ホグワーツレガシー:セバスチャン周り〆 エンディング含め
俺転入生はスリザリンなんだけど、最後にスリザリンに100点されてワーー!!ってところにセバスチャンもオミニスもいなかったのが答えだと思うんだが、アズカバン送りにしたらマジでアズカバン送りになるんだなこれ……差分作るの大変だから抜いたんだろ感。いやアズカバン送りするしないの反応で「これどっち選んでも送られんのか??」ともちょっと思ってたんで。そのあとどうなっただろうか、みたいな妄想話は前回延々としたので、このルートでアズカバン送りにならなかったセバスチャンの話をします。
アンはセバスチャンをおそらく生涯許さないが、生きることこそ罰であり贖罪ということにしたのか。まあほんと、叔父を殺したことについては言い訳できないからね。結局アンを呪ったのも十中八九ルックッドだったし、あれだけ憎んで恨んでいたゴブリンのせいではなかった。俺転入生の友人だった(少なくとも俺がそう信じていた)ロドゴクのこともエライ言い方しよったし、俺転入生の話もろくに聞こうとしなかったしな。あとで謝られたけどさ。
さんざん繰り返しになってしまうけど、両親が亡くなった不幸、アンが呪われた不幸、ソロモンとの相性が死ぬほど悪かった不幸についてはセバスチャンが悪いわけではない。けれど「アンを救うため」を免罪符にして自分を信じてくれたオミニスを何度も裏切ったこと、アン自身の気持ちに寄り添おうとしなかったこと、ソロモンを殺したことについては全部セバスチャン自身の罪だからな……。身内を憎むしかなかったオミニスと、身内を殺してしまったセバスチャン。一方、俺転入生も何故か突然フィグ先生を失いました。スリザリンなんでこうなんだ。
主人公の選択にかかわらず、ランロクの攻撃をまともに受けてしまったフィグ先生が愛するミリアムの元へ行く、というのは綺麗な終わり方だと思う。妻が見つけたがっていたものを見つけて、守り切ったともいえるけど、今回の事件の発端といえば発端でもあるのでその清算という意味でも。ただこの状況からすると、現代(レガシー軸)で古代魔術にかかわった人間ほぼ全員ろくな死に方してないんだよな。そこそこ深く関わってひとまず生きてるのって、アズカバン送りになったハーロウくらいでは。セバスチャンもそれなりだけど、彼は人を殺す咎を背負ったのとアズカバン送りと表裏一体の人生なので死んでないからマシってことはないし。子孫がいるあたり、ほかの守護者たちは概ねまっとうに生きられたのかもしれないけど、何らかの形で古代魔術に人生を縛られたり、古代魔術によって非業の死を遂げた人も多いのかなって印象。
まあ後付けとはいえ現代やハリポタ時代に古代魔術がろくに伝わっていないのって、古代魔術が素養に大きく左右されるから体系的に伝承しにくいってのもあったろうし、イシドーラの事件が起きるまではほどほどに古代魔術によって何かをしてきたことはあったのかもしれないけど、イシドーラの一件でこの力の危険性がかなり高まってしまったのでとにかく隠す方向にシフトしたのかな。そのうえで、もし素養のある人間が現れたら強制的に試練を受けさせて、心が弱いor力が足りなければ芽を摘むというか、試練にかこつけて「中途半端な心と力の持ち主に古代魔術を伝えてはいけない」っつー名目で殺してたんじゃなかろうかという気持ち。守護者にそういうイメージを持っています。
ただランロクがあれだけ大暴れしても力そのものは消えなかったので、イシドーラのやったことって後世にとんでもねえ爆弾を残したのは間違いないのでそりゃ慎重にもなるわな……ってのも分からんでもない。一歩間違えば本当に魔法界が滅びかねないし。でも後付けだけど、あの力はおそらくハリポタ世代には残らなかったんだろうから(あったら誰もがほっとかないだろうし)、どう転んだかはさておき転入生がどうにかしたのかなーとも思う。ダンブルドアとかもすごい魔法使いなんだろうけど、これだけ古代魔術で無双できる人間は後にも先にもいないと思いますし。
もし好き勝手に力を振舞うのではなく、守護者としてあれだけの力を相殺するなら当然ただでは済まないと思うけど(犠牲と代償はつきものなので)
てかイシドーラが殺されてもどうにもならなかったあたり、この世界って術者が死んでも魔法や効力そのものが消えるってわけではないのかな。そうするとルックウッドが死んでもアンの呪いは消えなかったんだろうか。それともルックウッドなら呪いを解けたんだろうか。でもそれならセバスチャンに逆恨みされても仕方がないところ、そういう雰囲気でもなかったし、術者本人だからって簡単に呪いを解けるってわけでもないのかな。あんま魔法の仕組みが分からないよ。
セバスチャンがこれから本当の意味で闇の魔術をきちんと扱える心の強さを手に入れられたなら、闇祓いとして奪った命よりも多くの命を救うこともあるんだろうか。そうであれば、それはいくらか希望の残る未来のような気もするけどね。オミニスも闇の魔術は金輪際、たとえ自分が死ぬような目にあっても扱いたくないだろうけど、闇の魔術に苦しめられているような人を救う道を選べるならいくらか慰めにはなりそうかな。もしくは教職でもいいかもしれない。現代では血統主義こそあれどまだそこまでひどい差別は起きてないようだが、純血でなくとも正しく善の魔法使いであれという生徒への支えになるのも救いかなーという気持ち。
まあ、そんなことゲーム本編からはぴくちり言われてないので全部妄想ですけどね。
セバスチャンにとってもオミニスにとってもアンはアンで、転入生はアンの代わりというわけではないと分かった上で、それでもセバスチャンやオミニスにはお互い以外の誰かがもう1人必要だったような気がする。この2人は2人で絆があるんだけど、重荷だと思ってなくてもお互いが重すぎてきっと潰れてしまうので。そこに転入生がいて、2人がそれぞれ寄りかかれるような場所になれたら、いいなあと思う。
●守護者エンド
前述のとおり、ハリポタ世代に古代魔術の存在がほぼ残らなかったので、転入生がどうにかしたのかなと。純粋にあの力を丸ごと消すとなったら、それはもう転入生の存在そのものと引き換えるくらいのことになるだろうなという気持ち。まあ、それはそれとして卒業直後はこれまでのように密猟者や闇の魔術師と戦う闇祓いになっていたのかなーとも思う。もしくは友人や先生たちの尽力もあり、イシドーラの負の力も、古代魔術もうまく秘匿できたのだとしたら、それはそれでよかったねっていう。
●あの力は俺のものエンド
俺転入生はここまで概ね品行方正できたので、ここで突然「あれは自分のものです」とか言い出したらフィグ先生びっくりだったろうな。完全に使いこなせているのかは分からないけど、ランロクのように目が赤く光って、フィグ先生と2人がかりでやっと抑えた地下空間の崩壊や力の奔流やらを1人で制御してしまうんだから、イシドーラのこれを「遺産」として受け継いでしまえたんだよなあ……。
ただその力をもってしても私利私欲に走るとか暴走するとかそういうことはせず、すべての痕跡を消してどこかへ去ったとか、ハリポタ時代にもひっそりと生きていたんだろうか。いやまあここで力を手にするような人間がひっそりしてるとは思えんが、おおっぴらに存在を明かすようなことはしないけど、色々と思うがままに振舞って最後は痕跡を消してふらっといなくなるとか、そいういうことの繰り返しかな。
とりあえず、現時点であとトロコンまで5%なのでコンプしたのち映画全部見ようと思います。たぶんファンタビのほうが転んだらヤバイからあんま見たくなかったんだけど……色々あってマッツ・ミケルセンが出ることになったのだけは知ってるが気が狂うんじゃねえか。