浅木のがらる日記11
※スタッフロールまで※
実際はクリア後シナリオもやり終えていますが、そこまで全部まとめて書くと長くなりすぎるのでクレジットで一旦切ります。そもそも今回も約13,700字ある。お暇なときにどうぞ……
今回はファイナルトーナメントから! 8/21のプレイです!
シュートスタジアムに着くと、ホップくんが待っててくれたのでもう勇気百倍です。うれしっ。早速受付をしてこよう。
「本気のジムリーダー7人が迎え撃つファイナルトーナメント」!? もう字面だけで圧がやばい。
選手控室の「質感」凄かったな! ピリピリした感じがたまらんな。ていうか全員ここに押し込められてんのかい……個室とかないんか……
ひとりでベンチに腰掛けてるキバナさんに駆け寄って会話しようとしたら、ぼくもスッ…てベンチに座っちゃってちょっと面白かった。こんな空気の中いきなり真顔で隣に座られたらさすがのキバナさんも「オッ……」てなってるよ。言動の距離感バグっててすみません……いや、剣盾の公共のベンチの吸引力すごいんだって! まぁ相変わらずわたしのスティック操作がヘタクソという面もありますが……(後者!)
ここのジムリみんなの台詞、どれもめちゃくちゃ良かった。完全に解釈一致って感じ。特にカブさんの「チャレンジを続ける」という表現、やっぱりそれこそが、ジムリーダーである彼がジムチャレンジャー入場口を使い続ける理由なんだろうなあ!
あとはルリナさんが「おひさしぶり!」って挨拶から入ってくれたの嬉しかった!
ところで壁のトーナメント表見れないんですか!? 見せてください……ぼくの1回戦目のお相手を教えてください……ヤローさん・キバナさんでないことだけは分かってるんですが……
まぁ仕方ないのでいつも通りにエースバーンくんが先鋒です。この時点でのエースバーンくんのレベルは71! パーティのレベル平均は66でした!
ダンデさんの開会宣言からスタートだ。
「わけあってリーグ委員長の代わりをさせてもらう」の前置き、これさぁ……ローズ委員長、ブッチしとる……ここ素で胃がギュッてなったんですけど……こういう大舞台でトップによる予定外の行動をフォローしなくちゃいけなくなるという事態、社会人の胃を猛烈に刺激する。わたしは前職で「大イベントの運営」も「お偉いさんのフォロー」も経験がある。ぐうううう オエッ
ダンデさんはパフォーマー歴が長いしチャンピオンとして臨機応変も得意だろうから、突然の開会宣言役もスムーズにこなすだろうけど、しかし今回は前夜のアレコレが念頭にあることだし心痛は普通にあっただろうな……
と、そこへピンクの少年乱入。び、ビートくん! ビ~~~トくん!?!?!?
えっ……あっ……アラベスクジムのユニ似合うね……(動揺のあまりどうでも良いことを考えている浅木)
いや確かに「どこかのタイミングでジャジャ~ン! て再登場する」とは思ってたけど! ま、まさかこんな大舞台で……ヤバ……どういう心臓しとるんじゃ……胆力がすごい。
いやマジ格好良いよ! 「選手生命を賭けて勝負をさせてください、負けたら引退します」って……味方の見込めないこんな大観衆の中でその宣言は……凄すぎる……ノミの心臓の浅木は彼を見てるだけで怖すぎて足ガクガク震えちゃった。
でもそのあとのぼくに向かってのビートくんの台詞よ。「ムチャクチャなのはぼく自身がよくわかってる、でも動かないわけにはいかないんだ」「あなたのせいでメチャクチャなんだ!」
おい! オイオイオイ! ハァ~ッ
ホップくんの「オマエがいてくれてよかった」⇔ビートくんの「あなたのせいでメチャクチャなんだ!」、この対比ですよ!!! グワ~ッ!!!
うわ~そうかぁ~ッ! 主人公に対して「おまえがいなければよかった」を言うのはビートくんだったのか!!!
このヤバ対比のせいで関係性オタクこと浅木もメチャクチャになっちゃったな(情緒が)
そしてチャンピオンによりバトル許可がおりる。これさぁ、この場の最高責任者がダンデさんだったから認められたのであって、もしローズさんが本来通りこの場にいたら認められなかったのでは??? シナリオ構成が巧いよ~!
というわけで思いがけずビートくんとバトルだ! あれっ……なんか目がキラキラしてる……ビートくん……!
彼の1体目がクチートだったので、先鋒エースバーンくんは最高の出し勝ちです。よし良い流れだ。クチートを落としたあとは、ミミッキュくんのシャドークロ―で問題なく残り3体撃破です!
ビートくん、バトル前は「ピンクはうんざり(要約)」みたいなこと言ってたけど、ラスト1体ブリムオンのキョダイマックス時の台詞は「大いなるピンクをみせましょう」って言ってた。ピンク堕ちしとるが……
あと彼がポプラさんのことを「バアさん」って呼ぶの、なんかツボ。遠慮のないバアさん呼び。
バトル後、「負けた……」って言ってるけどなんかすっきりした顔してたのすごく良かった。以前にわたしビートくんのシナリオは彼が「負けるのは悪いことではない」を理解する流れなのではって書いたけど、正解~ッ!
ここで観客がビートくんを認めて称える声をかけるのもめちゃくちゃ良い。これこそが「衆人環視内でバトルする」ということの大きな「良い一面」だと思うな。この地においてポケモンバトルは、自分と相手だけで完結するものではなく、それを観戦している第三者の存在もかなり大きいということ。
ビートくんシナリオ、かなり好きだ。最高の顛末……!
さて横槍が入りましたが改めてジムリとのトーナメントだ!
(ジムリーダーたち、「何事?」て感じでぼくとビートくんのバトル見てたんだろうな……プロプレイヤーとしてこの瞬間に合わせて気持ちを高めてきているのに、急に「ちょっとお待ちくださいネ」って言われたらズコ~ッて感じだろ……「今シーズンのチャレンジャーおもろwww」てなってたかもしれん)
1戦目はルリナさんか! アラ~みずタイプ……エースバーンくんではいかん……うまく交代するタイミングを見つけるか、死に出しですね……
でも1体目がグソクムシャだったので、ほのおは等倍! ゴリ押せ! さすが我らがエース、かえんボール一撃で落としてくれました。つよいぞ!
次はカマスジョーらしいのでアマージョさんに交代! みず対策は結構しっかりしてるんですよぼくら!
ところがこのカマスジョー、こおりのキバを覚えていた。ウワァ~! 火力自体はたいしたことなくて余裕で確定4発ってところだったんですけど、アマージョさん、なんとここで凍ってしまったのであった。シ~ン
こおりは勘弁してください……仕方ないので再び交代、ギギギアルくんお願いします。と思ったらなんとギギギくんもこおりのキバで凍った。オイ! そんなことある!? 2体こおりはクソゲーだろ! 勘弁してください!
え? ぼくのみず対策とは一体……??? いやいや、まだいける……まだぽわぐちょが……よびみずトリトドンがいる……決定打はないけど少なくとも倒されはしないはず……
というわけでぽわぐちょちゃんに託す。げんしのちからやだいちのちからでゴリ押し、案外安定してキョダイマックスカジリガメ含む残り4体を倒すことができました。はぁ~コワ……!
ルリナさん、バトル前も後も、ソニアさんの名前を出しててほっこりした。仲良しカワイイ!
バトル後にようやくトーナメント表を見せてもらえました。次はサイトウさんか! なるほど、サイトウvsマクワのマッチなら、そりゃかくとうタイプが勝ちますよね。
あっカブさん負けてる……! ネズさんに負けてる! まぁネズさんも、マリィちゃんという存在があるからさすがに1回戦敗退はしないか……!
キバナさんが勝つのも「そうでしょうね」という感じ。ていうかこれ、ぼくのラストマッチはキバナさんでしょ……チャンピオン挑戦権をかけて戦う相手がキバナさんじゃないわけがないわ……
よし2回戦、サイトウ戦です!
さて、お気の毒ですがぼくの手持ちにはミミッキュくんがいる。これがどういう意味か分かるか? “完封” ということだ。
ばけのかわを有効利用したつめとぎからのじゃれつく、これですよ。かくとうパ蹂躙再び。ミミッキュくんはつよい。出てくる相手全員をじゃれつく一撃で倒してゆく。余裕の勝利です!
しかしキョダイマックスカイリキーはイケメンだな~。フォルムというか全身のバランスがめっちゃ良い。
サイトウさん、やっぱりバトル後の微笑んだ顔がすごく可愛くて大好き。かわいい……
これで2回戦終了、やっぱりキバナさんが勝ってる! 決勝のお相手はキバナさんで~す! 知ってた。
控室に戻ると、なんとネズさんとマリィちゃんが会いに来てくれた。え~っそんなのアリなんだ! 嬉しい!
ここのマリィちゃんの台詞面白かったです。「ごめんね、あたしのリベンジをアニキに頼んだのにアニキ負けちゃった」、えっ最初のぼくへの謝罪は何? アニキがあんたを負かすはずだったのにそれができなくてごめんねってこと??? いや……別に……(???)
兄妹の会話も可愛かった。スパイク兄妹とても好きです! 弱いなんて思ってませんよ! 誰のことも弱いなんて思ってない! みんな強いよ! たぶんわたしが一番弱いです、ポケモン素人なので……知識が追いついてないし初見のポケモンとか名前聞いただけじゃピンとこないポケモン未だにいっぱいいるので……
マリィちゃん、ぼくのこと応援してくれるって! 嬉しい! がんばる! この兄妹は「エールを送ってくれる」キャラなんだな。大好き。
いよいよ決勝、キバナ戦!
あっ今回は1vs1なんだ! へぇ~すごいな、ダブルでもシングルでもジムリ最強レベルで戦える男か……すごい……!
「一度オマエに負けていてなにをほざくと思うだろうが」!? いや思ってない思ってない! キバナさんめちゃくちゃ強いの分かってるよ! そもそも一度も勝てない相手に何年も挑み続けられるというメンタル構造がめちゃくちゃ “強い” よ! これは皮肉とかでは決してなく純粋に、それって本当に厳しく難しいことだと思うから……
しかし全天候パ、楽しいな~! コータスのひでり、フライゴンのすなあらし、ヌメルゴンのあまごいなどめちゃくちゃいろんな天気にしてきて面白かったです。
キバナさんのバトル中台詞、どれも格好良くて芝居がかった感じもあって好き! 「竜よ ほえろ!」が一番好き! モーションも格好良い! 両腕ぶんぶんからのガオーッ! が大好き!!!
さて、こちらの先鋒はぽわぐちょに頼みました。対キバナ戦にトリトドンはかなりハマると思ってますね! じめんタイプが入ってるのですなあらしのダメージはないし、れいとうビームでドラゴンの弱点を突けるし、だいちのちからが刺さる相手も多いし。遅いので攻撃を一発もらってしまいがちではあるんだけど、相手は天候パゆえ初っ端で天候変化技を出してくることも多いのでその隙にこちらの攻撃を押し込める。
無事にぽわぐちょで5体抜き勝利です。ぽわぐちょちゃんはつよいっ!
キバナさんのバトル後口上さぁ……「オレさまの愛しいポケモンたち」!? 愛しいポケモンたち か……そういう表現を惜しげもなく使うタイプの男か……好きです……
あと「オレさまも若いのによ もっと若いやつらの成長には驚くしかねえ! 未来しかねえな」、この台詞はかなり重要というか、ストーリー的観点からの重みがありましたね。若い世代の成長に驚く先人たち、そして「未来」への讃歌。“継承” に通じる台詞ですね。
でも「オレさまも若いのに」という表現があるから、なんていうか、キバナさんは別にジムリ引退なんてしなさそう。まだまだ世代交代しなさそう。ぼくらと一緒に並んで未来見てくださいね!
いやぁ~……初戦のルリナ戦が一番冷や汗かいたな……
それにしても、このファイナルトーナメントの存在を理解してから思い返すと、ジムチャレでナックルジムをクリアしたときのキバナさんが「いいかオマエら! チャンピオンカップのトーナメントに勝ちあがり ダンデと戦えよ!」って言ったの、なんか猛烈にすごいね。
ダンデのライバルという自負からの「いやダンデと戦うのは自分だし」っていう気持ちは絶対あったはずなのに、「最終的に勝つのはオレさまだよ」みたいなことは言わず、「トーナメントに勝ちあがれ」「ダンデに勝て」って若いチャレンジャーの背を押してくれたんだ……その言葉は自分がトーナメントで負けた状態を表すのに……
キバナさん、めちゃくちゃ大人だし良い人だし格好良い。
控室に戻ったら、なんとゴリランダーを伴ったホップくんが会いに来てくれて急激にブチ上がった。
「特別に応援にきたぞ!」!? ホップくん!!! ありがとう! 好き!
「アニキとライバル、どっちを応援すればいいんだ?」からの「やっぱ主人公か!」で瞬間的に狂う浅木。
嘘でしょホップくん! 嘘でしょ!?!?!? えっぼくを……ダンデさんよりもぼくを!? それは……きみの大好きなアニキの敗北を意味しますが良いんですか!? ホップくん!? 自分との約束でチャンピオンの地位にあり続けた存在、ずっと憧れていた存在よりも、ぼくを……!? ウエッ……無理……ハァハァ……死んじゃう……
ホップくんの口から出る「アニキに勝てよ!」、重すぎるが……
一旦コントローラーを置いて飲み物を取りに立った。足ガクガクしてたし手汗がヤバすぎてグラス落としそうになった。フィジカルに影響が出すぎである。こんなんでダンデさんに勝てるんか!?
というわけでいよいよチャンピオン戦です……
ダンデさんのこのバトル前口上、凄かったな。それ言っちゃうんだ!? ていう……
「彼ら観客はどちらかが負けることを願う残酷な人々でもある!」、そう! そこなんですよ! 今までわたしもガラルのバトル観戦文化というものについて言及するとき、たとえば前回のマリィ戦や今回のビート戦で、観戦文化の「良いところ」と、あえて「良い」をつけて文章を書いてきたのは、この文化には「悪い面」もあるからなんですよ。悪いと言うと言葉が強すぎるけど、それこそダンデさんの言うとおり「残酷」な面というか。
本来は自分と相手しかいないバトルの勝負の純粋さが、「観客の欲求」によって濁っていく。良い効果をもたらすこともあるけど、悪い効果ももちろん発生しうる。そういう面は確実に存在すると思うんですよ。
そういう観客からの雑音をはねのけることこそが快楽でなければ、そもそも10年もチャンピオンやれないというような凄みがありますね、ダンデさん。
このムービーのカメラのフォーカス、めちゃ巧みで良かった。「彼ら観客は~」のときは客席にピントが合っていて、それが徐々にダンデさんへ焦点が移行する感じ、めっちゃゾクゾクした。
はい。
ここでいきなりモニターにローズ委員長からのビデオレター(ビデオレターではない)が映し出され、ヤバイことになっちゃった~ダンデくんが話を聞いてくれないせいだよ! みたいなことを宣ったのであった。馬鹿野郎!
いやさすがに下衆すぎませんか? そこでダンデくんに責任を押し付けるようなこと言うのは最低じゃないですか? すべて自分の責任においてやってくださいよ。そもそもダンデさんが話を聞いて今日のイベントを中止していたとしてもどうせ同じことをやってたし、同じ結果になってたでしょうが。
「ダンデくんが話をきいていたらこんなことにはならなかったのにね!」、この最悪台詞によりローズ委員長への感情がヒエッヒエになった。株大暴落です。キックを……キックを入れなければ……!
コート入場口まで退避したぼくとダンデさんのもとにホップくんが駆け付けてくれた。行動が早い! コートの二人が危ないって思った瞬間に客席から立ち上がって走ってきてくれたんだろうな。うれしい……ラヴ……
ダンデさん、「とにかくオレが……チャンピオンのオレが行く!」「オレに責任がある、だからオレが責任をとる」って、このひとチャンピオンという立場を何だと思ってるんですか!? チャンピオンのこと「万能マン」だと思ってる??? いやチャンピオンって普通にただ「ポケモンバトルが強いひと」というだけだと思うんですけど……!?
走り去ったダンデさんに対するホップくんの「アニキ! 方向オンチなのにナックルシティに行けるのか……」はさすがに草です。笑っちゃって肩の力が抜けました、ありがとうホップくん。好きだよ。
いや本当にそうなんだよな、ダンデさんは方向音痴なんだよ。万能マンではないんだよ。ポプラさんのジムチャレ評価表でも「クイズ正解数は1だけどバトルセンスはある」って書いてあったように、ダンデさんってただポケモンバトルの強さでそのほか全てをゴリ押ししてきたんだろうな。
ここでのホップくんの台詞と思考の流れ、すごく良かった。浅木はクリア後シナリオまですでに終えたので一層納得が深いんだけど、ホップくんってこういう順序立てて思考を組み立てて結論を手繰り寄せるの上手いと思う。研究者に向いてる。これまでのストーリーでの「色々考えて試す」というのもトライアンドエラーで、研究者に向いてる!
というわけで、かつてブラックナイトを鎮めたという伝説のポケモンの手がかりを得るべく、まどろみの森へ向かいます。
ハロンタウン実家前でソニアさんとママに会う。
そ、ソニアさん……今日の大イベントのこと忘れてたんですか……ルリナさんがめちゃくちゃソニアさんとの仲良しアピをしてくれてたのに見てなかったんですか……
ママの「ローズ委員長が大会をめちゃくちゃにしたのよ!」、この台詞でなんかちょっとほっとした。ローズさんがあんな嫌がらせみたいな捨て台詞を吐いたから、ダンデさんに何かしらのヘイトが発生してたら辛いなと思ってたんだけど、群衆たちは「ローズ委員長が」めちゃくちゃにしたってちゃんと認識してるみたいで良かった! そうです原因はローズ委員長です。ダンデさんではないです。
事情を聞いたソニアさん(ブラックナイト研究第一人者)が「これを持ってまどろみの森に行きなよ」って言うから、どんな重要アイテムが出てくるのかと期待しましたが普通にげんきのかたまりだった。回復アイテムかい。ありがたく頂戴します。
ホップくんが前回森に入ったときのことを回想してるの良かったな。剣盾のシナリオ、同じようなシチュエーションを繰り返す手腕が巧い。電車内ムービーもだし、このまどろみの森も。シチュエーションが同じだからこそ、それを受け止めるぼくらは変化しているという「成長」が鮮やかにフォーカスされるんだよ。本当良いよね……
そしてBGMよ。わたしエリアBGMの中ではまどろみの森が一番好きだな~! ずっと聞いていたいので自然と足取りがゆっくりになっちゃう。
奥へ進むと、パッケージモンスターがお出迎え。今回は盾の方の子も一緒にいる! こうして見ると盾の子のカラーリング、鮮やかで格好良いなあ! 何かあるかと思ったけど顔見せだけでやっぱりスッと去っていってしまった。入れ替わりでソニアさん登場。彼らの名前を教えてくれた。ザシアンとザマゼンタ!
さらに奥へ進むと、ホップくん曰く「なんかすごそうな 伝説って感じの場所」に出た。ここのムービー本当に綺麗だったな~。荘厳さがすごい。ここで「くちたけん」を入手。
よ~し! 伝説の剣と盾を携えた英雄ふたりが今から向かうぞ! ナックルスタジアムまでレッツゴ~だ!(タクシーを呼びつけるぼくとホップくん)
ナックルシティに着くと、スタジアム前にキバナさんが立っていた。「ローズ委員長 ぶっとびすぎてて理解できないぜ」って言ってる。だよね。ていうかそもそもここナックルスタジアムがエネルギープラントを兼ねている以上、ローズ委員長はダンデさんだけじゃなくキバナさんにも今回の計画の話をするべきだったのでは? そして二人ともに「イミフですが……?」って反対されるべきだったのでは?
事前予告なくこんな事態の対応をする羽目になっちゃったナックルジムリーダー、かわいそう。
ホップくん、キバナさんの横をすり抜けてダッシュで先に行っちゃった。待って待って、置いてかないで。キバナさんのホップ評「ホップめ あいかわらずあわてんぼうで騒がしいヤツだぜ」めっちゃ好き。あわてんぼうっていう言い方かわいい。
そしてぼくのことは「最強のチャレンジャー」って呼んでくれる。うれしい! それを言うならキバナさんは「最強のライバル」ですよね!
スタジアムに入ったら、オリーヴさんが動転しながら助けを求めてきた。ここのオリーヴさんの台詞回し、最高だったな。「たっ 助けなさい いえ助けてください!」「キバナが……いえキバナさんが鎮めてくれたけど」など言い直す部分がかなり良い。ずっと上に立つ者だったからか、したてに出るのがヘタでかわいい。
そうか……オリーヴさん、やっぱり野心で動いてるというよりもローズさんへの信奉の心で付き従ってきたんだなあ。「ローズさまをとめてほしい」ということは、この状況はもう止められないというよりもローズさん自身にまだ中断する意思がないということ?
とりあえず地下へ降りましょう。エネルギープラント、急に世界観が変貌したな……なんだこの空間……
先に到着していたはずのホップくんが悔しそうにしている。これは負けた気配。ぼくに任せて! ぼくはあの視座高すぎ太鼓腹おじさんにキックを入れにきたのだ!
ここのローズさんとの会話さぁ……! もう本当にきもちわるい! いやだ! なにこのひと! 気持ち悪い!
「うわー驚いたな きみはなにをいっているんだ」、いやその台詞そっくりそのままお返ししますが。「ガラルが永遠に安心して発展する」ってどの口が言えるんだ……この現状のどこに「安心」があるんです?
「ガラルの未来を守る計画をジャマするなんてもってのほかなんですよ!」、ああ、はい……そうですか……今この瞬間のガラルを守ろうとしている人たちをジャマするなんてもってのほかですよ? キック決定です。
マクロコスモスのトップだけあって、やはりはがねパでしたね! うんうん、ホップくん、きみがこれに勝てないのは仕方ないよ。手持ち相性が悪すぎるだけで、ホップくんが弱いわけではない。
ぼくのエースバーンくんに任せてください! すべての相手を一蹴してみせますよ!
というわけで勝利。ローズさんに雑に拍手とかされちゃって苛つきが増す。強者ムーヴきもちわるい……
ていうかここの彼の台詞なに!? 「ムゲンダイナを制御できなかったわたくしを助けるために彼は試合を捨ててやってきたんだ」「お姫さまをドラゴンから守るナイトのようにね!」
いや……えっ……? 困惑。髭面太鼓腹おじさんが言っていい台詞じゃないだろ……臆面もなく自分を姫に喩えちゃって……ええ……???
ちなみにダンデさんは「ガラル地方とガラルの人間」を守るために駆け付けたのであって、その「ガラルの人間」の一人にローズさんが含まれていただけであって、別に試合や観客や対戦相手のぼくを蔑ろにして今ここにいるわけでは決してないのだが。あなたを助けにきたわけじゃない、ガラルを助けにきたんですよ!
「ガラルの未来を最優先している」みたいなことを言っておきながら、結局エゴイスティックな本性を隠せていないじゃないですか。なに優越感に浸ってるんですか? それで何が「ガラルの未来」だよ……
しかもこのおじさん、最後にホップくんに嫌味まで言いやがった。「わたくしに負けてボロボロのホップくんも行くのでしょう?」って、おい許さんぞ! キックが足りなかったようだな!?
ホップくんは強いんだよ。ほらここのレスバの強さよ! 「オレもポケモンもあきらめないぞ、委員長が開催してくれたジムチャレンジで学んだからな!」、最高! ホップくんほど「バトルで負ける」ということへのスタンスを考え模索し構築してきた子はいないんだぞ! 舐めてもらっちゃ困りますね!
はぁ~ホップくん好き! 最低おじさんは放っといて一緒にダンデさんのところ行こ!
というわけで屋上へ。ムゲンダイナと対峙するダンデさんとリザードン……! 格好良い……
ここのムービー天才じゃなかったですか? 本当に凄かった。剣盾、映画化しませんか?
あとはボールで捕獲する、ただそれだけだ! みてろよ チャンピオンタイム! ムゲンダイナが一瞬ボールに収まって「わぁっ」て喜びかけるぼくとホップくん、異変を感じてこちらに制止の手を出しつつリザードンへの一瞥でぼくらを守る指示をだすダンデさん、爆発の後ホップくんの前に転がってくる空のモンスターボール……
この一連の流れ、その緊張感……!
リザードンにぼくらを守らせるっていうのが……「子どもを守る大人」の最たるものって感じですごかったな……ダンデさん……
「未来を守る」と言いながら現在をブチ壊すローズさんのあとに見るダンデさん、あまりに素晴らしすぎるな。こうやって「子どもを守る」ことこそが「未来を守る」ことなんだよ。
しかし最強のチャンピオンもさすがに戦闘不能だ。ここは最強のチャレンジャーとそのライバルがなんとかするぞ!
まずはムゲンダイナと普通にバトル。ボールはさすがに投げられませんね……(災厄のポケモン相手にクイックボールを試そうとするトレーナーことぼく)
タイプは分かりませんけど、たぶんドラゴンは入ってるでしょ……太鼓腹おじさんがドラゴンに喩えてたし……という考えからミミッキュくんに任せる。「ダイマックスほう」とかいうなんか圧の凄い技をすかせたのでヨシ。相手のことがよく分からない状態で運良く「ミミッキュには効果がないようだ……」を引けたときの気持ち良さったらないよね。
無事に撃破。しかし当然まだ終わりませんよね。なんかヤバい姿のダイマックス状態になった。こわ……
ここでホップくん参戦。えっこれって、マックスレイドバトル形式!? ホップくんとマックスレイドバトル! ワ~イ!
しかし攻撃ができない。困惑していたら、ホップくんがくちたけんとたての存在を思い出してくれました。ちなみに浅木はすっかり忘れていましたのでホップくんがいてくれてよかったぞ……!(しっかりして)
けんとたてを掲げたところ、パッケージモンスターたちが呼応して助けに来てくれた。うわ~頼もしい! 格好良い! けんとたてを得て完全体になったザシアンとザマゼンタ、めっちゃ格好良い!
これでこっち側のポケモンは4体、フルメンバーでのマックスレイドバトルだ! ザシアンとザマゼンタの技名イカすな……!
ようやく体力を削り切り、ムゲンダイナくんゲットです! たぶんここは確定捕獲かな?
遠吠えして飛び去るザシアンとザマゼンタ、良かった……味方になってくれる伝説ポケモンという概念、嬉しいよね!
はい。そして三日後。三日後!? ポケモンでそんな「○日後…」みたいな表現することあるんだ!(?)
しかもモブたちが「ローズ委員長自首したんだって?」などと会話をしている。エーッ!? 三日のあいだでそんなことに……!
これ結構ビックリしましたね。ポケモンで悪事を働いた組織のトップが「自首する」って珍しくない!? ていうかわたしは初めて見ましたね……いつも姿をくらませてたじゃん……悪役が身柄を拘束されることあるんだ……
ダンデさん、意識不明の大怪我をしておきながら三日後にはチャンピオンマッチの手筈を整えてるの、さすがというか……バトルジャンキーって感じで良いな!
もう特に準備することもないし、まっすぐシュートスタジアムへ向かいましょう! 行くぞみんな!
ダンデさんのバトル前口上、良いね。「ザシアン・ザマゼンタとともに戦った英雄……オレの無敗記録を伸ばすのにもってこいのチャレンジャーだぜ!」、ワ~つよ~い! 相手が強ければ強いほどそれを叩き潰したときに己の強さが際立つ、もっともな理屈だぜ! コワ……
ここでダンデさんが「ガラル地方の歴史に残る……いやガラルの未来を変える決勝戦にするぜ」ってローズさんのあの表現に被せてきたの、最高にブチ上がりました。オイ見てるか!? ローズさんよぉ!
マントばさーって脱ぐのかっこいいな~。
それで、あの、あのさ、ダンデさんのバトル中モーションさぁ! この投擲モーションとか指示出しモーションとか! 待って! これセミファイナル決勝戦バージョンのホップくんのモーションじゃないですか!?!?!?
え……エッ……! いや~ヤバ……ホップくんがこの動きをしているのを先に見せてからの、チャンピオン戦で「これがオリジナルですよ」をやるの、くっそ~ズルい! こんなん好きだよ! そうか~っホップくんはこれをトレースしてたんだ……!
ダンデさんの先鋒はギルガルド。こっちはエースバーンくんなのでまずは出し勝った。一撃では落とせずこっちも一発もらっちゃったけど、被害軽微で1体目突破です。
次のドラパルトにはミミッキュくんを出す。ミミッキュくん、やっぱり特性ばけのかわのおかげで1ターン目が安定するのすごく強いよね。無事にドラパルト撃破。
3体目のオノノクスにはぽわぐちょを出したんですけど、敵のげきりんがめちゃくちゃ威力あったのに加えてこっちの足の遅さが災いし、あっさりぽわぐちょちゃん落とされちゃった。アエ~ッ!? ていうかオノノクス、ドラゴン単なんだね……なぜか地面タイプ複合だと思ってた……(だからあえてトリトドンに交代したのだった 愚か)
こおり4倍じゃないんじゃん! ぽわぐちょの不一致2倍れいとうビーム一発では落としきれなかったか……
仕方ないのでミミッキュくん再登板。しっかり落とせましたが、チャンピオン戦まできてそんな知識量で大丈夫か?
しかも次のバリコオルとかいうポケモンも全然ピンとこない。なに!? バリコオル!? 知らんポケモンだ……! おまえそんな知識量でよくこの場に立っとるな!?
でもバリ「コオル」ってことはこおりタイプなのでは? エースバーンくん行ってみる? というわけで我らがエースに交代。出てきたの見て察したけど、これガラルバリヤードの進化系ですか!? ははあ……でも予想通りにこおりタイプ入ってたみたいで、エースバーンくんのかえんボールでスッと落とせた。オッケーオッケー! オッケーか? 綱渡りが過ぎるが?
そして登場、インテレオン。きたわね。それは冒険が始まったときから分かっていた手持ちだ。アマージョさんお願いします。しっかり撃破してくれたので良かった。アマージョさんのキック、本当に格好良くて好き。
ダンデさんのラストはやっぱりリザードン! 知ってた! ちなみにこっちの対リザードン大本命ぽわぐちょは瀕死です。エッどうしよう……???
エースバーンくん・ドラパルトくんじゃ決定打がないし、アマージョさん・ギギギアルくんは弱点突かれるし、ミミッキュくんはここまででだいぶ消耗してるし……いや、行ってくれるかドラパルトくん!?
もうドラゴンパワーでゴリ押せ! という気分になってしまったのでドラパルトくんを出しました。
しかしダンデさんのダイマックス時投擲モーション、最高だったな。1回手の上でボールバウンドさせたでしょ、あの大きなボールをめっちゃ軽々扱う感じが格好良すぎ! キョダイマックスリザードンも格好良かったな~。
このリザードン、ダイソウゲンなど草技も使ってきたのでぽわぐちょを出さなくてむしろ良かったかもしれないですね。無理矢理でしたが、なんとかドラパルトくんで削り切って勝利です!
ダンデさんの敗北モーション、何!?
帽子で目元を隠して一瞬だけ悔しげに口元を歪めて、でも直後にニヤッて笑って、帽子を投げ捨てて……!
すっご……彼の在り方はずっとあまりにもチャンピオンだったから、敗北すらもはや彼だけのものではないんだなあって思ってしまった。なんていうか、「個人的な感情を押し殺す」その一瞬の表現、己の「敗北」すらパフォーマンスにしなければならないこの感じ、圧倒的王者は観客の前で悔しがることさえ許されないというような……自分自身を「コンテンツ」にしてしまっている男の末路というか……
このジムチャレンジの旅の中で、ホップくんに対してわたしは「勝ち負けを自分だけのものにしていい」と何度か書いたけど……ダンデさんも……ダンデさんにも、それが許されてほしかった……
これこそがバトル観戦文化の最も残酷なところじゃないですか!? ダンデさんはたとえあの瞬間死ぬほど悔しかったとしても、ルリナさんのように頭をかきむしって悔しがることが許されていなかった! 観客たちによる「王者ダンデ」という神聖視、その期待にそった行動を取らなければならなかった! いやだぁ~っ こんなの……しんどい……!
そして帽子ね。あれは「脱帽」ムーヴなんだけど、ダンデさんの帽子はただの帽子じゃなくて「王冠」なんですよ。つまり「失冠」。グワ~ッ!
最後のダンデさんのスピーチも、凄かったな……
「未来につながる今現在をオレたち大人もよりよくする」「自分自身とパートナーのポケモンを信じて突き進め! 自分たちが望む明るい未来をつくるために!」「すごい力を持つ者ならどんな未来でも描けるだろう!」
幾度も繰り返されるこの未来への讃歌よね。未来、つまり「次世代」への讃歌。
剣盾ストーリー、本当に見事に “継承” (世代交代)とその希望を描いてくれましたよね……本当に凄かった……大人が子どもに対して伝えるべき大切な言葉がひたすら詰め込まれてた。めちゃくちゃ良かった……
ありがとうございました……!
というわけでメインストーリー終了!
はぁ~やっと書き終えられた……これ書くのに6時間くらいかけちゃった……
クリア後シナリオも済んでますので続けてまた日記書きます。早めに書けたらいいな……でもあのクリア後シナリオ、結構情緒がグチャ~にされたので言語化するのにちょっと時間かかるかもしれないな……
本日はここまで!