KABUKUは観た方もまだ少ないと思いますし、私が特に酷いと思った部分だけ抜粋したせいで悪評が広まるのは悪いので、伏せにて粗筋を紹介します。舞台は令和3年の渋谷のスクランブル交差点、人々がコロナに苦しむところから始まります。
暗転し、人々は消えて、センターに佇む素顔の🦐、眩い光を浴びながらひっこみます。
舞台は江戸へタイムスリップ。瓦版屋の一味が疫病に苦しむ町人達に偽のお札を伊勢神宮の札だと偽り売りさばいて荒稼ぎしています。ブスからは金だけ奪い取る、美女には金を渡して言い寄るが拒否され大勢でレイプ、役人は買収、とやりたい放題です。
大金持ちから大金をせしめ、手に入れた金を前に喜ぶ瓦版屋一味ですが、次の瞬間、雷にうたれて全員が死亡、舞台は地獄へ移ります。
地獄は時空を超越しているそうで、そこに前述の外国人達がいて、例の差別的なコントが始まります。
瓦版屋一味は閻魔に「俺達が偽のお札を売ったのは皆を明るい気持ちにさせる為、人々の為にやったこと」と釈明し命乞いしますが、閻魔は極刑を下そうとします。
そこに「チョトマテチョトマテ」と某芸人のような🦐さんの声が響き、すっぽんから本人登場。
助けを求める瓦版屋達の言い訳に共感し「見方を変えれば善悪の基準も変わる、芝居もまた虚構で人々を明るくするものだ」というような台詞で悪人共を庇いますが、当然閻魔は認めず、こうなったら荒事だ!と立ち回りになります。
🦐と亡者達と獄卒達の掛け合いから、だんだんとええじゃないかになり、全員でええじゃないかを踊ります。
いつのまにか閻魔の子供(カンカン)も登場し踊っています。そしてその閻魔の子供は🦐に言います「お前がこの世の中を明るくしろ!」言われた🦐はそれを了承し、飛び六方で去ります。
その後、閻魔の子も「あいつだけじゃ心配だ」と、飛び六方で🦐の後を追いかけて行きます。カーテンコールがあり、定式幕をカンカンが引いて、終わりです。