アニメサクナヒメ9話に際し、サクナヒメ厄介オタク兼関係性厨こじらせた百合豚が呻いたり頭抱えたりしている話です。滅茶苦茶楽しんでいるが本当に頭を抱えている。続きはまだか!いつだ!!来週!?嘘でしょう!?
苗をさ!!!!!!植えたばっかだったじゃん!!!!!まだ二次分けつくらいにしか育ってなかったじゃん!!!!!!!!!!!!
って頭抱えてしまった。現実に繰り返されてきた歴史でもあるので、農家の皆様の辛苦がしのばれますね…本当に…あんまりだぜ…植えたばっか、植えたばっかなのにさあ…。
あとアニメの話で言うなら、カムヒツキ様がどうしてここまで米を重視するのか、の理由にもなる。これでつまり、今年の天穂は全滅ですからね。大事に大事に育ててきて、さあ今年も米を作るぞ! の心意気は、自然災害(火山噴火からの火山灰)や人災(鬼との戦)で簡単に無為にされてしまう。だからこそ食にまつわる神々は、特に保護しなければいけないのだ、という。
ゲーム勢みんなのトラウマ、大龍の復活で火山噴火と鬼の攻勢を同時にたたきつけられ田んぼも家も、家族たちすら行方が知れないここで〆るの、大変いい引きですね…人の心がない(※とても褒めてる)
・前半の瑞々しい爽やか具合、中~後半の熱い展開、からの絶望の幕引きで情緒ジェットコースターでしたね。まだ植えたばっかだったじゃんか…(まだ言う)
ゲームでの絶望感がよみがえってきたというか、実を言うと、プレイヤーがへっぽこでボス戦前にコメ収穫のリズムができていたせいで、ゲームでは収穫後にこのイベント発生だったので、なんやかんやダメージは少なかったんですよ。収穫しておいてよかった…! と心から安堵しましたけど。
青々とした田んぼが火山灰かぶって無残な有様になるの、あまりに辛い。無理。サクナ様の絶望たるや。しかも家も何もかもが失われ、人の子たちも、先に戻ったココロワ様の姿もないっていう。辛い…。
それはそれとして!!
好きポイントなんですけど!!!(自棄)
さっそく発明神としての本領を発揮しまくるココロワ様、大変良いですね。そう、あなたは優秀。知ってる。別に勅的には稲作は協力せんでもいいのにね、まあ技術革命を擬人化(神)したような存在ですもんね。千歯こきをみてなにか考えてたのもいいね。これはライフハックじゃがな、「困った」を発明・車輪の神に言うとな、解決策が降ってくるんじゃ。この展開待ってた。
着流しや軽装も素敵でしたね。着物が水色で袴が白なの、波の狩猟着味があって大変よき。
兎鬼のところでのサクナさんの述懐を聞いたり、具体的に稲作どうやってんの? を目の当たりにしたり、ココロワ様もいろいろと思うところがあるのすごく良い。
傷ついた兎鬼のとことも良き。
「敵に情けをかけたら自分らの首を絞めるだけだが?」は正しいが、「傷ついて息も絶え絶えで襲っても来られない相手を見捨てるのか?」もまた正しい…。どちらも正解だし、これ以外の答えもあるんですよね。私だったらどうするか…どうするかなぁ…どちらもできずに見て見ぬふりをしそうだな…ふはは情けねぇ奴だ…。
ただ、田右衛門の「こちらがやられるかもしれないからさきにやる、は、石丸と同じ考え」って説得は、峠のみんなが至る結論としてものすごく納得感があるんですよね。かいまる筆頭にあそこにいる面々は、石丸の考えの犠牲者なので。自分らを苦しめた道理を、今度は自分らがするのか? に否を返せるの、ある種の強さだと思うし、憧れるよ。
ココロワ様(知識を蓄えた発明神)だから気付ける異変をたどり、アシグモも合流して四柱で城攻めするの、アニメだからこその展開でよい再構成だ。本当に良い。
ココロワ様あなた文官でしょ!? とは思ったが、機巧兵を召喚(というか都から分けてもらったっぽい。カムヒツキ様なんだかんだ過保護である)して戦うの車輪の神で良いし、機巧兵が大活躍するのもすごく良い。機巧兵、攻守ともに抜群の備えで、ココロワ様の努力も感じられるし、このタイプを簡単に一掃できたサクナ様の強さも実感できて大変にこにこしましたね。というかシンプルにつっよい。
べっ別に羨ましいなんて思ってないですよ!? 砦攻めすごく大変だったのに一掃かよ羨ましいゲームでも実装してください、なんて思ってないですとも!! ええ!!!
あとこれは百合豚の妄言なんですが、サクナ様がココロワ様抱っこして回避するのとか、「ココロワはここにいるのじゃ」って物陰に置いていこうとするのとか、それに対してココロワ様が「嫌です私もできます!!」つって機巧兵が活躍するのとか、なんかもう……沁みる!
蝦蟇鬼を機巧兵が足止めし、ヨモツホムスビをアシグモが「我が預かろう」と伝え返していくのも熱い展開で大好き。かつてはサクナ様が預かった戦いを、今度はアシグモが預かり返すのすごく良いですね…そしてアシグモの体捌き、これは天返宮アシグモの貫禄(ゲーム要素ぶっこむのやめようね)
石丸との戦いも滅茶苦茶カッコよくてものすごくよかったですね!!!!
時間経過で、砦に到着したときは昼間だったのが、徐々に日が暮れていき、VS石丸戦では燃えるような夕焼けのなかで火花を散らすのカッコいい以外言えない。
石丸の戦法も銃、太刀を駆使したものすごく”人間らしい”戦い方でよかったですし(銃の弾装填をショートカットするために、兎鬼が新しい銃を持ってくるあの挙動が再現されてたの興奮した)、対するサクナ様も皆の力を感じながら戦うの本当にすごかった。電光石火→飛燕でダメージを重ねつつ、大太刀と銃の攻撃を羽衣使って縦横無尽によけまわり、雷霆万鈞と居合(居合もすっごいかっこよくて大興奮した)、とどめの荒田起こし(だよな多分)、ほんっっっっとうにカッコいい。武神の貫禄である。うちわ装備しちゃうわこんなん。
石丸にとどめは刺さないのも、兎鬼に対する田右衛門の言葉を受け入れているってのもいい。そしてそこで「桂のやつか…」って察する石丸も、お前ほんと、田右衛門と腹割って話せよ…。頼むからさ…。
前半の背景美術はもちろんですが、後半の、VS石丸から大龍復活、灰をかぶって真っ白になった峠の家で、そこだけ赤く燃える炎とかも、凄みがあって美しかった。いやあまりにも惨い光景なんですが。
ともあれ次回が本当に待ちきれませんね。えっこの引き放送は一週間後? ご冗談でしょう?