はめふらX 8話まとめ。主に各シーンで描かれた花に注目して。
◆全体感想
今回はニコルのお見合い回。プラス、ジンジャーのツンデレ回でした。原作(Web小説)でのみの登場だったジンジャーの動く映像だったり、原作では「相手はフレイだったのでは?」と予測の域を超えなかったところが明確になったりと、原作ファンには有り難い回だったなあ。
そして、今回は全編を通してシーンごとに花が描かれていて、その花言葉がシーンに合ってるものになってました。スタッフさんのこだわりを感じるなあ。今回は調べた範囲で、花の種類などをまとめたいと思います。
◆ニコルとラファエルのお茶シーン
仕事で魔法省? を訪れたニコルがラファエルに会って一緒にお茶を飲むシーン。外のガゼボ周辺に咲いていたのは『アヤメ』でした。
○アヤメ(アイリス)の花言葉 …… 伝言、希望、信頼、友情、知恵
このシーンはニコルとラファエルの「友情」を示しているのかな?
◆夜、ニコルが部屋から月を見るシーン
テーブルの上にある花瓶に挿してあるのは百合? まだ花が咲いてないので分からないですね。この花は、一番最後で咲いていて、その意味がわかる様になってました。ってことでここではお預け(^^;。ここでニコルがみていたのは三日月でした。
◆魔法学校のフレイ&ジンジャーのシーン
ジンジャーがカタリナに話しかけるシーン。後ろの方にさりげなく花瓶に入ってるのは『野ばら』っぽい。
○野ばらの花言葉 …… 素朴な愛、孤独、才能
「孤独」や「才能」がジンジャーにはピッタリだし、なんとなくカタリナに惹かれていく感じが「素朴な愛」で合ってる気がする。
◆ニコルのお見合いシーン(モブ女性)
最初の方のお見合いシーンで、花瓶にいけてあるのは赤いバラ。
○バラ(赤)の花言葉 …… 情熱、愛情、美貌、貴女を愛します
お見合いシーンとしてはピッタリかな? 最初の女性はニコルに美貌にあてられて、鼻血出して倒れてました(笑)
◆ニコルのお見合いシーン(フレイ)
このシーンに移る前に、ソフィアがあやしい恋愛小説をニコルに勧めるんですが、その時のソフィアが可愛くて。「お兄様も、是非!」って言った時の顔が好きです。その後また部屋のシーンになりますが、まだ花瓶の花は咲いてませんね。この時ニコルが見ていた月は十夜ぐらいかな?
原作では明確に彼女だと記載されてなかったみたいですが、アニメでフレイであることが分かりました。このシーンで飾られていたのは『黄色い胡蝶蘭』
○胡蝶蘭(黄)の花言葉 …… (まだ決まっていない)
黄色や紫の胡蝶蘭は人工的につくられた新しいものらしく、花言葉はまだ決まってないそうです。『胡蝶蘭』自体の花言葉は「幸福が飛んでくる」や「純粋な愛」だそうなので、それに沿った、ただ未確定な感情ってことなのでしょうか。二人の考え方が、このシーン以降語られますからね。
◆ニコルとフレイが庭を歩くシーン①
ここは凄く印象的で、上半分が黄色い花、下半分が紫の花に埋め尽くされています。黄色い花は多分『ミモザアカシア(ギンヨウアカシア)』で、紫の花は『アリウム』かな。
※他の方の感想を見て、ここはミモザではなく、キングサリが正解かもしれない(^^)
○ミモザアカシアの花言葉 …… 感謝、真実の愛、密かな愛、友情、優雅、エレガンス
○アリウムの花言葉 …… 深い悲しみ、正しい主張
だそうです。多分、ニコルの揺れ動く気持ちを現しているんでしょうね。カタリナに対する「密かな愛」と、それと矛盾する「深い悲しみ」、そしてフレイに説明するときの「正しい主張」。このシーンは美しくてとても印象的でした。
◆ニコルとフレイが庭を歩くシーン②
ここでは歩く姿に合わせて花の種類が変わっていきます。最初は『クレオメ』かな? その次が『テッポウユリ』、そして『ムラサキツユクサ』、『蓮』。
○クレオメの花言葉 …… 思ったほど悪くない、あなたの容姿に酔う、小さな愛、秘密のひととき
○テッポウユリの花言葉 …… 純潔、偽れない、威厳、無垢、甘美
○ムラサキツユクサの花言葉 …… 尊敬している、ひとときの幸せ、尊敬しているが恋愛ではない
○蓮の花言葉 …… 清らかな心、神聖、沈着、雄弁、離れゆく愛
こんな感じ。歩きながら話しているけど、これはフレイのニコルに対する気持ちなのかな?
◆ニコルとフレイが池の畔で語り合うシーン
ここには蓮とアヤメが咲いてました。フレイがニコルに魔法学校のことを告げるシーン。アヤメの「伝言、メッセージ」と言う花言葉が合ってるかな?
◆ニコルとフレイが噴水の側で語り合うシーン
ここでは噴水の周りに『バラ(ピンク)』? が咲いてました。ちょっと確信は持てないのですが。
○バラ(ピンク)の花言葉 …… しとやか、上品、感銘
ここはフレイが自立に関して話す場面なので、『ハナキリン』とかぴったりな気がするけど、そういった感じでもなさそうだなあ。
◆フレイがカタリナについて語っているシーン
一瞬、黄色? の花が映るんですが、これは夕日に染まってその色に見えるだけなのかも。花は多分『シンビジウム』です。
○シンビジウムの花言葉 …… 素朴、飾らない心、高貴な美人
フレイが「高貴な身分の女性が魔法省で働くことは出来ないけど、最近カタリナが……」と語るシーン。カタリナのことを「高貴な美人」として現しているのかも。
◆ニコルとフレイが再び花畑で話すシーン
ここは満開の黄色い花。その花もやはり『シンビジウム(黄)』っぽいです。ここではフレイ自身の「高貴な美人」や「飾らない心」を示しているのかな?
また、ニコルに「自分の心に正直に」と告げているので、ニコルの「飾らない心」も示していそうですね。
◆ニコルとフレイの別れのシーン
画面端でひっそりと咲いているタンポポ。
○タンポポの花言葉 …… 愛の神託、真心の愛、別離
フレイと分かれることの「別離」と、ニコルが改めてカタリナのことを想う「真心の愛」がかかっていそう。
◆フレイとジンジャーが並んで歩くシーン
野菊? の花が揺れているんだけど……
○野菊の花言葉 …… 清爽
さわやかな感じな訳ですが、フレイが全部話してすっきりしたってことかな?
◆最後、ニコルが部屋で月を見つめるシーン
蝶はどこから入った!? と言うのはおいておいて、ここで月はやっぱり満月。花瓶に挿してある花も咲いていて、ゆりかと思っていたのは月見草でした。
○月見草の花言葉 …… 無言の愛情、ほのかな恋、うつろな恋、移り気
ここではやっぱりニコルを象徴する「無言の愛情」ですかね。キレイにオチがついたと思います。
◆まとめ
いやー、なんかイッパイ花が出てくるなと思ったらそれぞれに意味があって、調べていて面白かった。内容も充実していたし、前回に続いて神回でした。フレイはもっとキツイ感じの女性かと想像していましたが、凄く令嬢らしくて、それでいて一本筋の通ったしっかりした女性。フレイとジンジャーが詳しく描写されたのも嬉しい回となりました。はめふらXのスタッフさんたち、マジ神だなあ。
最後に……有り難う、Google先生(^^;