一宮沙月IFのSS
「幸せの在り処」未通過×
紅葉狩りに行くお話。おにぎり握るのが流行ってるからそこから。
____うん、信じてる。
____ 。
(さようなら。)
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ピンポーーン
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「沙月、貴方に会いたいって女の子が来てるけど…知り合い??」
「…?どんな子だった?」
「黒髪の…あぁ、『メイ』と名乗ってたわよ」
「!!」
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「わぁぁ!!綺麗だね、紅葉!」
「喜んでもらえてるみたいで良かった…メイちゃん、そろそろご飯にする?」
「!うん、食べる」
「わかった、少し待ってね」
そう言いながら今朝一緒に作ったおにぎりを渡す。小さな手でも作りやすいようお椀を利用したからか、綺麗な丸や楕円等、その形状は様々だった。
「うぇえ、これ、しょっぱい…」
「あれ、塩加減間違えちゃったかな…ごめんね、お茶飲む?」
「ううん、多分これメイが使ったやつだぁ…飲む…ありがと…」
「どういたしまして…あ、メイちゃん、この公園、奥の方に遊具とかあるみたいだけど余裕があったら行く?」
「え、そうなの?行こ!」
「じゃあ食べ終わったら行ってみようか」
「うん!」
紅葉に囲まれながらも笑顔でおにぎりを頬張る彼女を見て、少し、安堵する。私も、と一際小さなおにぎりを口に含み、塩気の強いそれを飲み込んだ。
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