ハイキュー映画とハイキューマガジンの感想
IMAXの威力なめてた。シアター満員なのに嗚咽出るぐらい泣いてしまったけど、上映が終わったら同じく目を真っ赤にしている人たちがたくさんいてにっこり
もう制作陣の『烏野高校対音駒高校の試合を行います』の圧がすごい。観戦させにきてた。観戦してた
それでいてちゃんとキャラのモノローグを入れて、原作に沿った進みとはいえ試合の流れを壊さないような演出にしているのだからすごい
漫画→映像にするにあたって増える要素は動きと音なんだけど、動きの流れは漫画でもすでにわかっていることで、確実に新たな付加情報としては音の要素があって、きっとここがちゃんと噛み合わないと試合とモノローグを切り貼りしたみたいな感じになるんだろうなと思ってたから、試合とキャラクターのモノローグや回想がシームレスなのはすっごい『巧い』と思った。音響の担当さんたち、視聴者側にいかにストレスを与えないかって相当考えて頑張ってくれたんだろうな。サウンドもよかったし、よかったせいでボロボロに泣きました
※これはフォロワーさんと通話してて気づいたのですが、試合中にコート内の選手の視点になれるのってアニメならではの表現ですよね。実際の試合だと絶対にできない。アニメの使い方わかりすぎでは?(2/17 9:57追記)
あとやっぱりこれはもう単純な感想なんだけど、声優さんってすごいなあ…
吐息や声のゆらぎから感情の機微が漫画よりもより鮮明に伝わって、涙を引き出された。ありきたりな表現になるけれど、キャラクターに命を吹き込むってこういうことだよな
なんか原作でも研磨くんと黒尾くんの幼少期のエピソードすごい好きで、特に研磨くんのパパと黒尾くんのサッカー誘ってあげての一連のくだりが大好きで
あのシーンって研磨くんの、ひいては個人に対する最高の尊重と肯定なんだよね
黒尾くんの生来の人柄なのかもしれないけれど、あんな風に思われていることを知ったら、そりゃ特に好きでもないけどバレー続けようかってなるよ(日向くんとの出会いの会話より)
私はこういう古舘先生が描く“個の尊重”表現がマジでマジで大好きなんだよー!
だから木兎さんが月島くんに部活のことを聞かれたときも、木兎さんが『ーまぁ それはあくまで俺の話だし誰にだってそれが当て嵌まるワケじゃねぇだろうよ』、『お前の言う"たかが部活"ってのも俺は分かんねぇけど間違ってはないと思う』っていうところが大好きだし、木兎さんのこと好きになった大事な場面なんですよ
こういう個人のスタンスを尊重しつつもチームや組織で同じ目標に向かうことができるっていう表現をしてくれているところが、すごく祈りみたいなものを感じで古館先生好きです…ってなる
あと研磨くんのホラー描写が予想以上にホラーで容赦なくて怖かった。ひい…ってなった
もうあの原作でも古館先生がホラー描写の技術を詰め込んだ週刊ジャンプで連載しているスポーツ漫画とは思えない怖さを映画でも再現してやる!の気概を感じた。やっぱりどう考えてもジャンプ漫画のスポーツ漫画でやる怖さじゃないんだよな。なんでバレー漫画でナイフを首元に突きつけ合うんだよ、PG-12とかにならん?大丈夫そ?
兎赤の民としてはちょこちょこ挟まれるベンチコートをお召しになった二人に息が止まりそうになってたし、谷地ちゃんとの会話を入れてくれてありがとう…!!!!最悪まるごと端折られるかも…と思ってたので本当にうれしかった!!!
木兎さん(CV:木村良平)の「俺達がどのくらい強くなったか見て」と赤葦くん(CV:逢坂良太)の「…木兎さんちょっと圧が強いです…ゴメンね」が聞けたので心の中でガッツポーズしました
IMAXの推しカプ、かわいさもMAXでしたね…
映画二部作って言ってたし、鴎台が映画になるんだろうけどやっぱりVリーグ編も観たいので上映時間8時間19分でやってくれませんかね???
ってか光来くん(CV:花江夏樹)のジャンプ作品主人公感やばかった。日向くんが村瀬歩で光来くんが花江夏樹なんだから宇内天満は山下大輝でお願いしたい。ジャンプ主人公感のある声にしてほしい
えーーーー、もう鴎台戦観たい。再来週あたりから上映しないですか?そうですか…
特典もハイキューマガジンも最高だった。木兎さんのバレーボール教室参加したすぎる
ハイキューの世界に小学生として異世界転生すればいい?