ブーブ(ブルーアーカイブ)最終章メモ
一章の助走が今まで走ってきたストーリーの後日談とし今までのストーリーの後日談としても最終章としてもとてもよくて、ここにきて群像劇のようなうおらせ方になるのはとてもよかった。
No2、戦闘集団、痴女軍団など学園の垣根を超えて共闘する展開はわかっていてもアツい。
しかしながら評判だけ聞いてストーリー読むために参入している立場では、今まで積み上げてきたイベントキャラなどが活躍するシーンに関しては黙って察することしかできないのが悔しい。
特に2章はほぼファンサなので戦闘の多さとストーリーの進まなさがつらかった。
寿司ロボのとんでもない動きは興味無いジャンルとはいえ目を見張るものがあった。戦隊モノなのにウルトラマン的に帰るのも面白い。
3章はサブタイトル「勇者」の資格。ここだけで大満足の盛り上がりであった。このサブタイがでてきた瞬間にアリスがケイと手を取り合い、自己犠牲による救いの代償としてケイが消えてしまう映像が頭に浮かんだ。非常に良い演出で、お得意のスチル芸の豪華さもあり、想像を遥かに超える密度で大好きなゲーム部をしっかりと使い切ってくれた事にただただ拍手したい。
そしてここの一番の魅力は何と言ってもリオの禊を同時に済ませることにある。テンポ感を大事にしているからといえばそれまでだが、アリスの底知れなさをこれでもかというほど引き立ててくれていたと思う。
リオの胸中はプレイヤーにとっては察するに余りあるものだが、最後の膝を抱えて崩れ落ちるスチルで全てを説明するのは見事の一言である。殺人という最後の最後の手を尽くしてもここまで至らなかった悔しさ、キヴォトスを自らの手で救えなかった歯がゆさ、罪人の自分を叱ってくれる存在への感謝、何よりもアリスを殺さなくて済んだ安堵。美しい演出だった。
正直ここがピークで、この後のイベント戦はなんの歯ごたえもないただただロード時間だけが支配する虚無の時間で、ここまでが非常に良かっただけに流石に呆れてしまった。「せっかく作ったし消したくない」ってか?リーグオブレジェンドかてめーは。
エデン条約編ラストで40〜45lvを要求しているのだから、テラーシロコがスキル使うまもなく即退場するようなヤケクソさにはせず、せめて歯ごたえのある面白いボス戦として演出するか、もう少し短くしてほしい。
ここまでに追いついてライブ感を感じてほしかった(というより、最終章の実装スピード的にそこまで手が回ってないのは察する)というのはわかるが、それ以降の客を雑に扱って良いわけではないと思うので非常に残念であった。
あとシロコが実は反転したわけじゃなくてコピーされていただけでした〜も「忍術部の活躍は...?」となってしまったので4章でうまいこと回収してくれるのを祈る。
黒アロナが3章の一番の驚かしだったと思うが、祭に参加してる現地ファンの容赦ない黒アロナリツイートによってなんの意外性もないものになってしまったのも残念だった。
村上が勝ち越しフェン直を打った!と喜ぶようなものなので仕方ないしコンテンツの盛り上げに寄与しているのは百も承知なのでファンに恨みは無いが、ただただ自分が始めるタイミングが悪かったのが無念である。もう少し早く始めていれば...