12人の淋しい親たち ネタバレある 思ったこと
動物だって育児放棄で人間が拾って育てたり、そのままなくなってしまうことなんて普通あるんだから、それが人間にないわけがないんだよなと改めて。
愛そうと思ったけど親になれなかったって、親自身だって親ガチャなのかも。感情ガチャ。あってはならないことかもしれないんだけど、一定層絶対にいるのは多分自然なことで、ただ人間はそれを他者が助けることができる知能もってるから簡単には死なないだけで。
他の動物も育児放棄された子を他の個体が育てるとかもあるし、群れで育てるとかシステムはそれぞれだろうけど。
自分ができたからって他人がそうであると限らないのは親になるってことも本当に変わらないことなんだなぁ。トランスジェンダーだってLGBTとかも、多数決を取ったら負けてしまうような中の問題の一つなのかもしれない。当たり前じゃないラッキーだった。自分を犠牲にして誰かを愛せることは本当はラッキーで尊いことなのかも。
子供は親を選ばないのを考えると、それこそネグレクト現在進行形の子の言葉と5号が確かに賛同したように生んで育てる、育てられなかったら殺して親の責任を取るも正直に理論的にはありなのかもと私はちょっと納得してしまった。倫理的にはもちろんアウトだし、しないけど、夫を見てるとそう言うことなんじゃないかって思う。夫を私は責められない。偏見を持って生き続ける人生になってしまったら、もし捨てるぐらいなら殺して欲しかったと思ってしまう子供に育ってたら。何が幸せなんだろうっていう。
殺してしまうの考え方の一説は愛の裏返しのようなものかも。これも人にはよるし、本当に快楽的な物として虐待をする人もいるだろうから、この場合は今回の愛そうとしたけどうまくいかなかった人たちの話で。
他の人と同じようにできないことがあるのは本当に辛い。
責任と命がかかってるなら尚更なのかもしれない。
別の話。
ラストの方に昭和の考えを押し付けていた9号の言葉が「もうそんなこと思ってる人誰もいませんよ」と最終的に一切相手にされなくなっていたのが令和〜って感じでとても良かった。やっぱりそれもネグレクトなんじゃないですか?っていう言葉は本当に毎回ハッとする。
舞台観て考えるの楽しいな〜