どう工面してるんだろ確かに…
師匠、以前あの陸が頼み事をした時に、仲間を大勢連れてきて手伝ってくれたよね…師匠は独りじゃないのよ…
いやあ…それにしても、望月彩子が日高陽斗の良心を信じる力強さも相当なものだな…日高陽斗としては、それ、嬉しいやら困るやら…
第9話を観ての追記
東朔也という人間の持つ本来の誠実さが、不幸な境遇によって、ああなってああなって、あのような方向に暴走する下地としては…
自分の存在が「無」であるかのような認識、それゆえの、それだからこそできた様々な行い、過ち…
↑という朔也への、理解というかアプローチとして、日高と彩子のそれぞれの性格が出てて面白いと思う
・日高陽斗の場合は、自分と紙一重の運命を生きた朔也の闇の部分を容認し引き継いで、日高陽斗自身をいざとなれば犠牲にすることを考えながら彼を助けて光と闇の世界を往来するけど
・望月彩子の場合は、朔也が少なからず受けていた、日高や陸からの愛情、つまり光のほうに、朔也の意識を向けさせたいから…
「いるのにいない」の考えは絶対に受け容れないし、つまり日高のことも朔也のこともその存在価値を、めっちゃ認めてるってことだね、結果的に
「行くよ奄美〜!」の彩子の横顔を、笑顔で見る日高、好き
「捕まるなら貴女が良かった」の日高も好き
新月の心も持ち合わせるけれど満月にもなれるんだから、
太陽から月は離れることができないんだと思うよ
※「捕まるなら貴女が良かった」の場面のことがどんなに好きかなど
第9話感想ふせったーにもまた追記した
https://fusetter.com/tw/vzcYdnQl