予選会下見の帰り,小田急線3000形に乗って。
このシーンについて,語りたかった。
00:53:57~00:55:05(15話00:08:24~00:09:32)
ハイジさんが普段アオタケメンには見せない不安。
電車の窓から,外を見ながら。目を逸らすんだ。
「甘いかな,俺は。もっと走らせるべきだったか」
(中略)
「迷いはいつもついてくる。強豪校のように規律を与え,もっと強制してでもみんなを……」
ハイジさん,アオタケのいちばん新入りのカケルに,アオタケで一緒に暮らした時間も一番短いカケルに,いちばん信頼寄せちゃっている感じは何なんですか(笑)。
ランナーとしてのポテンシャルや,競技に向き合うストイックさや,人間性とか,そんなものを全部包括した上で,カケルを信頼しているんだろうなあ。
信頼という言葉だけでは足りない,とてつもなく大きな感情なんだろうなあ。
「いくら強制したって,人は走らない。走らせるのは,いつだってその人の意思,ですよね。」
(中略)
「俺は自分の意志で走ります。自由に,遠く,どこまでも。」
反対に,カケルは白樺湖早朝ミーティング(13話)以降,肝が据わった感じがします。
カケルの意思を尊重してくれるハイジさん,アオタケの仲間。
信頼してくれる仲間に出会えたことが,カケルを少しずつ少しずつ強くしてくれているんだと思うのです。この段階ではまだまだ発展途上ですが。
いい,実にいい。(何がだ)
ついでに言えば,ハイジさんが本音を言える場所が,電車だということもオイラ嬉しいんだよ。
ある意味,電車に乗るというのは,通勤通学でなければ非日常。流れる風景がね,こう,何ていうの,本音をぽろりと零させるんだよ。
それで,自分の弱さとか,迷いとかを直視するっていうのは,人間として強いからこそできるんだと思う。
ああ,まだ語り足りない。でも語彙力も足りない。