2024年1月21日にトリックスター大塚で行われた『漆黒の鎌鼬』の感想です。未通過❌
v1.0.0 2024/01/29 02:30
2024年1月21日の09:30からトリックスター大塚で行われた『漆黒の鎌鼬』の感想です。未通過❌
感想が盛り上がってるので、流れに乗って簡単に書く
他PLのfusetterは以下
・南部信雄 https://fusetter.com/tw/m54iUeqd
・雨宮千花 https://fusetter.com/tw/ueRagH09
・南部真知子 https://fusetter.com/tw/WBYTnZQI
それぞれとても面白い内容で、本fusetterを見てる人なら一読の価値はあると思う。何より、併読していただけるとより楽しい読書体験になるかもしれない
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1. 設定
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1.1. 背景
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1947年、青森県
終戦から2年が経ち、日本は正に復興の最中。絶望と希望で混沌としていた時代に、世相から隔絶された豪華な屋敷があった
屋敷の主は「南部正人」
有名な国文学者として日本各地を遊説していた彼は一代で財を築き、家族と使用人と共に暮らしていたが、ある朝、妻の南部真知子により死体となって発見される。
自殺か?他殺か?
他殺であれば一体誰に殺されたのか?
この状況に居合わせた者たちは、奇妙なことに警察を呼ぶでもなく、腹の探り合いを始めるのであった。
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ref. https://d-mystery.jp/scenario/black/
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1.2. 登場人物
メモ用紙を参考に登場人物を以下に整理する
・南部正人 :南部家当主。庭で死体となって発見される。国文学者
・南部哲也 :南部正人の弟。福島に住んでいるが、度々やってくる
・南部真知子:正人の後妻。元々は芸妓をしており、美しく人気があった
・南部信雄 :南部家の次男。兵役を経てたくましい男性になった
・南部雪奈 :南部家の長女。夜な夜な酒に男に遊び歩いている
・南部美夕 :南部家長男・隆晴の妻。隆晴の死後も南部家に住んでいる
・堺研介 :南部家顧問弁護士。財務処理から刑事事件まで幅広く扱う
・雨宮千花 :使用人(メイド) 若いが10年以上勤めているベテラン
・渡辺凛太郎:岩手の商人。正人の古い友人という事以外は謎の多い人物
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1.3. キャラ選択
今回は堺研介を選んだ
重責がなさそうなキャラクタかなと思っていたが、実際中身もそうであった。前半的に今回の登場人物は初見の印象に合っていたように思う
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2. 堺研介とは
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2.1 背景
以降の行動を説明するために、堺研介がどういう人物なのか説明する
・顧問弁護士
特に本作では遺書制作に駆り出されている
クスリについては何も知らない(少なくともHO上は)
・遺産の融通をちらつかせて、美夕や真知子と仲良くなろうとしている
・チンピラを雇い雪奈に暴行させ、それを助ける形で雪奈と仲良くなる
(少なくともこちらのHOには、その途中で介入した旨書いてあった)
他には、田舎出身であることにコンプレックスがあり、弁護士になった今は金と女性を求めてる傾向があるキャラクタだった。より言えば、南部家の遺産と見目美しい女性が"堺研介"の目的になるだろうか
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2.2. 当日の行動
呼び出されて、遺書を以下のように書き換えることを正人から言われる
""""
南部家の家紋があるものを持っているものに全財産を相続させる
""""
これまでは次男の信雄には最低でも3割を〜みたいなことを言っていたのに、ここ最近の手紙等のやり取りによって情緒不安定になり、結果このように書き換えるようになっていた。何かはあったのだろうと思うが、その"何か"が物語の核心の1つなのだろうとアテをつける
あとは、19時ごろに正人の部屋に行ったら、何故か怒声と共に追い出される。本当にただ尋ねただけで、しかもそれも無礼なところなどなかったので、何故だろうというイベントだった
あとは21時ごろに美夕にアプローチをかけ、遺産のことを話していると急に一本背負されて床に叩きつけられる。その後、(おそらく)全裸にされ、ロープで縛られ、タオルで猿轡をされて、部屋の端っこに蹴られる。これは背中に痣が残る程度のもので、"動いたら殺す"的なことを言われる。"南部家の家紋の人に全財産相続"がそんなに気に入らなかったのだろうか....?
堺としては、その言動に恐怖を感じつつ、日付も変わって01:00ごろにようやく戻ってきた美夕に解放されて、(たぶん)全裸で逃げ出す
堺の事件当日はおおよそそんな感じだった
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3. 物語の開始
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3.1. 目的のために必要なもの
堺研介的には、金と女性があればいい
それを実現する最も単純な方法は、南部家の家紋を探して遺産を相続することであろう。家督には興味はないが、家があれば望むものは付随するはずだ
そこで遺書に記されていた、"南部家の家紋"を探す必要があった。この"南部家の家紋"が何であるか・誰が持っているかは、普通にアプローチしても運に頼らざるを得ず、得るのは至難だったろう
しかし、何となく最初から目星がついていた
もっと直裁的に言えば、今回の事件の真相は以下ではないかという直感があった
・雨宮千花は正人の子供
・正人が遺書で情緒不安定になってたのはそのため
・なので、おそらく千花が"南部家の家紋"を持っているはず
・それ(千花が正人の子供)を巡って今回の事件が起きた
これは
・もともとの遺書では信雄が確実に3割=最も優遇されてそう
・でも、正人はそれを書き換えた=より望ましい相手が出てきた
・それはおそらく真知子でも雪奈でも美夕でもない
その場合は配分を変えればいいだけで、激烈な反応は必要ない
・それがあり得るのは千花
みたいな考え方だった
メタかもしれないが、一応"弁護士"として知れる範囲の知識で考えたつもりである
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3.2. 千花を調べる(1)
上記を当てとして千花の持ち物を探す
1つ目は1番目のカードを引いたが、それは千花の妊娠に関わるものだった
正直目当てのものではなかった。しかし、今後色々活動する上で有用そうな情報でもあった
そのカードから得られる重要そうな情報は以下の3つだ
1. 母親の血液型がAB
2. 子供の血液型がB
3. 生まれが大正13年
この血液型に関しては、PRをする上で色々な隠れ蓑になりそうだった
つまり、正人から血縁関係の保障をその相続の条件としている、などをでっち上げれば、ある程度自然な動機になるし、他キャラクタに関与しても変ではない
1と2の情報が言うには、父親はOOかBO、AOのどれかであること
ABではないことはわかるけど、絶妙な情報の乏しさだ...
3に関して、千花のPLもふせったーで言及していたことに僕も混乱した
つまり大正13年生まれなのに今23歳なの?えっ、年齢あってる???
的な疑問。このために、GMに西暦で言えば?と確認をしていた
(合っていたらしい)
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3.3. 千花を調べる(2)
時間が経ち、もう一度千花を調べる
今度は上から2番目
...結果はと言えば、"南部家の家紋"が入ったと思しき玉髄の印章らしきものが出てきた
カードはおそらく一人当たり4枚あったので、だいぶこれは運がいい方なのではないだろうか?
これは堺研介のPRを決定付けた
つまりこの家紋を上手く活用して、情報を得、人に取り入る方針だ
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4. 議論前半:人を求めて
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4.1. 南部真知子と話す
まず南部真知子に声をかける
南部真知子は、地の文から美人と評されている
であれば、堺研介なら、いの一番に声をかけるんじゃないだろうか
また弁護士的にも、真知子は美人であるだけではなく、正人の後妻であるため遺産相続的にも影響度が高いだろう
であれば、(マダミス的なギミックがあるかは置いといても)、堺研介はそうすると判断した
...現在付き合っている雪奈には不信感を与える行動にはなるだろう
ただ堺研介がどれくらい雪奈に思い入れがあるかと言えば、...な状態である。また、何よりチンピラを雇ってマッチポンプをしたことは、たぶん早晩バレるだろう。であれば別口にもアプローチしたほうがいい
(...でも、もし金以外が目当てだったら交渉の余地が少ないかな)
そんな思惑で話かける
結果としては、だいぶ"お金が欲しい"という素直なスタンスだった
であれは協力はやりやすい
そう思って、今後の協力関係を願って、堺研介らしく心情を吐露する
「この中で1番貴方がお綺麗なので協力していきたい」
ちなみに中の人の完全な癖だが、思ってもないことを言うことが殆どできない体質だ。この"1番貴方がお綺麗"というのは、実際物語上そうなっているから言えたことであり、同様の表現は他の誰にも言っていない発言である旨弁明しておく
(堺研介は、田舎の出なので器用な真似はできない、ただしアプローチの手段は大戦直後らしい粗野な所がある、くらいの設定)
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4.3. 雨宮千花と話す
ここら辺でちょうど"南部家の家紋"を入手したので、何故持っていたかを聞く
なんでも、正人から千花経由で信雄に渡すように言われたらしい
これはそういう依頼に思えるが、遺書を扱っていた堺からはだいぶ見える世界が違っていた
つまり、全財産の継承できるそれが、一旦であれ千花に渡されているのだ
千花は正人にとって意味のある人物であり、それが信雄に渡すというのは千花と信雄に関係があるということであろう
なら最初に得た千花の妊娠の情報もまた信雄に関係することに違いない
そんなことを思いながら、血液型とかを確認して離脱した
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4.3. 南部美夕と話す
美夕には、何故縛るようなことをしたのか、その間どうしていたのか等を聞く
曰く「正人の部屋を漁っていた」とのこと
あー、なるほど、ありそう
遺産のことを言った直後だし
何でそんな格闘技技能があるのかとか
それにしても行動の見切りが早すぎるのではとか
そういった疑念はある
でも、同意できる印象だった
物証も何か出るんじゃないだろうか
なら美夕犯人説も消えて、千花onlyになる?
でも一応、雪奈も聞いておくか
...あと、この格闘技技能故に、堺研介からアプローチをかけることはなかった。ここでガッツがあればもう1つ2つアプローチをかけるが、弁護士になり出世を願う割に、東京ではなく田舎にいる身である。そんなガッツはなかろうということで南部美夕は奇妙な隣人感に接することに
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4.4. 南部雪奈と話す
チンピラ雇ったよねとか、何で堺研介がそいつの弁護してるのとか聞かれる
雇ったこと、バレてるよねぇ
でもバレるわけにはいかないので、知らないとすっとぼける
弁護に関しては「大事な雪奈を傷つけた人を確実に有罪にするため」とかそれっぽいことを言う。ほら、弁護すべき人が手を抜くとより効果的に罪を重くできるじゃん?分かったのか、分かってないのか、曖昧だけど"そんなこともあるのかな?"、"いやでも堺研介は絶対クロでしょ"みたいなリアクションをもらった
このやり取りから、雪奈の関心が堺研介にまつわることであること、故に正人が遺書の書き直したイベントに関係しそうにないことを把握する
あとは血液型を聞いて、一緒にこの状況を打開しようね、みたいなことを言って別れる
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多分ここら辺から議論前半が終わる
振り返ってみれば、その殆どを女性キャラクタと喋っていた
まぁ、堺研介らしくていいかーってなる
もうちょっとだけ正確にいえば、信雄はおおよそ素直なやつだし、
哲也は堺研介への拒絶が強くて取り付く島がない
結果として、まともに話せそうなのは渡辺凛太郎だけだが、
謎多き人物としてそれはそれで漠としている
これらの結果、堺が女性とばかり喋るのはある程度自然かなと思う
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5. 議論後半:関係を紐解いて
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5.1. 渡辺凛太郎と話す
渡辺凛太郎と話す
ディテールは忘れたが、凛太郎とは最も接点がないだろうことを意識してアプローチする
本作では、己の秘密カードは誰かに託さないと大きく点数にマイナスされる仕組みがある。そのため、信用できる人に渡したいが、利害関係が強すぎる人は秘密に直接関わる傾向があり渡せず、入り組んだ利害関係の中にいる人は秘密を流用される可能性がある
そこで、最も無関係そうな人に託すということをしばしやる
今回もその例で、凛太郎にそう言って秘密の交換を提案する
幾らかの逡巡のあと、凛太郎は交換ならOKとのことで交換をしてもらう
一応、「誰にも見せないでね」というお約束の一言をもらって
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5.2. 南部真知子と話す
実は、別密談で「凛太郎を殺したい」との旨を真知子から聞いていた
そのため、仕入れた凛太郎の秘密は即座に真知子に渡した
堺研介は性根は田舎者ゆえ、身内(になるかも)な人には甘い傾向がある
なのでそのままダイレクトパスをした
好感度を稼げてたかは知らないが、まぁいいだろう
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5.3. 千花や信雄や哲也と話す
哲也は予想通りとりつく島がない感じで終了
信雄は自然に話すことができた
ただ、捜査に協力的なようでそうじゃない所がある気もした
正確に言えば、推理に余裕がある
この印象が当たってたかはわからないが、これは千花犯人説を後押しする形になった (血液型と証言から、千花の子供の父親が信雄であるのがほぼ確定したのもあり)
ただし、信雄犯人説も同時に出たため、千花か信雄のどちらかor共犯、というのがより正確な直感だろうか
そうして千花と話す
父親が信雄であることもこちらからも裏どり
うーんこれは犯人
誰が犯人かは、ちゃんとアリバイやトリックで詰めないといけない
常々そう思っている。心象で犯人投票するのは好きではない(本当に好きではない)
しかし、堺研介的には犯人はどうでもいい点でもあった
正確には仲良くしようとしている女性(真知子や美夕・雪奈)が犯人であれば、堺研介はめちゃくちゃ頑張ってそれを隠す方に走ったと思う。しかし話した感じ、その中に犯人はいなさそうなため、まぁじゃぁいっかとなった
必要であれば、後の議論で詰めればいいし
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この辺りで思うのは、マダミスは以下の形で進行するのが良いのではということだ
・誰かが嫌疑をかけられる
→それが無理 / それ以外の可能性がある旨を、被疑者が主張する
→無理なら別の可能性を考える、実はできそう等なら議論継続
嫌疑をかけられることは許容するべきである
そしてそれへの反論が正当なものなら、ロックは外すべきだと思う
これがお約束になっていれば、犯人が他キャラクタに「あなたもできる余地ありましたよね」みたいに議論をすることができ、色々楽なんじゃないだろうか
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5.5. 真知子と話す
最後、10分前になって流石に犯人推理をしようと信雄からの声掛けがある
それに同意はするが、最後に真知子と話す
内容は「南部家の家紋」を誰が持つか
実は、議論前半・後半を挟むタイミングで探偵・天造寺久信なるものが出てきて、南部家の秘密を最も把握した人がその家督をつく、などとのたまう
それは生前正人と話していたことだと主張するが、弁護士的には、ちゃんと文面にしてある遺書のほうが強くね????となってしまう
いやまぁ、"南部家の秘密を最も把握した人がその家督をつく"には付帯条件があるよ、みたいにも言ってたのでただその限りではないこともわかるけど。でも、それって法律的にどうなの?というのが気になって仕方がなかった
何にせよ本作的には、家督を継げるのは
・南部家の秘密を最も把握した人
・南部家の家紋を持っている人
なのだろう
秘密は各自頑張るとして
「南部家の家紋」は誰が持つのか
真知子はそれを所有したい、と申し出てきた
多分秘密も結構把握できているから、と
とても悩んだ
正直、堺研介でなければ、素直に渡しただろう
裏切られても、それはそれで可愛いものだ
でも堺からすれば、これを逃せばもう得られないチャンスなのだ
なにより弁護士であれば、口約束は信用しないだろう
だから今回は固辞した
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6. 終幕と感想
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6.1. 終幕
結果、渡辺凛太郎氏が秘密満点を取って家督継承チャンスを獲得していった
えぇ....
いやまぁ、渡辺凛太郎は麻薬に関する話を知ってるし、色々干渉しやすい位置だったかもだけど
つよい....
ただし、読み通り家督継承には"南部家の家紋"が必要で、それは他PLから一枚カードを取得できるというものだった
バレるかと思ったけど、それに関しては勘付かれることはなく、渡辺凛太郎は雪奈の青いイヤリングをペアで集めて事件はクローズした
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6.2. 感想
最初から"みんな黒い"みたいな振りがあったけど、実際そうだったので楽しかった
信雄の最後の、理解してしまったがゆえの悲哀とか
真知子と遺産相続に関して裏で企んでたこととか
何故か夕美に縛り上げられたことがSMと解釈されてて、マジ暴行なんすよと言っても信じてもらえないのとか (信頼できない語り手な性質があるHOでしたね)
ここら辺の詳細は、より当事者の他PLの方のfusetterが、楽しく情緒豊かに描かれているので、そちらを読んでいただくのがいいかもしれない
ref.
・南部信雄 https://fusetter.com/tw/m54iUeqd
・雨宮千花 https://fusetter.com/tw/ueRagH09
・南部真知子 https://fusetter.com/tw/WBYTnZQI
全体として、トリックも上手くできていたが、それ以上に普段はできないことをはっちゃけるという点でとても楽しい会だった。そう言った意味では、『クズたちの宴』に近い体験価値なのかもしれない。あっちはギャンブラー的なそれだが(ここまでは公開情報)、こっちは基本的に異性関係だ
手の上で転がすには参加者間の信頼が必要だとも思うが、今回はよく遊んでくださる方ばかりでそこが保証されていたのも大きい気がする。そのおかげか、好意を示すことにあまり躊躇いが減ってきてPRの幅が少し広くなったかなとは思う。ただ同時に、でも複数並列でアプローチするのは拡張してできる範囲外かなとも思う。一貫性のないことを言うのは難しい
PRの改善余地としては、雪奈も美夕も真知子も幸せにしてやるぜー!的な方向性だろうか。そうすれば、雪奈の信用も勝ち取りに行く方向なので、秘密をより効果的に集められたような気はしないでもない
ただ美夕の目的が南部家の撲滅だったりするし、今回の堺研介HOの範疇ではそういうキャラでもない気もするし、そもそもやっぱ中の人のキャラじゃない気もするので、やはり難しいかと思う