2序盤って1で出てきたキャラや出来事の紹介ノルマがあり、2-2「調査再開」で亜双義の紹介が入る。1-2でも出てきた回想シーンが再登場するんだけど、ちょっとした違いがあったのと考えたことの話。
私は昨日気が付いたから今ごちゃごちゃ書いてるけど、3DSの2時点で既出の情報なので今更な話だよ。
やりこんでる人はとっくに知ってた話だと思う。
■2-2追加台詞
「・・・・み。”密航”・・・・?」
「キサマのことだ。手荷物の≪旅行鞄≫にスッポリ収まるだろう。」
の台詞、2-2初出だよね…?って私は思ったけど見落としてるだけだったらスミマセン。
このあと、1-2でも出てきた「どうしてこんなことをしてまでぼくを英国へ?」っていう会話に繋がる。(出航後~1-2事件前の船の中の回想)
「龍ノ介は密航した」という1-2では説明不要だった情報を入れるための追加かなと思う。
この追加台詞は時系列だと1-1裁判直後(渡航前)になるけど、次の出航後回想への繋ぎとして上手いな~って感心しました。
これまで一切わからなかった誘った時の会話がここで二言だけわかるんだな…
ただしこの会話、「英国への誘い」じゃなく「密航」という手段の話なんだよね。
亜双義が誘う→龍ノ介が承諾する→→(追加台詞)
という流れがあったはずで、私としては前段階のどんな風に誘ったのか、何と言って承諾したのかとかも知りたいんだけど…。
あと回想を総合してわかることは、龍ノ介は亜双義が自分を連れる真意は何かあるだろうと感づいてはいるけど、聞き出さないまま承諾してついて行ってるんだよな。
この辺含めて龍ノ介の気持ちが知りたいよ…。
だけど永遠に答えがわかることはなさそう。
今後公式から何か出る可能性としてはアニメ化してこの辺のエピソードがふくらまされてるとかかな~。(予定無いし私は原作至上主義オタクなので大して望んでない)
まぁオタクの浪漫が詰まってる余白ともいえるので出なくていいです、答え。
■変更箇所
ほかにも削られてるやりとりとか表記の変更はあるけど印象的だったところの話。
狩魔の話をする回想。まず、この会話のタイミングが「亡くなった晩」だったのにびっくりした。1-2では「あの夜の光景」としか言われてなかったので。
たしかによく見たら背景にチキンらしい骨は映ってるけど…!1-2時点では事件の日の話ってことに気付いてなかった。(私の察しが悪いだけでみんなわかってることかもしれん)
食事後、睡眠薬の効果が出る前の会話だったんだな…
あと1-2だとBGMが「使命のサムライ」だったのが2-2では「追憶 ~消えた妖精」になってたから単純にすげー印象変わるなって思ったのと、それ使います!?って驚き。
以下変更台詞。
①
龍ノ介の「悪を”一刀両断”する・・・・オマエらしい心意気だな。」に対する亜双義の返事。
1-2「ああ。そんなところだな。」
2-2「ああ。そういうコトだな。」
ちょっとした違いでしかないけど、細かいからこそわざわざ変更したの…?って気になった。
1-2の方が曖昧なニュアンスで、2-2だと言い切りになってる。これはハッキリ肯定したほうが適切だと2制作時に判断されたのかなーと思った。
②
1-2
「オレには・・・・どうしても、やらなければならないことがある。
・・・・そのためならば。なにを犠牲にしても、かまわぬ。
それを・・・・キサマに見届けてもらえるとありがたい。」
2-2
「オレには・・・・どうしても、やらなければならないことがある。」
「”やらなければならない”・・・・?」
「・・・・そうだ。
それを・・・・キサマに見届けてもらえるとありがたい。」
「そのためならば。なにを犠牲にしても、かまわぬ」が抜けるのってかなり印象変わるじゃん!ってびっくりした。
1-2→回想の直前、龍ノ介がムチャをしてまで亜双義の遺志を継ぐと決める理由のひとつとして「亜双義は『なにを犠牲にしてもかまわない』と言っていた」を挙げるので必須情報
2-2→必須ではない
ってこと…?他の削除箇所は冗長だから削られたんだろうな~と思えたけどここはかなり違いが出てくる部分では…。
あと2-2では「やらなければならない」が、龍ノ介がオウム返し→亜双義肯定することで強調されてる。
この強調の方を優先して犠牲云々は削られたのかもしれん。
「なにを犠牲にしても、かまわぬ」なんて言われたらそっちが強烈すぎて「やらなければならない」への聞き返しはしないもんな。
③
そのあと龍ノ介は「あ・・・・ああ。わかった。きっと。最後まで、見届けてやる。」と答えるんだけど亜双義の返事が
1-2「・・・・キサマならそう言ってくれると思っていた。」
2-2「・・・・頼む。」
全然違くない!!!?ってひっくり返ってしまいました。(一番の衝撃ココ)
削られて印象変わったとかじゃなく完全にやり取りが「変更」されている。
この会話は1-2事件前日に交わされたものだけど、1-2返事からは1の自信ありげで堂々とした雰囲気、2-2返事からは2の龍ノ介に縋るような亜双義がにじみ出ている気がする。
あと私は亜双義が本当の留学理由を隠したまま龍ノ介を連れて行ったのはどういうつもりだったのか?という疑問に、1-2返事を根拠に「龍ノ介ならあとから本当のことを知っても受け入れてくれると信じていたから(理由のすべてではなく一部)」という解釈をしていたんだけどちょっと揺らいでくるというか。
こうして並べるとどちらの返答でもその気持ちがあったんだろうと思えるけど、2-2返答のみだったらこの解釈できたかな~~どうかな~と思った。
回想ってあくまで龍ノ介の思い出で、そもそも事実と全く同じとは限らずあくまで龍ノ介の脳と目を通したシーンなので、死亡直後と1カ月半後で記憶に変化があったともいえるのかな。
龍ノ介の中での亜双義解釈、変わったのか…?(これは考えすぎの域)
メタな話すると、回想の会話なんて使いまわせばいいのに2の制作時にわざわざこういう変更がされた意味を考えてしまう。
この変更に、作り手側が伝えたい2双義のイメージが込められてるような気がしてしまう。