
サンデーコナン考察です。
事件のトリック・動機・犯人と、今後の展開について。
■トリック
事件のトリックはシンプルで、まずはサムターンにヘアクリップを噛ませて少しだけ回し、その先に袋を吊るします。その状態でギリギリまで袋を支えながらドアを閉めれば、袋の重みでサムターンが回り、密室が完成するという流れです。
このトリックに必要なものはほかの被害者の現場にも落ちていて、桐生さんなら割り箸とゴミ袋。割っていない状態の割り箸ならヘアクリップと同様、サムターンに噛ませることが可能です。
菅沢さんの場合は、開かないように固定できるタイプのトングがあるので、おそらくそれを噛ませたのかなと。もしかしたらフライ返しの穴を使ったのかもしれません。袋代わりになるのは、持ち手に輪のついたフライパンですね。
ドアの前にいろんなものが散乱しているのは、トリックを隠すためのフェイク。トリックに使った道具はドアを破るときに“片側に寄せられる”ので、より痕跡を曖昧にできるのもポイントでしょうか。
■動機と犯人
細かくはわかりませんが、「ダンジョン・ホームズ」関連のトラブルだと思います。被害者は全員、ダンジョン・ホームズのプレイヤーなので。その証拠に、盛田さんの現場には「DH」と書かれたタオルがありますし、菅沢さんの腕時計は「ロック」の持っている虫眼鏡と同じ形です。
犯人は普通に夢川さんかなと。合い鍵を持っているにも関わらず、「助けて」とメールしてきた友人の部屋に入ろうとしないのはおかしいので。皮膚片を証拠として突きつける形になりそうです。
■今後の展開
とりあえず、優作が3人いる状況は面白いですね(笑)。変声機の充電も終わっていないので、キッドが優作として推理する流れになるのでしょうか。キッドは「世紀末の魔術師」とかミストレの「貸しにしておく」発言とか、きちんと借りを返すタイプなので、冤罪を晴らした優作を助けてくれそう。
あとは、優作が登場したということで、お茶会のヒントが提示される可能性は高いと思います。優作はコナンのお株を奪う推理力を持っており、頻繁に登場させるのは難しいので、ここぞとばかりに伏線を張ってくれるかなと(笑)。
赤井さんの「FBIの用」というのも気になりますね。深い意味はないのかもしれませんが、赤井さんは浅香の正体に目星をつけている節があり、その辺りの話だと面白そう。コミック100巻を目前にした回なので、長編の前振りになるような展開に期待してしまいます。