・「アンナチュラル」「MIU404」、最初から最後までリアタイで追った、人生でも数少ない作品。
・野木作品のいちファンです。元々群像劇が得意なところを、伏線やキーアイテムの撒き方がやはり巧い。
・世相や社会問題にも敏感でいらっしゃる。便利な世の中って、どこかが苦汁を飲んでるのよね。普段あんまり意識してないしわたしも通販を便利に利用している側です。せめて日本の物流事情に感謝くらいは忘れないようにしよう、と言うのが小市民的意見であります。
・しかしドラマと違って、時間を使って何週にも渡る前フリが出来るわけでないので「何が」「どうして」「こうなった」、一回目では気付きづらい点があるかもしれない。何回か見て味が出るタイプの映画だと思う。
・でもあのドラム式洗濯機とかさ、気付いた瞬間の脳汁凄かったですよね……。
・エレナ。かなり好きな類の女。しごできで強くて脆くて愚直。
・運送屋親子のちょっとしたやりとりに、日常の掛け合いが見られてgood。
・UDIやMIUのお仕事～～～～！テーマソングが流れた瞬間の鳥肌がやばかった。俺は伊吹藍が好きだ…………。
・六郎や白井くん、勝俣くんの「その後」、希望が持ててよかったな。彼らは総じて一度道を踏み外しかかったけれど、人生ってそこで終わりじゃない。
・勿論ドラマを見ていなくても楽しめる映画でしたが、全くドラマ未視聴でこれ見たらどう思うんだろうな。異常にモブが豪勢な映画だなと思うのかもしれない。





・愛のために自身を、他人を焼く女が好きだ。
・震えながら、泣きながら、それでも本当を知りたいと行動した女が好きだ。
・それが、何にもならないとしても。復讐になれるかもわからなくても。誰かを傷つけ、死に至らしめたとしても。

・彼は答えてくれない。
・誰も赦してはくれない。
・遺された彼はどんな夢を見るのだろう。