PPP 狡朱の観点
狡噛…おまえ……そうじゃねぇよ…………
先に言うと、PPPは狡噛と常守の物語だけど結末は決して狡朱ではないと感じた。※※
正しさとして、法の必要性を一緒に信じてやれよ…
常守を秤やらフィルターにすんじゃねぇよ…
法で裁く!って言ってんだから逮捕する努力くらいしてやれよ…
まだ廃止されてないのよ、法は…。
狡噛が到着した時の顔、彼の戦力があれば逮捕できると思ったでしょ。
それを裏切られた気持ち、分かる…?
ブリーフィングでもしつこく言ってたのに、最短を取るんじゃないよ。
人が法を守るんだよ、一緒に守ってやれよ。
それが【ついて行く】だろうよ…
※狡噛は物理的に「ついて行く」だけで精神的に【ついて行く】とは言ってない
常守、一人で動いちゃったじゃん…
止められないように狡噛が絶対に動けない状況で。
もう「殺す」が選択肢に入ってしまった狡噛だから。
協力も求めないで…
第三者から見たら槙島(11話)と同じ事やって見せて、鹿矛囲が自らをもってシステムへ突きつけたように。
でも、あの文面で何するか察するのは流石すぎる。
しかも、その反応ソックリすぎる。
…と思ってたけど、狡噛は壬生が義体だって知らないよね?
ということは、局長を撃つなんて察する筈がないから
何するか知らんが【用意された出世】には乗らず、
何かしら事件を起こす…くらいの予想だったのかな?
(※ココの詳細は狡噛についての投稿で書き直しました)
初見、常守からの手紙が離縁状に思えてしまって。
彼女が何を思って書いたのかを考え続け、
モクリなんかで他の人の意見を聞いたりもした。
狡噛は征陸さんに促されて、常守の心づもりのため(曇らせないため)に手紙を書いた。
(その目的であの文面が理想通りかと言うと今でも疑問符が残るが)
では、常守は何のために書いたのだろう?
感謝と決別の表明、ほんの少しだけ彼の中に自分を残したくてではなかろうか。
PPPでは、帰国にしろ犯人への対処にしろ狡噛の行動選択に常守はこれっぽっちも影響できないと
(彼女視点の話なので、事実そうなのかは置いておく)
彼女は突き付けられていて、振り返っても二人の関わりというのは常守能動で狡噛が追認する形だった。
常守の中には彼の影響が多く存在する(一時はそれを逆手とばかりに利用された)のに、
狡噛の中に「常守朱」の影が見えないのが悔しかったのではないだろうか。
だから、かつて狡噛が自分にしたように、狡い手紙を送ったのではないか。
読んでも決して邪魔できないタイミングで。
手紙を書き上げて送ることで、彼女自身も決別の覚悟を決めたのではないか…。
誤解を孕む表現かもしれないけど、
狡→←←←朱だったのが狡→→朱になったのではないかと。
常守朱が遠慮せず甘えることの出来る対象を返して…縢も祖母も雑賀も、狡噛まで取り上げないであげて
(宜野座に対して少々遠慮があるのは、彼が「他人の事ばかり」だからで、
1係として守るべき対象だから。いち解釈なので悪しからず)
手紙を残す方がニュースで知るままにするより
まだ繋がりを維持したい気持ちを感じるとモクリで言われて
少しだけ気持ちが上向きになった。
あと、あの手紙を狡噛は捨てられない気がする。
3期8話に面会する二人だけど、まだ少し間に挟まるエピソードがあるのではないかと思う。
2年間は長すぎるし、手紙からの初にしては僅かに違和感ある。
※※別投稿でもう少し考えてみた