ラストマイルを見てきた
アンナチュラルはほぼ全部見た(7話と5話はあんまり記憶ないかも)(1話と4話が好きです)
Miu404は全部見ました!!
パンフレットは買えませんでした
自語り含めながらの感想
映画全体的に見ると、映画として、エンタメとしてはもっとヒリヒリしたドカンとでかい変化が来てもいいのかなと思いつつでも「実際にあり得る」世界を描くのにはこの構成が最適なのかな?と思った
最初のブラックフライデーのcm、他の人の感想見てから言うのでアレですが個人依頼と企業の動画クオリティの差が出てるっていうのが…
aftereffectのエフェクトかシネマ4Dかblenderとかで球を作ったりしたのかな…
あれ個人でも金出せば電車で流せるんかな?
96万も払って動画作ってもらって色々と企てて最終的には自分を犠牲にして…
なかなかできることではない、根性がありすぎる
主人公が序盤から中盤あからさまにやべーイカれたやつのような描写されるからミスリードだった時はなるほどね〜!!となった、と同時に序盤から中盤の主人公のような精神状態、失敗できないという焦り、これ他者から見たら「異常」に見えるんだな…とゾッとした
今回の舞台のデリファ、アンナチュラルの4話と連想させるところがあり…工場とかも残業まみれで働く人の人権がなさげなのかとあるけど、物流はそれ以上なのかな
そしてラストマイルはアンナチュラル寄りの話だと思った、あまりmiu404感は無かったなーアクション(?)(カーレースとか)があったのはたぶんmiu404だったからなのかも
まあでも正直アンナチュラルとmiu404の主人公たちはだいぶ控えめだったね、まあ今回の主人公は彼らではないから仕方ないのだけれども
なんだろう、自分は某密林会社のプレミアム会員で、「送料無料」で商品を購入している
おそらくデリファのモデルって密林なんだろうな…
思えば送料ってどこに行くのか知らない気がする、送料無料ってことはその無料分はどこに行くんだろう、そういえば全く知らない、どういう仕組みで動いているのだろうか…もしかしてデリファや羊急便みたいな感じなのか?
何だか知らないことが改めて考えると多くて、無知は罪ってワードが脳裏に出てきました
自分についてと絡めるですが、やっぱ人間安い方が良いと思ってしまうため、インターネットで物を買うときにどうも「送料」ってのが嫌に目につくんだよな
個人的には後になって値段が加算されるのが嫌なだけだから、送料込みで最初からその値段出してくれ、そしたら気にならないから…と思うのもちょっとある
私もいわゆる消費者側の人間で、実際の現場の方では無いから「うーーーん」「あーーー」と言ったら言葉をどう絞ればいいのかに悩む呻き声しか出せない
一応時間指定できるものは時間指定してるんだけども…
1番印象的な人物は配達員の親子でした
母子家庭の描写もだけど、ちまちまと挟まるキーパーソン的な感じのキャラクターの味付けがとてもリアル
父親は「お客さんが喜んでくれる」というけど、息子の「誰も親父を大切にしてないじゃん」がめちゃ…なんかごめん…となった、雨ん中荷物カバーかけて濡れながら届けに来たけどやっぱいりません、で断られるのってなんか、うん、ごめんな…
父親ももしかしたらどこかではわかってるかもしれないけど、ずっとこうしてきたのだから何ともできないんだろうなと思い…
この2人出てきたとき絶対どっちか死ぬだろうなと思ってたけど、死ななくて良かったです🥲🥲🥲🥲
てか、最後の洗濯機がやけにフォーカスされてたのは息子が元働いてた会社の洗濯機だったんですね、んはーーー一発で気づけなかったのくやしいなあ
母子家庭助けたのがこの親子っていうのも、とても良かった…
ところで親子は70代と40代、70ってもう定年退職で年金暮らしでもいいのでは?なぜ働いている…
しかもその後に出て来る羊急便側はさらに高齢者も多くてFAXで回してるという…少子高齢化…
そして製造だけでなく、物流ってDX進んでないのか…?
母子家庭の描写も、こどもが「子どもに迷惑かけないでよ」って言うの、ああ…この母子家庭は子供の方はお父さんと繋がりあるってことは父母のいざこざなんだろうな…子供からしたら「何で離婚すんだよ」的なことを思うのかもだし、夫婦間の関係性も難しいからなあ、ラストマイルではそこは描写無かったけど、ある程度容赦ない現実をお出しして来るなあ
ところで、一つ荷物が届けて150円なことにびっくりしました、安すぎない?!委託ドライバーってそんなにもらえないんですか!?170円に最終は上がるけど、ウーン…
いや、自分の両親が配達のバイトのようなことしててるのもあって種類は違えども単価が安いのは知ってはいたが
大企業なのに、その末端ではそれぐらいしかもらえないのか…?
そして調べたら佐川とかもたしかにそんぐらいの単価でした、4年前の記事なので今は違うかもだけど
なんだろう、これは自戒なのですが今の時代ってめちゃくちゃ便利な反面、中身が全く見えないから想像ができず、機械なんだと思ってしまう
私も学生時代はそう思ってた、最近ようやく会社とかって人間たちの塊なんだってことに気づいたんだけど
見える化が1番大事なのってそういうところなんじゃないのかな…
キャラクターについてだけど、miu404の盛り上がり前に流れる音楽とかアンナチュラルのコインの音?が出て来るとイェーーー!!!と気分が上がりました
くべくんってラボやめて医師しとるんです!?!?そしてしまといぶきと会話してるーー!!!!!!!!すげー!!!クロスオーバーだー!!!
みこっちゃんとは話さなかったのがちょい寂しい🥲
八木さんがマジでひたすら大変そうだったのでラストの皆に交渉することになった!部長以上も現場入る!社長もドライバーやる!と嬉々と報告するの良かったね…となるけど個人的にはもうこの職場やめた方がいいんでない…?とも思うこともあり…でもそういうことではないんだろうなあと思う、電話でブチギレながら社長に色々喋って部下からそれ社長です!からの「そうみたいですよ!!!手間が省けた!!!!!!!!」からのガチャ切りがとても清々しくて良かったです
あと当方マジで芸能人マジで分からないマンでなんなら今回の話は星野源と綾野剛と石原さとみと窪田正孝しか知らなかった(miuとアンナチュラルのメンツじゃねーか!)のですが、ちょくちょく見たことのある八木さんやってるひと、阿部サダヲさんというのですね、覚えました、めちゃくちゃ雰囲気がピッタリでした
感想漁ってるとAma⚫︎onとかで物買うの控えて地元の店使うね!というコメントも見かけるけどそういうことでもないのでは…?いや地元のお店は嬉しいだろうけど、どうなんだろう、使わなければそれはそれで仕事無くなるわけで…バランスって難しい
最後の2.7m/s →0 70kgのやつ、あれ0がいまいちよくわかんなくて、やまさきを見る限り「終わり」ってことなのかなと思ってたけど稼働率って考察もあるね
あれを怖い顔で見る梨本…n年後にはどうなるのだろうか…センター長になってしまった…
てか正直2年しか勤めてないのって個人的に短いと思うんだけど…なのに長いってそれ…そういうことじゃん…梨本ーーーッッッ!
五十嵐もベルトコンベアを見つめながら終わるけど、この2人の演出が妙に怖いんだよな…
思えばこんな爆破騒動があったにも関わらず、めっちゃ変わったっていうのはあんまり、無い…確かに話の結は着いたけど…この先もベルトコンベアは動き続けるのか…多分、まだまだ終わらないことが示唆されてるんだろうな
1人の命ではベルトコンベアは止まらない…やまさきのあの演出はかなり心にきたな…ロッカーの鍵を鍵穴がないとこでずっとガチャガチャして、それに気づかずぼーっとしてたり、いざ飛び降りるときにニヤ…としてたのも、すげえ、これだけでこの人間はおかしいってことがわかるの、演出力?演技力?脚本力?全部?
全然まとまりがないけど面白いだけで片付けてはいけない作品だ…となりました、好みとしてはアンナチュラルやmiu404のドラマの方が好きだなーという感じですがとにかくこの映画は「伝えたいこと」がとても煮詰まってる作品なので、これは色んな人に見てもらいたい作品だと思いますね…見なきゃいけないかもね…ほんと、色んな人に…
おわり