ポライト・ソサエティ、最高だった
ポライト・ソサエティ、出てくる女性が武闘派ばかりで血を流し部屋を壊す本気の殴り合いをしてるのがえらくかっこよかった。
派手なアクションとか設定、ものすごい方向へ向かう行動力で誇張ぎみな世界観と思わせつつ、子宮で女を選ぶとか、妻とする女に望むのは自分の母のクローンを産ませることとか、そしてそれを好ましい事として支える母とか、現実と重なる気持ち悪さだった。
だからこそ真相を知ったリーナがよくも私の体にそんなことしてくれたな!って怒りの蹴りを入れ続け、中指を立てて去っていく姿にウンウンって心の中で強く頷いてしまった。最高にかっこよかった。
スタントとお姉ちゃんが大好きなリアはかわいい(ダンスすごくよかったよ!)んだけど前半の空回りっぷりには大いに共感性羞恥を誘われてしまった。それが謝罪訪問からの脱毛あたりで一気にひっくり返されてくのに目をむいたし気持ちよかった。あとリアの友達もいい子で可愛かったな、リーナ救出作戦でみんなで大活躍するのがすごくジュブナイル小説ぽくてわくわくしてしまった。
それにしても道端でチキンかぶりついてるリーナの姿がすごく好きで印象に残ってる。ラストにハンバーガー(だっけ?)にかぶりついてる姉妹も可愛かった!
そういえば冒頭に歌謡曲?が流れて劇伴に70年代っぽいテイストがあって怒れる女の映画で、そのあたり密輸1970に通じるものがあったな。こういうテーマで面白い映画を続けて観ることができてとても嬉しい。
ポライト・ソサエティ、元気になりたい時に観る映画の箱に入れた!