オクトパストラベラーII エクストラストーリーからラスボスまで(ネタバレ)
※キャラクター別ストーリーの感想はこちら
https://fusetter.com/tw/4uIm9Eb9#all
■エクストラストーリー
たぶん以下の条件で発生する。
・キャラクター別ストーリーを全員分終える
・2キャラ×4つのクロスストーリーの前後編をすべて終える
8人全員が登場する最終クエスト。
エクストラストーリーの話の見せ場はこれまでの話の裏側の伏線の回収。
実はあのキャラとあのキャラが繋がっていた! とかそういう部分が、とある手記の断片(筆者は新聞記者オリ)ってのを回収して全部読めるわけだが……。
まあ、なんというか……やっぱりラスボスは杉田じゃねーか! ってなってだいぶ冷めた。
こんだけ焦らしておいて結局カザン(本名オボロ)かよ、っていう。
好きじゃなかったキャラだっただけに、あいつが黒幕だよとか言われても、はぁそうッスかって感じ。
ミントさんが絡んでいたのはちょっと驚いたが、匂わせも少なかったので、正直ポッと出感がすごい。
オーシュット編に出てきた黒の狩人も、結局一度も対面してないしなあ。今更回想シーンでキャラグラ出されて、しかも回想の中で死なれてもな……。何も感想は湧かないぞそれは……。
アルパテスとか結局なんだったんだよ。鏡渡すためだけに出てきて殺されて、一番かわいそう。
なんかこう、「あーこのエクストラストーリーでライターがドヤ顔するために、本編があんだけ適当だったのね」と思えてしまう。
それならもっと全体的にテキスト量増やして真面目に描いてくれ……。
■エクストラストーリーのシステム解禁
ここにきて、「酒場に行かなくても、メニューからどこでもパーティ入れ替え可・装備入れ替え可」が解禁されてわらった。
いや、え!? 今それ解禁するの!?
ていうか最初から解禁しろよそんなシステム!!!!
おれたちがこれまでフィールドスキルのために毎回酒場に通ってPT変えてた時間はなんだったんだよ……。
■ラストバトルのシステム
めちゃくちゃ好きだった。
最後にこれを持ってきたのは褒め称えてもいい。
HPが半分切った頃に、PTの4人が全員消える→後ろにいた4人でバトルさせられる、って演出は良い。
前作の裏ボスとはまたちょっと違った展開での8人総出のバトルだ。
裏ボスほどの難易度ではないものの、そこそこ歯ごたえのある難易度なので、しっかり準備しないといけない程よい感じだったのが好印象。
そしてそのあとの2段階目のバトルで、8人全員同時バトルになるのが、めちゃくちゃ熱い。
おまえこんなクソ熱い展開を最後に持ってくるとか卑怯か!?!?
8人横に全員ずらっと並ぶの、めっちゃ熱くていい。
おれ、オクトラ2を好きになっちまう……。
(※注:この後のエピローグのせいでそうはならなかった)
システム的には大陸の覇者の8人バトルとはまた違う、PTごとごそっと切り替えな感じなのもいい。
UIはちょいと見づらいが、これはこれでアリだ。
この1戦闘のためだけのシステムなのが勿体ないくらい。
しかしこれはこのラストバトルだけのシステムだからこそ映えるというもの。
いやーめっちゃ良かった。
■ラスボス攻略メモ
ラスボスクリア時のレベルは、スタメン勢がLv80、二軍勢はLv60くらいまでは上げて挑んだ。
最初に挑んだときはスタメンがLv70、二軍勢がLv30くらいで、流石に舐めプ過ぎて負けたので。
2PT目の火力とヒーラーがちゃんと確保できてなくてダメだったので、ちゃんとそこを意識してPT分けたら行けた。
火力は剣士の雷剣将ブランド、ヒカリのEXスキル、薬師の荒療治、ウェポンマスターの杖殴り。
シールド削りはオーシュット、ヒカリのラーニング技、学者勢、という感じだった。
まあ普段のボスがだいたい全部これだから普段通りではあるのだが。
最後はシールドがロックされてなかったんでブレイクしてなくても本体殴り続けたら勝てたっていうパワープレイだった。
いてつくはどうを使ってくるので学者の大魔法化があまり運用できなかったな。
結局オズバルドは究極魔法で軽率にシールド削って貰う方が楽だった気がする。
全体バフのかけなおしはオーシュットのけしかける魔物に任せちゃうのが一番楽だった。
復活禁止になってから薬師がゴミになったのがツラい。復活できなくてもいいから単体回復はさせてくれよぉ。
キャスティの調合をめっちゃ使ったが、そのBPは正直荒療治に使いたかった。
そういえば戦力的にパルテティオとソローネが結局最後までお荷物だったのが残念。
どう扱うのが良かったんだろうなあ。パルテティオは踊子にして全員にBPパサーすれば良かったんだろうか。
ソローネも盗賊奥義くらいしか火力源がなくてしかも範囲なのでなんとも扱いづらかった。
そして、最後までオーシュットが強すぎた。
けしかけるが1人で範囲も単体もこなせるバランスブレイカーすぎる。
☆10と☆9の魔物で埋め尽くしておいてノーコストで何でも出来ちゃうの凄く楽しい。
☆10のモブは魔の島のボスのと、デカいゴーレムのを連れてた。
☆9のモブはロック島の加速バフの短剣と、沈没船の物攻バフの剣。あと土砂降り矢。
オーシュットを如何に使うかが鍵だなと、レベリングでもボス戦でも思う。
アグネアの誘惑で誘っておくNPCは誰を連れて行くか選択が悩ましかった。
結局はBPパサーしてくれるベンケイにした。誘惑確率も高くて連れて行きやすい。
物理カウンターや物攻アップでも良かったんだけど、やはりBPが大事なゲームなので。
■ラスボス後のエピローグ
「これでみんなとの旅も終わりだね……」みたいな話が始まった。
なんで一緒に旅してたかもよく分からないのだが、なぜかいきなりみんなと別れる話になった。
そしてなんかみんな寂しがっている。
えなんでこいつらラスボス倒したら旅が終わりみたいな雰囲気出してるの?
なんか一緒の旅を終えなきゃいけないような話はどこにもなかったと思うけど??
そしてエンドロール後のエピローグでは、パーラ(アグネアの妹)を操作して街中の仲間を集めて、アグネアの劇を観に行くのだが、最初に出会ったヒカリに話したときに「久しぶりだな友よ」とか言われる。
いやパーラとヒカリが友になる話なんぞ1ミリもなかったが。
そもそもこの2人が話してるシーンなんて1度もなかったが。
……結局、最後までプレイヤーの感情移入なんて置いてけぼりの、ライターの独りよがりなシナリオだった。
こんなんならシナリオなんてなくていい。ロマサガくらい薄くしてくれていい。
中途半端にやるんじゃないよ。
■総評
・システム:5
・バトル:5
・探索:5
・音楽:4
・グラフィック:4
・シナリオ:-1000
・総合評価:3
シナリオがなかったら総合5でした。