大侵寇シナリオ最後の陸奥守の発言の「月の帆があれば千人力じゃ」を見てなんか暗喩とか本歌取りとかしてんのかなって考えたんですけど、能の「高砂」かな…?って思いました。
高砂といえばちょっと前の大河で真田が歌って踊っておりましたなあと思い出すわけですが、高砂やぁ♪高砂ヤァ♪
まあ要は縁起の良い歌ですわな。
歌詞はwiki先生によると
高砂や この浦舟に 帆を上げて
この浦舟に帆を上げて
月もろともに 出潮の
波の淡路の島影や 遠く鳴尾の沖過ぎて
はやすみのえに 着きにけり
四海 波静かにて 国も治まる時つ風
枝を鳴らさぬ 御代なれや
あひに相生の松こそ めでたかれ
げにや仰ぎても 事も疎かや
かかる代に住める 民とて豊かなる
君の恵みぞ ありがたき
海、船、月、四海は波静かに、国は平らかに治まり民は豊かなる、これは……これはそれこそ吉行が最後に三日月じいじに言っていた「目指す先がえらい遠くにあったきのう」のそのイメージなのでは。月のかかる静かの海の天下泰平。手を伸ばして掴み取る。それが夢想であったとしても夢想で終わらせない。雲間の月を掴む。なぜなら陸奥守吉行の理想とする世界には月もまたそこにあるのだから……、それが彼の物語なのだから。
そういうイメージを自ら込めた台詞なのかなあと思いました。月の帆があれば千人力じゃ。この浦舟に帆を上げて。この本丸こそがきっと陸奥守吉行が乗り込み自由な大海へと漕ぎ出だす愛おしい浦舟。月の帆をかけて。月の帆があれば千人力じゃ。月の欠けることを許さない。取り戻す。雲間の月を掴む。高砂ヤァ♪高砂ヤ♪
以下妄言感想。今日、俺の初期刀がきらきら輝いて月を宿した目で敵を切ったんだ……変身魔法少女かと思った……というか極にしてたので切った時は修行前の姿になったから、単にCG作ってないだけだとは思うけど修行前の姿と極の姿対比するとめちゃくちゃ修行前の姿って幼さがあるというか、だから余計に魔法少女に見えちゃったんだと思う。吉行が君の願いを叶えるから魔法少女になってよ!系の詐欺に遭っていないことを祈ります。
それにしても三日月じいじとの双撃はそれこそ高砂の如き相生の松でしたな。七年間陸奥守吉行with三条の愉快な仲間達の本丸やってる身としては感無量です。