ヴェラキッカ 時系列考察してみたりとか ⚠️長いよ
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・時系列考えてみた
TRUMP見たあとだとダリが全部悪いじゃん!ってなり、ヴェラキッカ見たあとはカイの母親が全部悪いじゃん!って思う。けどグランギニョルみたいに、実はダリ悪くないのよ?みたいな話が数年後にお出しされたりしたらさ、どうする!?…流石にないか?w
カイの母親どんなひとなんやろう
時系列を考えてみた。
カイが生まれて数ヶ月以内(もしくはまだ母親のお腹にいたとき)に、
1ノラとカイの父親である先代当主死亡
2ノラ幽閉
3シオンとジョー引き取られる
約半年以内にこの順番でことが起こらないといけないわけで。
先代死亡は突然の出来事で、シオンとジョーの引き取りも先代が決めてた(けど来たら当主死んでた)かもしれない。カイ母さん遠縁の子供を引き取ったりしそうにないから。そもそも先代の死亡は事故か…?
シオンの「遠出」っていうのは、クランにいた期間のような気もする。ただの旅行かもしれんけど。
シオンがカイを咬んだのはいつなんやろ。
カイが二人に「地下に誰かいたのか?」と問いただしたのはもうノラが死んだ後だろうけど、直後なのか、だいぶ経ってからなのか明言されてない。が、「何も知らずに当主の座にふんぞり返っていたなんて」と言ってるから、だいぶ経ってから?
となると、
ノラが幽閉されたまま
シオン、カイ、ジョーは繭期になってクランへ(幽閉されたままノラも繭期か…)
【この間数年】
繭期明けたシオンが戻ったらノラすでに死亡&ロビンにより埋葬された後(ノラ死亡時にカイの母親まだ元気)
カイやジョーも繭期明けクランから戻る
カイが当主になる
カイが二人を問いただす
こうかな?
「カイの母親が病気だからまもなく死ぬはず」とシオンが話していたのはいつで、
実際死んだのはいつなんだ。シオンの繭期が明けたあとの話?それともクランに行く前の話で、案外しぶとく生きたのか?
幽閉された繭期のノラにお薬は処方されなかったかもしれないね。そりゃ衰弱するわね…………
地下室での会話の時系列がけっこうあやふや。
シオンの「遠出」が旅行だったの場合は
シオン繭期あけて屋敷に戻った後で、18歳よりは上?、ノラも同じ歳くらい?
ジョーやカイはまだクラン
シオンが遠出してる間にノラ死亡、埋葬される
カイの母親が死亡
カイがクランから戻り、当主になる
カイがシオンとロビンを問いただす
こう?
ノラがシオンの繭期明けまで生きたのか、クランにいるうちに死んだのか、はっきりしない。ノラの享年は13〜18あたりのどこかかー。
シオンがクランにいる間にノラ死んでしまった説のほうが私はしっくりくる。なんとなくだけど。
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・本物のノラは報われたのかどうか
オリジナルノラは報われてないじゃん!っていう感想ツイをよく見かけるのですが
TRUMPシリーズは、死んだ人が報われるかどうかじゃなくて、生きてる人が愛する人の死にどう向き合うかのお話だとわたくし思っております。
黑世界とか例外はあるけど故人は基本話さない。
そんなこと言ったら、繭星のラストのダリちゃんの長セリフだって「生きてるときに言えよ。遅いよ。そんなの残されたものの感傷でしかないよ」となってしまう。泣いたけど。ヴェラキッカもそうです。生きてるときに救え!!でもそれができなかったから生まれた物語。
あ、Equalや我らジャンヌもそうか…というかヴェラキッカとEqualは似た末満作品かもしれない。
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・ノラはなぜ最初にキャンディを愛そうとしたか?
キャンディを選んだのは実際はシオンなんですよね。シオンは何を思ってキャンディを連れてきたのか? ←これTwitterで色々拝見したんですけど、しっくりくるものはなくて。自分なりに考えてみました。
「たくさん愛されて、愛というものが分かったら自分も愛してみたい」と言っていたオリジナルのノラの願いを叶えるために、幻想ノラの相手に、シオン選んできたのがキャンディ。シオンが考えた最高のノラの相手、それがキャンディ。身分はそれほど高くないけど、可憐で聡明で、孤独を理解できて、でも愛された記憶も持っている。優しくて芯のある人。ノラが愛する相手にふさわしい!
そう考えてシオンが選んだのではないだろうか。家族を亡くしても強く生きているという境遇も、選考理由の一つかも。
けどそれって(シオン自身が気づいているかどうかわからないけど)シオンもそうなんだよねぇ。性別以外はけっこう似てるような気がする。もし自分にノラが見えていたら、その相手は俺だったのに。みたいな気持ちが見え隠れしていたりしませんか。
キャンディが「私はノラを愛したいし、ノラから愛されもしたい」と熱っぽく語っていたとき、シオンどんな顔してたっけな。
思ったとおりにことが運んでよっしゃ~なのか、セッティングしたのは自分なのに複雑な心境なのか…
共同幻想を終わらせるためにあえて聡明な女の子を連れてきたわけではないとおもう。結果的に、ノラが今までと違う行動を取ったから全員の「私も愛されたい」という想いが爆発してこんな終わりを迎えたけども。
共同幻想の終わりまで計画のうちだとは私は思えない。あくまでノラの「愛してみたい」という願いを叶えるためだったとおもう。
というか、こういう考察をしてしまうくらい私はシオンが根っから良い人でノラに一途な人だと思いたいんですよね…うん。考察というより願望かも。
選んできたのが女の子なのは、シオンが思うノラ=男だったから、かもしれない。と思うけどどうかな。
ノラの性別は見る人に委ねられている。役者さんそれぞれにどっちだと思って芝居してましたか?って聞いてみたい。
ヴェラキッカってイタリア語で「お菓子のように、可愛らしい好きなもの」って意味らしい。それを考えると、エピローグで大人になったキャンディがヴェラキッカの名を冠する者ではなくなっていること、なるほどなぁと思う。キャンディにとってノラへの愛は子供の頃にかかる流行り病のような恋で大人になったら懐かしく思えるものになったのかな。そうなったのなら良かった。
シオンの小さな恋はそうはならなかったから。
キャンディはなぜ自分がシオンに選ばれたのかに気づいたのだろうか。…だからヴェラキッカ家を出たのかもしれないけれど、それを何十年か経って「色褪せているけど大切な思い出だ」と言い切れているのは素敵。
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それにしてもヴェラキッカ
「ヴァンプは永遠の命を持っていたっていう伝説がある」に「伝説なんかじゃない。本当にいる!」って返す人がいないし、ノラが生き返ったときに「あなたがTRUMP!」って言う人もいないし、「イニシアチブ!聞いたことあるわ」と言うキャンディは実際にイニシアチブを行使した場面はみたこともないし考えたこともないって雰囲気なのが、今までのシリーズと違うところですよね。普通のクランから来た子ってこんな感じなのか!という変な新鮮さがあった。そう…あそこのクランも村もサナトリウムもおかしい(笑)
だいたい原初信仰のせいでは。
ここまで読んでくれた人いたら本当にありがとう。長すぎる😅
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