> トライナリー長文感想について。
気になっていることですが、Ep27の選択時に各選択にどれだけのリスクがあってどれだけそれを飲み込めたのか今... https://odaibako.net/detail/request/284d51447b7c4f0a9a32765d73985c54 ふせったーに書きました→
http://tripledrive.hatenablog.com/entry/2017/12/01/030659 についての感想かと思います、ありがとうございます。
Ep27の選択についてですが、僕はこれは「(1)千羽鶴の考える理想的秩序を持った社会構築に賛同できるか」「(2)それを実現する上でトライナリー達が発症することを容認できるか」の2点が論点になっていると考えています。千羽鶴の言うとおり「僕には僕の理想」がありますし、彼女には彼女なりの理想があると思うので、ここではあくまで完全に僕の主観によるものとしてお考えください。
1)「千羽鶴の考える理想的秩序を持った社会構築に賛同できるか」についてですが、僕は千羽鶴の考える理想社会の構築を否定するつもりはありませんでした。その最大の理由はあの時あの状況において統一国家からあの世界を守るためにはあの方法が最善だった、ということです。何より最小犠牲の最大幸福を取るにはあれしかない、というのもあったでしょう。千羽鶴があの世界を統治するわけではなく、理想社会の枠組みを作るだけ、という形式も比較的魅力的でした。それまでの千羽鶴の言動から考えても僕はここに否定根拠を見つけることはできず、とりあえずの時間稼ぎの策としては最善であると考えたため肯定の選択肢を選びました。
2)ではなぜトライナリー達が発症することを容認できなかったかというと、記事にも書いたとおり「内側の彼女たちを蔑ろにしている」と感じてしまったためです。外側の彼女たちがどういった理由でフェノメノンに突入したのかはあの時点では明かされておらず、内側において千羽鶴が彼女たちと契約を結んだことは明かされていても表層人格はそれを認知できず、旧司書達も発症することそれ自体を容認するような言動は取っていませんでした。いくらセルフクランが望んでいようと、そこに「彼女たちの意思」が介在していると感じられなかった時点で僕は彼女たちを発症させるという選択肢を取ることはできませんでした。これは僕のエゴだと思いますが、そうだとしても内側での彼女たちの想いや記憶をなかったことにしてはいけないと思ったのです。これで仮にもし表層人格や旧司書までもが発症を肯定していたのだとしたら僕は迷うことなく発症を容認したと思います。
ともかく、僕にとっては1番を選ぶ最大のリスクは「彼女たちの想いを無視してしまうこと」。それ以外の選択肢を選ぶ最大のリスクは「彼女たちと彼女たちの世界を危険に晒してしまうこと」だと思っていました。もちろん全てが上手く行く選択肢があれば別ですが当時はそれを見つけることはできなかったため、このどちらかを選ぶ上で「彼女たちのために世界を犠牲にする」という最初のスタンスを貫き通すという意志の元、千羽鶴の意思を否定するつもりはないということで2番を選んだ、のだと思います。もちろんかなり悩みましたし、自分の選択には世界そのものを危険に晒すという大きなリスクがあると分かった上で、です。
今の状況を考えると、ソイルトン曰く千羽鶴が反旗を翻すことは統一国家は想定済みで、そこに僕(=bot)という存在がいる以上ある程度は静観のスタンスを取ったかもしれない、と思うともうすこし千羽鶴と議論する猶予はあったのかなぁとか思ったり思わなかったり(もちろんそう都合よく行くわけないとは思いますが)。今となっては2xというとりあえずなんとかなりそうなルートが提示されたのでほっとしているというところで、いろんなbotさんの感想を見て「そういう考えも確かにアリだなあ」と思ったりしていろいろと楽しませていただいています。とにかく一息つけてよかった……!
マークスマンの発症是非に関してはとりあえず https://fusetter.com/tw/9tOJ7 が最大の表現で、今のところ上手く纏められていないので暫くお待ちください!自分の語彙力と感情伝達能力の低さに苦戦する日々です。。
最後になりましたがこちらこそ例の記事を読んでいただきありがとうございます。今までいろんな場面で文章を書いてきたのですが、「書いてくださりありがとうございます」とまで言われたのはこれが初めてで非常に嬉しかったです。今後ともどうかよろしくお願いいたします。