この間書いたスミちゃんとシャワールームで鉢合わせてしまうネタ
オチが思いつかなかったのでとりあえずできたところまで
やってしまった、これ以外に言葉が見つからない
ミッション終わりにシャワー浴びたくなる、それは仕方ない
自分のやらかしはそこで室内をよく確認しなかったことだ
「セレン……?」
混乱と驚愕の極みにいる自分の目線の先には、オペレーターのセレンが、一糸まとわぬ姿がそこにはあった
最初は申し訳なさとほんとほんのちょっとの嬉しさがありつつも、湯気が減るにつれ驚きが勝っていった
モデルのような長身とすらりとした手足、そして綺麗な濡鴉色の長髪と際立たせる白い肌、しかし身体中に走る手術の縫合痕が痛々しさを強調させている
「……いつまでじっくり見ている、変態め。そんなに女体が珍しいか?」
彼女らしい剣呑とした、鋭い声が静かに室内に響く
「ふ、この傷か?第1世代のリンクスなんてこんなものだ、何処を置換すればいいか、なんて分かってない頃は全て弄るしか無かったのさ」
そう言う彼女の横顔はいつもよりどことなく自虐的な雰囲気も帯びていた
「……痛くはないの?」
ようやく絞り出した声はそんな事しか出てこず、やってしまったと思ったが時すでに遅し
「痛むさ、特に雨が降るとな……」
見たことの無いような表情を浮かべ、静かに呟く
「……後悔はしてる?リンクスになったこと」
「後悔はあるさ、いくらでもな。それでもこうなったのは自分の意思だよ」
さっきまでの顔は既に消え、いつものセレンがそこには居た
「さ、お前も早く入れ、報告書を早くカラードに送らないといけないからな」
と、惚けた自分の肩を叩き、セレンは出ていった