「ジュマンジ」
オタク男子の恋愛ものとして新しいのは冒険を経て男子がオタクから成長するor偏見を持ってた女子の見方が変わる→カップル成立じゃなくて、彼女は元から主人公を(ナードだからこそ!)好きだったという設定だよね。
そして、これは別にご都合主義な絵空事じゃなく、スポーツより教養に価値を見出だすマーサみたいな大人しい子にとっては自然なことだと思う。
それはスペンサーも同じで、顔がいいってだけでべサニーみたいな子を好きになったりはせず、彼もまた最初からマーサに魅力を感じている。
冴えないやつ同士傷をなめ合うってことじゃなく、マーサとスペンサーは価値観が似ていて、だから自然と惹かれあって結ばれるんだよね。
いわゆる「モテ系」じゃなくても好きな子と結ばれることはできるよ、というメッセージの優しさ/正しさに号泣してしまった。
オタクだから女の子に相手にされない、という自意識が的はずれな被害者意識やミソジニーに繋がってる現状を見ると、ものすごく新しくて大切な作品だと思う。