2クール目EDと3クール目OPを読み取ると凛潔でしかなかったことについて語らせて
*ユニゾンとrnisが人生ジャンルのオタクが書いています
⚠️アニメネタバレの内容を含みます
みんなもう傍若のカリスマはききましたか?
私はすでにこてんぱんに殴られた勢いで昨日、傍若のカリスマ(ブルーロックのOPとしてver)のことについて割と公平な(つもり)視点での解釈をぶちまけた訳ですが、耐えきれなくなったので独断と偏見に満ちた解釈をこちらに書きます。
まず私の中の前提として、私が敬愛してやまない田淵智也と糸師凛の捻くれ方がとても似ている、というところがある。
240話の凛と凪の会話で
「それが全部終わったら?その先は」に対しての凛の答えがまさにそうで、「生まれたから仕方なく血ヘド吐いて生きんだよ」
ここ、あまりにも田淵のブログとかコメントで散々みた。(もちろん田淵の方が大人だから、じゃあだからどうしようか、ということは考えている)
長くなるのでこれ以上は割愛するが、田淵は糸師凛のことがよくわかっている大人という前提でここから読んで欲しい。
Numbness like a gingerと糸師凛
2クール目EDのこの曲、ブルーロックで敗れて去っていく者たちがテーマなようにきこえる(もちろんそれはそう)が、ユニゾン流の糸師凛応援歌とも受け取ることができる。
"熟れすぎた果実のように 潜りすぎた地下室のように引き返せなくなったみたいだ これはなんていう味?
いきさつが複雑すぎて どこから話していいかわからない
僕のことをわかってほしいんだよ これはなんていう味?
真っ暗闇はこわい もう一歩も踏み出せないんだ
座りこんで地面についた手のひらはなんだか冷たい
「歴代最低最悪の気分だ なんだよこれ どうしたって僕は悪くない」
甘えたことも言いたくなるよな これはなんていう味?"
もう完全にナイトスノウ。
冴という目標が去ってしまってからも、自分なりに試行錯誤して努力してきた凛(小説読んで)
もちろんそれが自分の才能を殺すことになるなんてあの当時の凛は知る由もない。
そして座り込んで地面に手のひらをついてしまった凛に対してのサビ
"Numbness like a ginger
痛いの?違うよ、喉が渇いただけじゃないか
叶わない夢があっても 明けない夜があっても
いつかのどこかで答え合わせしようね
命はある それっぽっちのことでもおみやげになるから"
ここで凛に一切同情しないのが田淵らしい。
別にお前はそれで進んでいけなくなったりしない、という一種の信頼。(そしてその通り凛はあの夜を糧にして努力をし続けている。)
"采配権は握られて 誰かの都合に合わせられてる
実によくできすぎた箱庭ですこと
馬鹿らしいな もうどうでもよくなってきたから またあとでね"
ここら辺は凛のプレースタイルを変えてしまった周囲への皮肉(小説読んで)
"傷跡のままかもしれない 宝物になるかもしれない
いつかのどこかでたまに振り返るね"
この出来事が凛にとって傷跡のままかもしれないし、もしかしたら宝物になるかもしれない。
でもそれは凛次第で、凛はまだ頑張れる力を持っていて、だからお前ならいつかわかるよ、という曲なのである。
それを踏まえて、その続きである傍若のカリスマを糸師凛(アニメOP)目線で考える。
"Hey guys, what's up? 能動的な selfish touch
快楽を食って生きている
君子危うくて接近戦 隠せない voltage
静観してるのが多分普通だから
それも幸せなんでしょう
一蹴即発のエクスタシー
降りられない孤独
もういいよって道化が嗤い出す
そうかじゃあもう命は終わりか?…and going!
心眼に満ちた独断で ダルい偏見はもう塵と化す
今ちょうどいいとこなんだから ほら
邪魔すんじゃねえよ
激しく鳴ってる 心臓に沿っていく
あてのないルートを 選び出しながら
誰かが見落していたドラマの穴 鮮やかに
どこまでものめり込め お前が挑んだゲームだ
炎が猛るような 眼差しがチケットだ
生ぬるくて安い同情にはもう飽き飽きしてんだ
常識のその向こうまで 傍若のカリスマ"
静観してるのがたぶん普通だからそれも幸せなんでしょう=周りを操るサッカーでも別に通用していたこと
もういいよって道化が嗤い出す=あの夜の冴の言葉
じゃあもう命は終わりか?=Numbness〜で繋がれた命
邪魔すんじゃねえよ=兄弟喧嘩の途中だ!(誰も邪魔するな)
あてのないルート=U20で最初にゲームを動かしたのは糸師凛のアドリブ
お前が挑んだゲームだ=凛は冴と戦うことをずっと望んでいた
生ぬるくて安い同情にはもう飽き飽きしてんだ=もうあの夜みたいな敗北とか感情はいらない
デスバレーさながら命を賭し=サッカーは殺し合い
etc 長くなるので割愛
OP映像と合わせて見るとどんどん糸師凛が主人公の曲になってくる。不思議。このまま凛が1人で突き進んでいくのか_!?
と思いきや、ここでラスサビのアレンジが〜!!!!!!
一旦音楽の話を挟ませて欲しいのですが、曲が盛り上がるにつれて音数を増やしていくのってアレンジあるあるなのですが、ユニゾンは割と曲の最初からその曲で使う楽器を鳴らすことが多い。から単なる曲の盛り上げ目的でストリングスを入れた場合は、最初からストリングスが鳴っているはずなんです。でもあえて今回はそうしなかった。
(記憶が正しければラスサビでストリングス入れてくるのは初めてのはずで、意味なくストリングスぶち込んどけ🎶みたいなことは絶対しないので……)
でもラスサビで急に、ストリングス音が入ってくる。
このアレンジは急なことをし始めたな!?とユニゾンファンとしてははじめ結構(もちろんいい意味で)困惑しました。
劇場版アレンジかな〜とか呑気なことを思っていたのですが、OPが凛目線で描かれたことを踏まえると、凛の世界に突然現れた潔世一じゃん。という解釈がかなり腑に落ちたわけです(凛潔の女だから…)
ラスサビ
"激しく鳴ってる心臓に沿っていく
あてのないルートを 選び出しながら
誰かが見落していたドラマの穴 鮮やかに
どこまでものめり込め お前が挑んだゲームだ
炎が猛るような 眼差しがチケットだ
生ぬるくて安い同情にはもう飽き飽きしてんだ
常識のその向こうまで 傍若のカリスマ"
ボーカルのみになるアレンジ=孤独だった凛
そして「激しくなっている心臓=凛」に連動して動く潔(沿っていくの部分)
誰かが見落としていたドラマの穴 鮮やかに=
イトシサエの弟である凛のことを、潔は冴の弟としてではなく「糸師凛」として、宿敵として見続けてきたし、その潔だけが最後に凛が勝つと信じ続けた結果のゴール
どこまでものめり込め お前が挑んだゲームだ=凛の隣に立ちたい、一緒に勝ちたいと挑んだU20戦
生ぬるくて安い同情にはもう飽き飽きしてんだ=誰もブルーロックになんて注目してない、主役じゃないと絶望していた潔→「俺が日本をW杯で優勝させます」という変化
"ちょうどいいとこなんだからほら 邪魔すんじゃねえよ"
ブルーロック再始動後の凛と潔のやりとり(読んで)
そのままストリングスも含めてクライマックス、2人のこれからの激しいバトルを思わせるラストとなっているわけですね〜〜(大の字)
結局何が言いたいかというと2クール目EDから糸師凛目線で見ていくと、3クール目OPにそのまま繋がっていって、ラストは凛潔で締められているよってこと
傍若のカリスマだけじゃなくてNumbness like a gingerもあわせてよろしくお願いします
通信の状況などで投稿エラーになると、投稿前の文章が消えちゃうことがあるかも。メモアプリなどで書いてからふせったーにコピペ投稿するのがおすすめだよ