黄金のレガシーの考察、というか周辺情報の紹介
※クリア後推奨
スフェーンの故郷であるアレクサンドリアはどの鏡像世界にあたるのだろうか。
この文章では、アレクサンドリアが存在していたのはどの鏡像世界なのかを少し考えてみます。
なおこの文章においては、ウクラマトの命名に従って、以下、この鏡像世界を「アンロスト・ワールド」と呼びます。
まず、すでに統合されてしまった鏡像世界はどこなのかを、世界設定本vol.3から抜き書きしてみます。
・第二世界(火の災厄、第三霊災により統合)
・第三世界(土の災厄、第四霊災により統合)
・第五世界(風の災厄、第一霊災により統合)
・第六世界(氷の災厄、第五霊災により統合)
・第七世界(星の災厄、第七霊災により統合)
・第十世界(水の災厄、第六霊災により統合)
・第十二世界(雷の災厄、第二霊災により統合)
統合はされていないが、現在の状況が把握できている鏡像世界は以下のふたつ
・第一世界(光の氾濫が発生)
・第十三世界(闇の氾濫によってヴォイド化)
上記の鏡像世界を省くと、残る鏡像世界は以下の4つとなります。
・第四世界
・第八世界
・第九世界
・第十一世界
(Encyclopedia Eorzea vol.3 p13)
この現存している4つの鏡像世界のどれかがアンロスト・ワールドにあたるのではないかと考えるのが妥当でしょう。
なお、霊災の属性はどこかしらは被ってしまうものと思われるので、アレクサンドリアを襲った災厄が雷属性だからといって第二霊災に襲われた第十二世界とイコールであるとは限らないのではないかと考えています。
ですが、少し疑問に思っていることがあります。
もしかしたら、アンロスト・ワールドは残存しているいずれかの鏡像世界ではなく、既に統合されてしまったはずの鏡像世界の一部だけが次元の狭間かどこかに保存されていたものなのではないか。
実は、永久人に関する情報がまだ示されておらず、レギュレーターの仕組みとアレクサンドリアが障壁の中に残存し続けた国であることだけが提示されていた時期に考えたのは、こちらの可能性でした。
https://fusetter.com/tw/1CVjJ9yR
死んでしまった人間の魂を回収して、人工的に記憶を漂白し、それを他の人間に配り直す。星海を介することなく強引に生命をやりくりしようとするシステムは、かなり不自然で無理のあるものに思えます。
魂の循環を障壁の中だけでやりくりしていたのは、星海との繋がりが絶たれていて通常の転生が発生しないからなのではないか。記憶の保存が主眼なのではなく、魂を人工的に保存・漂白することこそが目的なのではないか。
この考えに従った場合、アンロスト・ワールドを襲った災厄は「雷の災厄」だと思われるので、該当する鏡像世界は第十二世界となります。
第十二世界が統合されたのは第二霊災。第一星暦が終わって第二星暦へと移行する時代なので、かなり大昔の出来事ということになります。
辿れる範囲で数字を割り出すならば、アラグ帝国が滅亡した第四霊災が起こったのがおよそ5000年前、アラグ帝国が続いた期間がおよそ1100年程度です。
※第四霊災が起こった時期はアジス・ラーに遺されているアラグ製の機械たちの会話から、アラグ帝国の続いた期間は紅蓮のレイドクエスト・オメガをプレイしているとラールガーズリーチで読めるようになるオメガ・レポートからの推測です。
つまり、最低でも6100年以上前、第二星暦が続いたであろう年月を加算するとおそらくは8000年くらいは前の出来事ではないかと思われます。
ですが、これだとスフェーンによって語られているアレクサンドリアの歴史と噛み合っていません。
スフェーン :
はるか昔……一説によると千年以上も前から、私たちの世界では、雷属性の力が少しずつ高まっていたの。
ある遺跡で発見された穀物の管理記録によるとね、800年くらい前まで、激しい雷雨を伴う雨季は、一年に三ヶ月だったそうなんだけど……
その後、およそ400年が経ったころには、年の半分くらい雨季が続くのが当たり前になっていたみたい。
(メインクエスト:護るべき家族たち)
また、第二霊災は原初世界のララフェルたちが「鍵」の力によってアンロスト・ワールドへと導かれた第五霊災よりも前の出来事なので、ここでもやはり整合性がとれていません。
ただ、次元の狭間が介在すると時間経過がおかしくなる可能性があります。また、蛮神アレキサンダーや第八霊災後の世界でクリスタルタワーを転移させた技術などの時間遡航の手段が存在している以上、絶対にあり得ないとは言いきれません。
ただし、かなり無理があります。
その後、永久人という概念やリビングメモリーという空間が存在していることが明らかになったので、おそらくは現存している鏡像世界のいずれかだとするのが妥当ではないかと考えるようになりました。
とは言え、アンロスト・ワールドが統合一歩手前まで行ったものの残存できた世界だとしたら、クリア後のリビングメモリーの空がヘリテージファウンドと同じような雷状態にはなっておらず、通常の天候変化が訪れていることの理由がいまひとつわかりません。空そのものを人工的に作り出しているのでしょうか。
だとしても、シャットダウンによってエレクトロープを介してのエーテルの供給は止まっているはずなので、どうやって環境を維持できているのかあまり説明がつかないような気がします。
いずれにせよ、現時点ではまだまだ疑問点が多いように思います。