♊️の過去話(誰でもOK)
キャラシから抜き取ってきたやつだからちょっと読みにくいかも
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《過去》
裕福な家庭で、双子の兄と共に育つ。カストルは快活で、ポルクスは大人しい子供だった。だがお互いに距離感を掴むことが上手く、非常に仲のいい兄弟だった。
そんな15歳のある日、観劇に向かった馬車が事故に遭い、それに乗っていた父と兄は帰らぬ人となった。
そこからは母と共に過ごすようになるが、思春期に負った精神的な負担が大きかったためか、動物に兄の名前を付けて愛でるようになる。
特に気に入ったのが鳥だった。自由気ままに飛び回り、時折ポルクスの傍に寄り添う姿は、兄を彷彿とさせた。彼の口調が変化したり、表情が喪われていったのもその時期だった。
日に日に人格の変わっていく息子の様子に耐えられず、母親はポルクスを家から追い出した。
母の世話を焼いていたにも関わらずこのような仕打ちを受けたことに関して、ポルクスは特に何の感情も抱くことはなかった。
兄の名を持つ鳥と共に放浪するうちに出会ったのが、路地裏で起きていた小さな殺人事件だった。
それが彼の受け持つ、最初の事件となる。
なお、母親は現在も資金援助のみしてくれているため、困窮はしていない。
双子座なんでね、ちゃんと双子だったんだな