礼雪 異聞帯の王バーサーカー🦌 プロフィール6
絆5、ロストベルト◾︎後解放
キバとの戦いに勝利を重ねていたのは事実。しかし礼光の国はとっくに滅びている。ただ生き残ったのが礼光だっただけ。それを受け入れられず初めはごく狭い範囲で固有結界を発動。礼光の故郷一帯のみを国が繁栄していた姿に留められたが(その際に外国の捕虜を大量に魔力電池として消費。キバに負けなしの礼光に勝てる国は少なく大陸の小国が次々消滅)、空想樹とクリプターが来たことで非効率的な魔力工場を解体処分。その際に大量の死人が出ている。
空想樹の力を借りてより広い範囲で国を再現し、その際に結界内へ取り込んだ人間を自国の民だと認識/取り込まれた方も礼光の国の民だと認識。この際に大陸制覇を完了しているが、これは完全に上から歴史を塗りつぶす行為。
この固有結界は「初めから礼光の国の住民だった、ここは礼光が何百年前に統一した地域だった」という認識を結界内に取り込んだ人間全てに認識させるため、そこにあったはずの国や文化が礼光の国へすり替えられてしまうもの。
そしてあくまで固有結界を展開しているのは礼光自身であり、空想樹もクリプターも外付けの魔力回路でしかなく、故に固有結界を展開し続ける礼光の精神は摩耗。狂気が加速し、精神汚染ランクがEからAまで跳ね上がっている。妖精でも真祖でも神でもないただの人間が行うには無茶な話だっただけである。
雪風への執着は初めて外から訪れた"お客様"だから。要はモルガンと一緒。この国は美しかっただろうか。街は楽しまれただろうか。食事は口に合ったか。民は安らいでいたか。どうかまた来て欲しい。その時は俺も、この国を案内するから。
摩耗を繰り返した男が見た、冬のやわらかな日差しそのものだったから。