わかる、わかるぞ…撃沈してるカヲシン民の気持ちもよくわかる。うん、碇シンジの幸せのために全てを犠牲にする渚カヲル、私も好きだ。というか原点。そういう人外じみた渚カヲル大好き
でもさ、それだと、それだけだとあまりに渚カヲルの存在が解放されない。もしかしたら「…幸せにしたかった」と言った彼は解放を望んでなかったかもしれない。幸せにするまで繰り返すつもりだったと思う。それは碇シンジの幸せではない。幸せってのは押し付け合いではなくて、自分が見つけたり定義したりするものだもの。碇シンジが成長するからには、渚カヲルもそこから解放されないといけない。碇シンジは自分だけが温められることを良しとする存在じゃないのは、今までのシリーズでよーくわかってたもの。
とはいえ、最後のシンジくんとマリ、カヲルくんとレイの立ち位置がショックだったのもわかる。多分特にカヲルくんなんだろうなぁ…アダムとリリスとして対立であった二人が和やかに会話するってのは、エヴァがない証明のひとつだと私も思うんだけど。
よし、諸君いいか、ここからが腐女子の本領発揮だ。それぞれ人間関係を互いに築いたシンジくんとカヲルくん、その二人が再び出会う。エヴァはない。つまり、相手の幸せと自分の幸せが合致しない世界線じゃない。エヴァがあると、カヲルくんとシンジくんは絶対にお互いをどこかで失うことになる必然性がある。いやその必然性こそがくっそ萌えるのはわかる私もそうだ。メリバ脳サイコーと何度思ったかわからん。Qで辛いと言いながらゲロ吐くほど萌えたわしかしありがとな。
っつーーーか、簡単に言うと普通に恋愛できるカヲシンがあっていいって証明と違うんか?これは原作からの大いなる許しではないのか?私だけ?フツーに出会ってフツーに恋して愛になって生きて死ぬカヲシンがあるかもしれないって思っただけで私はありがたい。貞カヲシンだけじゃなくて、すっげーくだらないことで喧嘩するカヲシンがいていいんだよ?人間くさい渚カヲルがいるかもなんだよ?歯に青のりくっつけてシンジくんにちょっと幻滅される渚カヲルがいてもいいじゃん(笑)世界に隔離される二人も好きだけど、やっぱりなんだかんだ最後に愛があっても良いじゃないか。
そんでもってシンジくんとマリはなんか「友達以上恋人未満」に見えてしまい、カヲルくんとレイはなんだか似た者同士の友人に見えてしまったわけなんだ。
エヴァは説明するのではなく「見せる」「観る」作品だから関係性の言及は今後もないと思う。安心して各位妄想に励んで良いという太鼓判押されたようなもんだ。
カヲシンありがとう!エヴァありがとう!シンジくんめちゃくちゃ美しかった!!!カヲルくんがシンジくんに救われて泣ける世界万歳!!!!
ちなみに前の職場での二つ名は「鋼の心臓を持つオンナ」でした。めちゃくちゃメンタル弱いのにおかしいな。
とりあえずあと3回は観るわ