マッドマックス:フュリオサ、2回目の鑑賞で自分にびっくりしたのは、「ジャックの緑の信号弾→フュリオサが確認して発進→表情変化を捉えつつバック」の一連でアホほど泣いてしまったこと。
あの瞬間の逡巡と思い直しの詰め込み方が今作の中で一番強いシーンなのかもしれない。
数千日待ち焦がれた帰郷の始まりにブレーキを踏めるような、そういう相手なんだなって。
わかったよフュリオサ姐ェ!姉貴の覚悟が!「言葉」でなく「心」で理解できた!
これでした。
門を壊せず突き進むしかないウォーリグと、援護と復讐心が交差しながら天才的な射撃をキメていく流れで、
やっと思い至りました。ジャック登場時点でもちろん予測できたんだけど、やっと考えが及びました。
「今度こそ救わねば」と思ってたのはマックスだけじゃない。フュリオサもじゃないかと。
義手で彼の足を掴み、刺され、捕まったトーストを見てるときに彼女に去来してる思いの一部が
今まさに目の前で展開されている!という気付きと、前作の脳内再生を同時並行して
感情がグッチャグチャのグチャになりました。今書いてる時点でもグッチャグチャです。
あそこ本当にすごすぎないか?
性暴力の示唆のような背後からの刺突を受け、今度こそ助けたい相棒の命を握って、
また失われるかもしれない守りたい未来を見て、そのどれもを救う決意の目をもってmy engineが再始動し、
彼が囚われてる過ちの象徴をぶっこわして前進を続ける。
もう降参です。また重ねがけされちゃったよ。