2.5の舞台初めて触れた話、思ったのは世界に引き込まれる感じで体力が持ってかれる!アトラクションのような心地よい疲労感!もっと早くから観ておけばよかった!……ということです。(エスステ感想<ぼくのお気持ち)
人生で初めて2.5舞台を生で見ました。
結論から言うと「もっと早くに観ておくんだった!」と思いました。アドレナリンがいっぱい出て、アトラクションに乗った後のような心地よい疲労感がありました。こんな気持ちい体験を「しない」と言う選択を取り続けた過去の私を殴りたいくらい。
2.5にハマるかどうかという以前に自ジャンルがこれまで2.5全然なくて、むしろ実写化の方が多くて、ここで良いイメージがない。実写化されてきた過去ジャンルは一切観てない状態で、尚更よくわからないものでした。
けど、某ジャンルに3年いた時、舞台俳優さんやコスプレイヤーさんを起用した公式のコスプレ(以下:オフィシャルキャスト)がありまして、ものすごいハマったんですよね。イベント会場に行くとオフィシャルキャストの写真撮れるんですけど、そのために結構並んで必死に写真撮って、結構オフィシャルキャストさんとも距離近くて、綺麗な写真撮れたら嬉しくて、待ち受けにしたりして……
初めて見た時は仰天したけど段々とイベント会場でオフィシャルキャストさんを観ると「生きてる!歩いてる!(のび太)」と思うようになって、妄想や二次創作で見たポーズや絡みが生で再現される様子に感動したりしました。
オフィシャルキャストの彼らは声を出さずにキャラの絡みを表現するし、演目で声が流れるとしても声優の音源を使っていたので私にも観れたんだろうなと思っていました。女性が男性役を演じていることも多くて、声を出さないから。
実は別な2.5舞台も動画で見たことはあるんですけど、あの時すんなり行けたのは声の情報(ドラマCD)があったけどそれを見ていなかったから。友達と一緒だったのも大きいかもしれない。けどそれも5年前くらいで、以降1つも観てなかったんです。
ようはビジュアル抵抗はほぼゼロなのですが、声の情報が違うことへの恐怖が半端なかったんです。「これは〇〇じゃない!」と思えば演者さんに失礼だし、けど実際はこう感じちゃうんだろうなぁという自分がずっといたんですけど、この自分はもう死にました(?)
よく原作とは別で考えろ!それはそれ!これはこれ!と聞いていましたが、それこれで考えてしまうと題材は好きだけど出演者全然わからないテレビと同じになっちゃうので、自分の中では盛り上がりに欠けてしまうかなぁと思ったりもしました。会場等で周りとの温度差にも苦しみそう、と色々理由をつけていましたが、あの空間に入るとそれどころではないです(?)
結局は無知であり、無知が恐怖を産んでおり、無理に観る必要もないだろうと思って、自ジャンルで2.5舞台が!となった時もフーン……と流していました。
今回、たまたま別件で東京に行く日とエスステの日が重なっていることに、最初の公演が始まってから気付きました。つまり交通費ゼロ円で舞台を見れるというチャンスでしたが、それでもかなり渋りました。
楽しめなかったらこの1万円はどうなるとか、配信でも良いか?けど配信だと結局は上記の部分でハァ…となるんじゃないか?色々渋り倒してたら当日券?がどんどん無くなって行って、結局1公演分しかなくなっちゃって。
普段は入場料+交通費のところ交通費免除(?)で観れるんだし割引じゃん!腹括る!とポチったのが該当公演2日前でした。チケットとか仕組みが何もわからんで不安は大きかったんですけど、舞台ママのフォロワー達が色々教えてくれたので、無事に当日を迎えることができました。
受付を済ませてロビーで待ってる時とかは「なんか市民会館みたいだなぁ」と軽い気持ちで、ポスターとか貼ってあってもよくわかりませんでした。そりゃそう、一度も観たことないんだから。けど入場して2回からステージを見下ろした時、クソデカステージ(当社比)が眼下に広がっていて「エッでか!?てか2階高!怖!」と声が出ました。
中央より座席表的にはやや左の、2階の最前列という席でした。けど全体が見渡せてとてもよかった。あの穴から出入りするのか!とか、このランプを滑るんだな!とか、よ〜く見えちゃった。
セットに感動したけど始まる不安でフォロワーのところに行ったりトイレの便座の蓋の上に座ったり、物を無くしたりしましたが、注意事項アナウンスが流れた時に仰天して。
「ギャッ!声!!けどこれは暦の声だ!?」
注意事項の読み上げ方とか完全に暦!畠○祐が喋ってんのか???????と思ったくらいに。こんなに暦で良いの????????(?)めっちゃ暦じゃん???????えっランガもめっちゃランガじゃん?????????
声に対する恐怖が一瞬で消えて、脳がだんだん「今から舞台を観るんだ」という気持ちから「えすけーえいとを初めて生で触れられる」という気持ちにシフトしていきました。
そこからはもう覚えてるけど覚えてないというか、本編で踊ったり全然しないから踊ると聴いた時に感じた違和感も、実際観ちゃうと踊ってるよーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!わーーーーーーーーーーい!!!!!!!!!!!って感じだし
このシーン描写難しそ〜……ってところも舞台らしい演出で描くことで忠実再現というよりはそこで映える演出になっていたことに対して、こういう解釈ーーーーーー!!!!!!!!!なるほどすきーーーーーーーーーーー!!!!!!!!(ナルホ=ドスキー2世)って思ったし
むしろこれ原作より舞台の方がよくない!?!?!?みたいなシーンもちょいちょいあってもうこれえすけーえいとじゃん!!!!!!!!!!!!!!!えすけーえいと観てる!!!!!!!!!!って思ったらEDとカテコが始まって、ありがとうございました〜!!!!の流れで「私そういえば舞台観てましたね?????????」ってなるくらいには没入しました。
こう、世界を浴びるってこういうことなんだと。臨場感、躍動感、実在人間達(?)が推しを演じてそこに立っていることで、画面という隔たりがなく自分があの世界に入れたような感じがしました。
一番懸念事項の声でしたがどうでもよくなってて、生の声って時にはやっぱり聞き取りにくいことがあったりするのもリアルで、実在してるじゃん????????????となりました。声が違う!とか一ミリも思わなかった。その場ではあの声が正解なんだよって気持ちでした。
出る頃にはヘロヘロになってて、体が右に傾くし階段ですっこけるし心地よい疲労感でヘロヘロになりましたが、そういう感覚を覚えるのもコロナ禍以降初めてだったので、すっごい気持ちが良かったです。もっと早めに知りたかった〜!とは思いますが今回知れたのでヨシ!推しジャンルの舞台は最高でした!と思えるきっかけを与えてくれたフォロワー、素敵な舞台を作ってくれた公式や関係者様には感謝しかありません。ありがとうございました!!!!!!!!!!!!!!!!!!