「蛍子のために」日記一日目。「パフェ食べて満足! おいしかった!」(HOバレはないけど話してない設定部分の話が含まれている)
やたらパフェに執着してたのは、本筋とは全然関係ない設定として「製菓学校を目指してる」ってのがあって、その関係で色んな甘味を今から研究しているからです。
あと大人しい子を目指してたはずなのにすごい元気な子になっちゃった。この後軌道修正したいけど多分このまま御門先輩相手に小ボケをかまし続けるキャラになります。
御門先輩、ごめんね。
----(追記)----
今更だけど、「くぐり桜が秘密に入ってたらショック受ける」って条件で、堂々と自分ショック受けてるのに、素直にくぐり桜HO公開したのまずかったのでは????
でもまあ、おかげでもう一人多分あの頃にくぐり桜を利用した人がわかったので、「なるほどそれなら俺かお前のどちらかだな!」という感じだよね。
燐ちゃんの方が採用されたのかな?
それはそれとして、くぐり桜の秘密見た時「冬木の聖杯かよ」って言いそうになったのをぐっとこらえたことを今ここに告白しておきます。
----(モノローグ)----
くぐり桜のことを知って、なんとなく、ああもしかしてと、思ってしまった。
私はたしかに、あの時「お姉ちゃんの体が良くなりますように。病気が治りますように」と祈ったはずだ。でも、その頃には既にあの人が好きだった。
十年前はまだ中学生だった。だから、「お姉ちゃんさえいなければ、振り向いてもらえるかな」と思ったことがないと言えばきっと嘘になる。もう記憶は薄いが、そう思ってしまった可能性もある。もしかしたら、あのくぐり桜は、私のその願いを読み取ってしまったのかもしれない。
それが原因で、お姉ちゃんが。
いや、そんなことはない。いくら願い事が叶うと言っても、それは迷信だ。そんなことがあるはずはない。
でも、お姉ちゃんの幽霊が出たという話を聞いてしまった。本当に幽霊がいるなら、願いが叶うなんてことも、あるかもしれない。
あの人もくぐり桜のことを聞いてショックを受けていたように見えた。もしかしたらあの人も、何かくぐり桜に願い事をしたのかもしれない。でも、きっとあの人のことだ、純粋にお姉ちゃんの病気が治るようにと祈ったはずだ。
もしくぐり桜に願ったせいでお姉ちゃんが死んだなんてことがあれば、きっとそれは私のせいだ。
だからというわけではないが、お姉ちゃんの幽霊が本当にいて、もし私にできることがあれば、できる限りのことをしよう。
死んでほしいって言われたら、どうしようかな。昔死にかけたことがあったけど、あの時に来なかった番が回ってきただけ、と思うべきなのかな。できれば、死にたくはないなあ。