MAO感想 119話&120話&121話 摩緒とあの日の真実って言うか白眉の性癖?に全部持っていかれたよ…
119話 陥没現場
現代のシャッター街の前は陥没の工事で通行止めな為シャッター街の上からシャッター街へ
入って大正へ行く菜花、陥没事故と同時に気配の消えた猫鬼の事を知らせに摩緒の元へ。
すると門をくぐってすぐ目の前に摩緒の姿、菜花の姿を見た摩緒は肩を掴んで無事だった事に安堵する。
その様子にどうしたのかと菜花が聞くと猫鬼に会ったのだと聞く。
菜花ちゃんシャッター街への侵入方法が大胆…確かに正攻法では入れないけどさ…(笑)
そして門入ってすぐ摩緒が居るのは菜花じゃなくてもびっくりするわw
猫鬼が大正に戻ってきていた事、乙弥はそれ故に摩緒が結界の門の前でずっと待っていたと言うと
菜花は私が心配で!?と聞く、摩緒は当然だろうと返す。
とにかく菜花が無事で良かったのだと摩緒の顔に菜花は喜んでる場合じゃないんだけど嬉しいと喜ぶ。
摩緒、前に比べて顔のデレ銭が入る様になったな~って…あと前より感情面は口にする様になったよね。
猫鬼は摩緒に待っていろ…もうすぐだ…と言って消えた。
戻ってきた事に理由があるだろうと摩緒は菜花に令和でなにがあったのかと聞く。
菜花は自分が子供の時に事故に遭ったのと同じ場所が陥没した事を告げると摩緒はそこになにかが埋まって
いたのではと考える。
一方口に手を咥えて五色堂に来ている猫鬼は床板の下の男の上に向かって手を持ち上げると
呼応したかの様に床下の人間の右腕が持ち上がり手が繋がる。その瞬間鼓動と共に息を吹き返した。
甦ったかと見る猫鬼、床下の男は上半身を起こし床下から這うように出、なにかに突き動かされる様に
外への扉を開ける。だがその眼には生気は宿っておらず、その様子を見た猫鬼もまるで抜け殻だと感じる。
右手だけではなく、まだなにか足りないのかと。外に出た男は「さ、な」と小さくその声を上げた。
髪質と肌から大五だよねって思うんだけど髪色が変わるのは皆そうだからそこはともかく、
死んでからずっとそこに居たハズなんだろうけど平安当時だともうちょっと髪長かったんじゃ…?
短髪気味になってるんだけど…体の無数の傷跡は今まで別れてたパーツ分だろうねこれ…
ところで「蘇る」と「甦る」の違いなんだろうって調べたら後で出来た漢字か元からあったかの違いだそう。
意味合い的にはどっちも同じで一応「甦る」には「元々の良い状態に戻る」と意味があるらしいので
確かに今の状況だとこっちの漢字になるのかなとは思った。
夜の帝都、店じまいをした百火が丼を洗っていると後ろから声を掛けてきたのは夏野。
お互い生きている事は聞いていていたが会うのはこの時代になって初めて。
お互いすっかり見た目は変わっちまったとしみじみ言う夏野に百火は夏野が右手を捜している事を聞くと
それはもうよくなったみたいだと漠然とした顔で答える。それよりもと話を切り替えて
あの当時百火は紗那さまになついていたねと聞かれ肯定する百火。
じゃあ、と夏野から切り出されたのは誰が紗那さまを殺したのか知りたくないかと。
百火ならこれを使えるだろうと夏野が取り出したのは長い事旅をしている間に手に入れた火打ち石。
百火が見るにひどい邪気である。夏野は話を聞きたいやつがいて、その火打ち石を使って
そいつをおびき出す。とりあえず陸軍の兵舎を狙おうかと提案するのだった。
夏野さま、百火の方に先に行ったのなんでって思ったけど、順序的に土鈴→夏野別れる→菜花が令和に戻る
→翌日陥没事故→猫鬼が手を持っていくって言う順序だからだね…。
右手捜しの時にも言ってたけど体のパーツを見つけたらいつの間にか無くなってるけど次に捜す部分は
分かるって言ってたから無意識化で通達されるんだろうなって。摩緒たちと別れた時はまだ右手が不明だった
ので捜しに出たけどその後右手が出てきたから途中で捜す必要が無いと来たんだろうなあ。
しかしこの紗那さま殺しの犯人の話は夏野の意思なのか?それとも右手の主の意思なのか…?
120話 白眉と幽羅子
夜の陸軍兵舎、一部の者を除き寝静まる中突然カッっと外が光ったと思えば巨大な火の玉の様な物が
地と宙を大きな音を立てながら飛び交う。砲撃だと思った見回り兵は起床の声を荒げ消火にあたるよう命令する。
消火の為起きて外に出た隊員が目にしたのは巨大な火に包まれた目玉。目玉を見た隊員たちは途端に
気を失いその場に倒れ込んでしまう。
「睨み火」…って言うのかと術を使う百火に聞く夏野、百火は御降家で火の兄弟子たちが使っていて
呪う相手の家に放って、炎は冷たくて火事にはならないが中の目玉と目が合うと気絶して三日ほど寝込むと言う術。
命を取るほどじゃないがおどしには充分だと説明すると今回の策にはうってつけだと言う夏野。
百火は白眉をおびき出すつもりですねと聞く。当時白眉は摩緒が紗那を殺し御降家を裏切ったと
明らかなウソを付いていた、それをどうしてなのか話を聞いてみたくなったのだと言う夏野。
夏野と百火のコンビも良いよね。って言うか百火は誰と組んでも楽しいわ(笑)
他のキャラが割と冷静なタイプなので熱いタイプの百火は本当誰でも行ける…
900年前の回想ーー夜白眉を師匠が呼んでいると言われ師匠の元へと赴いた白眉は逃げた女子(おなご)を
捜せと命を受ける。館の者たちに気付かれないようにと言う師匠、館じゅうにひどい邪気が満ちているが
白眉はこの邪気をよく知っていた。
そう、呪殺を命じられるたびに師匠から渡される邪気を封じ込めた巻き物と同じ邪気。
その邪気の源が逃げた女子なのかと館を進むと妖に乗って空を行く女子の姿が。
月を背に佇む女子は幽羅子、女子を見つけたらこの呪符をかざせと言われていた白眉は呪符をかざすと
大量の呪符が幽羅子の元へとまとわり付いて乗っていた妖を滅してしまう。地に落ちた幽羅子は舞う呪符の中
「ま…お…」と、その言葉に白眉は「摩緒…?」と疑問に思うのだった。
白眉と幽羅子って平安の時にすでに会ってたのか…
900年後ーー帝都幽羅子の居る屋敷で睨み火の話を聞く幽羅子、相手は白眉だ。
出された紅茶を飲みながら陸軍の兵舎が襲われていて使われてるのは御降家の呪具。
素人に使える物ではないので百火あたりが絡んでるのではと話す白眉にそれが自分になんの関係があるのかと
聞く幽羅子。白眉はあからさまに自分を誘い出そうとしているがこんな事は初めてだし百火は摩緒と通じている。
御降家再興を望む白眉を単に殺そうとしているのかあるいは何かを探ろうとしているのか…
と自分の考えと、百火と摩緒の繋がりを幽羅子に煽り以上を報告だと言って部屋を後にして行ってしまう。
白眉さまフリーダムだな…しかし無駄に紅茶が似合うのが笑うw
夜、今日も睨み火で兵舎を襲撃中の夏野と百火。そこに呼ばれた摩緒と菜花と乙弥。
旅に出ていたと思っていたが摩緒を呼び寄せたと言う事はと摩緒も何かを察している様。
菜花がふと夏野の顔を見るとひどかった傷がすっかりキレイに治っていた。
摩緒たち全員が揃った所で驚いたなと出てきた白眉、百火の仕業だと思っていたら相手は夏野だったからだ。
九百年ぶりだと挨拶した夏野はストレートになぜ紗那さま殺しの罪を摩緒になすりつけたのか
教えてほしいと聞く。
夏野さまは本当聞きたい事はハッキリ聞くタイプだな~でも言いたくない事はマジで言わないタイプでもあるよね。
そう言えば白眉は夏野が生きてた事は知ってたのだろうか…?
121話 白眉さまよ…
夏野の質問にさすがの白眉も単刀直入だと言う。夏野はあの日あの時自分のこの目で紗那さまの最期を見ている。
邪気に包まれ心臓を掴みだされた時、そして猫鬼が現れたのは紗那さまが死んだ直後、摩緒が化けたのは
さらにその後、つまり紗那さまはすでにその時死んでいるので摩緒は紗那さまを殺してはいない。
しかし白眉はその時見たと言った。紗那さま殺しの犯人は摩緒だと館中の者たちに信じ込ませたのだと。
それはなんのために?と夏野が聞くと白眉は悪びれもなく御降家を守るだけだと言い切る。
白眉は知っていた、あの時紗那さまを取り囲む邪気を見ていたから。
幽羅子をかばって嘘をついたかと聞く夏野に菜花は白眉は洞窟の地下に閉じ込められていた幽羅子を知っていたのかと
聞くと一度逃げ出してきた幽羅子に会ったのだと。あれは摩緒が御降家の後継者に指名され紗那さまと夫婦に
なるという話で館の中が色めきたっていた頃だった。幽羅子はあの日以来ずっと摩緒を慕い続けていたが
その摩緒が紗那さまと結ばれるかもしれないと知ってどうしても摩緒に会いたくなって脱走してきた時。
白眉と幽羅子が通じてた事に百火は白眉が幽羅子を使って紗那さまを殺したのかと聞くと
白眉は自分は幽羅子に命令できる立場ではなかったのだと言う。そうなると幽羅子が自分の意思で紗那さまを…?
と菜花が聞くと白眉もそう見ていると答える。幽羅子にとって紗那さまは恋敵であるから。
ここさ、白眉も「そう見ている」って書いてるあたり推測なんだよね。結局の所真実自体は不明な訳だよ。
結局の所御降家じゃなくてそう推測した白眉が幽羅子を守り摩緒を追い出す為についた嘘って事なのか?
ところで白眉が話してるシーン、摩緒たちの様子も描かれてるんだけど摩緒は話してる白眉の方見てるのに
菜花ちゃんは話してる内容に心配してなのか摩緒の方見てるんだよね。
恋愛の縺れから殺されたと本気で思ってるのかと噛み付く百火、幽羅子と紗那さまは同じ顔をしている。
紗那さまになりかわって御降家を乗っ取ろうとしてたんじゃないのかと言うと
白眉はなにもわかってないないなと、幽羅子こそが本物の御降家そのものなんだと言う。
なのに今の幽羅子に対して残念だと吐き捨てる。ただの綺麗なだけのつまらん顔になってしまって
当時の妖に蝕まれたあの顔のままで充分美しかっただと言う白眉に菜花はもしかして白眉は幽羅子の事が好き
なのでは…白眉の幽羅子への思いの言葉を遮るかの様に飛んできた火の玉。百火は白眉の顔の趣味なんて
どうでもいい、紗那さまを殺したのは幽羅子でそれで間違いないんだなと確認するように言い切る。
だったらどうすると言う白眉に対してただじゃおかねえと一戦を交えそうな百火だったが空から幽羅子の邪気。
見張っていたらしいその空にむかって摩緒はどうして…と続かないその言葉だけを投げかける。
結界で早々に退散する白眉に百火は火を投げつけるが白眉は去っていってしまう。
過酷な過去に同情していたのに犯人だった幽羅子、菜花も複雑な顔をしているがそれ以上に辛そうな顔の摩緒。
なんか色んな事が一気に絡まった故の事件かなって思うけど慕ってた紗那さまが死ぬ原因の一つに摩緒がなってた
可能性があるからその事でも摩緒は辛いのかなって思った。
幽羅子の元に今回の事を報告しに来た白眉。
しかし幽羅子は白眉へ一気に距離を詰めその頬をバシっと叩いて顔も見たくないと蔑んだ顔で見る。
だが白眉は叩かれた瞬間もその後もずっと口元は笑ったままで、心の中ではその表情(かお)最高だ。と見る。
白眉、おま、おま、歪んでるな~~~(笑)でもなんだろう幽羅子が好きってより呪いに魅せられてるって
感じだなって。その呪いの器である故に幽羅子を美しく感じるのかなって。
渦中の摩緒より百火の方が熱くなってる事に紗那さまがそんなに好きだったのかいと聞かれる百火。
百火はそんなんじゃないけどただ、あの日宝物殿に火を付けたのは自分なのだと。
しかも紗那さまと一緒に。百火もまた当事者だった事に驚きを隠せない摩緒だった。
色んな真実が来たけど白眉の趣味に全部持っていかれたの強い。
しかし幽羅子が紗那さまを殺したかどうかはまだ憶測の域を出てないんだよね。
白眉は幽羅子の邪気は知ってても貰ってた巻き物の邪気は実は紗那の口から吐き出された物だとは知らないみたいだし。
邪気の気配で白眉もそうなのではと見てるに過ぎないし。紗那と幽羅子の関係はまだ何かありそう。
そして事件当日の百火の行動が来たね。百火も当時どうしてたか不明だったしね…。
しかし紗那さまと一緒って事はまあ普通に考えて紗那さまに頼まれたんだろうなって…断れる立場じゃないし。
といって宝物殿燃やせるかって言われたらちょっと考えるが…。
あと幽羅子は今後どう出るんだろう。今まで多分摩緒の為に動いてたんだと思う。まあなんで不知火側に居るのかは
謎だけど。取り繕ってた物全部が崩れ落ちた感じになったので白眉とは今後距離取るだろうね。
摩緒が原因の一因になりかねん話ではあったけどあの時摩緒と幽羅子が会ったのも仕組まれてた感じあるから
その辺りがどう来るかなって。洞窟の扉を開けた人物は未だに不明だし。
そう言えば11巻表紙来てましたね~蓮次とどっちかなって思ったけど菜花の方だった。
今の所平安組か菜花しか表紙に来てなかったのでそっちの方が濃厚かなとは持ってたけど。裏は蓮次かな…。
でもとなると12巻の表紙誰よって感じにはなるんだけどね…裏は芽生さんな気がするけど。