無名街時代の二階堂の名前「カイン」の由来は「飼い犬」なのではないか、という想像に基づく個人的なヒドい妄想(以下、リンク先に続きます)
【念のためにもう一度注意:個人的な妄想です】
無名街時代の二階堂は幼い頃、無名街でも神や仏のように優しくかつ有力とされる男に目を付けられ寵愛されていた…ように見えたが、実はその男は、陰では多くの子供に性的な虐待を加え、時には子供をあるルートを通じ「売り払い」もする非道の輩であった。
彼はお気に入りの子供一人に「カイン」と名付け、充実した教育や生活を与えつつ、夜は性の捌け口として手込めにし、「気にくわなく」なったり「使い物にならなく」なったら使い捨てていた。
カイン…その名は聖書の人物からとられているように見えるが、実際の由来は「飼い犬」であった。
しかし、その何人目かのカイン(幼き日の二階堂)は、夜な夜な繰り返される過酷な陵辱の中、彼を裏切る機会を虎視眈々と狙っていた。そしてついにある日、カインは彼を告発するに至る。
彼の普段の優しさや力から悪い噂に目をつぶっていた無名街の「家族」たちも、さすがに惨状を目の当たりにし戦慄。カインたちを虐げ子供を売り払ってきた彼自身が「切り売り」されることになったのは言うまでもない。
「切り売り」される直前、彼は「最後のカイン」(幼き日の二階堂)に、呪いをかけるように言った。
「知っているかい。誰かに一度名付けられた者は、一生その名に縛られる。私の、最後のカイン…死ぬほど愛しているよ。そして君はこれからも、誰かに愛されることだろう。カイン…いや、飼い犬として…」
その後、スモーキーやシオンなどとつるむようになったカインだが、汚名にも似たその名前を、無名街時代は捨てることがなかった。
いや、捨てられなかったのではないか、とも思える。
「飼い犬のカイン」として名付けられたことが、呪いの如くカインの人格の一部を強固に規定していたのではないか。そのようにも感じられる。
その後無名街を捨てたカインは「二階堂」として「裏切りと失敗の許されない家族」九龍グループ・家村会の中でのし上がっていったが、その過程で、彼を寵愛と籠絡で雁字搦めにした名付け親と同じく、才気溢れる若者・ノボルを籠絡し捨て去っていったのは皮肉としか言いようがない。