ハローワールド2周目見て原作小説読んだので、確認できたところと個人的妄想(考察というほどではない……)。がっつりネタバレです。
・土曜日に制服着てたのは午前中に授業があったから(直実の高校はわりと偏差値高めだそうなので補習的にやってるのかな?)
・決断力の本は2000円? 1200円?
・瑠璃は大湖底都市を直実が「魔法で作り直した」ことに気付いている(焼けたのを確認してたことと、貸出カードが改竄されていたことから)→目覚めた後でナオミに言いかけた「あの本……」も大湖底都市のこと
(この時点で瑠璃がイチギョウルリの干渉を受けてた可能性も考えたけど、小説版だとマジで何も分かってなさそうなので、そこまではないのかな……)
・冒険小説の話をしてるときに瑠璃が月を見てたり、太陽作る前に直実が月を作ってたり(小説版はこの部分の説明がちょっと長い、「届かないはずのものに手が届く」ことの象徴?)、なんとなく月面への匂わせはあるのだな……
・ナオミさん平成23年生まれ……! いやそりゃ2027年に高1ならそんくらいだよな! 改めて若いなと思いました(?)
・ナオミも(たぶん)千古も、狐面を見た瞬間に「自分もデータである」ことを理解して、その上で行動してるなあれ? 開闢したらアルタラがわけわからん世界に飛ぶのは分かってて、千古はワクワクしながらスイッチを入れた(アルタラがどっか飛んでったとはいえ、飛んでった先にも自分のデータが含まれることを期待してる?)
なお、千古が残された世界にたぶんナオミはいない(出席札が裏返しっぽいので? 書き置きで千古には事情を伝えてる?)。開闢後の世界(直実と瑠璃がたどり着いた新しい世界)では、ナオミは直実の持つ記憶として直実の中に内面化された感じかな?(最後の「僕(おれ)」「俺(ぼく)」のところの解釈による……)
・ナオミの消滅と千古のスイッチオンは、少なくとも小説版ではナオミ消滅が先(ナオミが消えたから狐面の邪魔がなくなってスイッチを入れられた)。
・そうか、量子だから観測すると干渉しちゃう(ゆらぎが確定する)ので安易なコピーができないのか……。
・カラスにイチギョウルリが本格介入したのは直実が穴に飛び込んだあと(カラスの羽が金色になったあと)? それまでも観測はしてたのだろうけど、ナオミの指示下にあるフリをしてたのかな。花火大会より前のカラスはそこまでルリっぽさがない感じがした(逆に喋り始めたカラスは、初見のときから瑠璃だろうなと思って見てた)。
カラスの技術力はナオミが知っているものより上らしいので、月面のイチギョウルリは2037年より何年も先の時代の人なのかなと思った。最後に喜んでる人の中に千古がいないっぽいのもちょっと気になる、千古は2037年に50代後半なので10年後とかなら定年とかしてる……?
だとすると現実世界の2037年にナオミは瑠璃を目覚めさせて、でもダイブしたアルタラから自分が帰って来れなかったとかなのかな? とか思った(ベストは脊髄に繋がってるけど、たぶん脳との通信もしてるだろうし、左足損傷が「実験が上手くいってる証拠」なら本番をやった結果としてナオミが脳をやられてもおかしくないかなと……)。目覚めた瑠璃(イチギョウルリ)がナオミの仲間の手を借りて、記録世界のナオミをサルベージできるルートを探った結果、2027年と2037年に同時に干渉したりしながら色々やってやったのかなーとか思いました。
・「月面世界自体が、開闢したアルタラがめちゃくちゃやっちゃった結果できた無限の可能性世界の1つ」というのもアリかなとは思う。無限の記述の中に生まれた、ナオミが存在する可能性世界。
そもそもここにいる我々も、開闢したアルタラが無限に生み出している世界のひとつに住んでいるデータかもしれない……的な。
・そもそも「現実世界」を現実世界だと断定することは不可能(観測不能)なわけで、作中で誰も「現実世界」にいる保証はされていないのだ……金羽カラスと能舞台のところの演出がそういう多次元構造っぽい(『ディアスポラ』っぽい)感じがしたので、そのへんはもう考えても無駄なのかもなと思った。
ネタバレポスカとかスピンオフとかアナザーワールドとかは押さえてないし、たぶん他にも提示されてない情報はあるので、色々ただの妄想です!!