ノクナレアやっぱそうなるよな〜…と思ったがなんか予想以上に心に来てしまい読み始めて数分足らずで号泣した
戴冠式
キャストリアもトネリコと同じ運命辿らさせられるんじゃない?ウーサーが毒杯を呑まされて、信じていたものが塵のように消え去って、トネリコに容疑がかけられたみたいに…と構えていたら案の定毒が…。
毒が入っていることは瞬時に理解したけど上手く弱点をつかれる形になってしまい身体が耐えきれず吐血し崩れ落ちるノクナレア。
常に気丈に振る舞い、時に可愛く時に残酷に、戦いの折には勇敢な次期王としての姿を見せてきたノクナレア。
ユーザー側としてはメイヴちゃんとしての認識が強いし今まで散々ギャグとかでふざけてる面も見てきた。5章の死に際ですらキャラクター性が強かった。
でも、だからこそ、あんなに幼くなってしまって、魔力も知能も何もかもが退化してしまっているノクナレア/メイヴを見るのは何だかもう滅茶苦茶辛かった。絵がずるいわあれ。
同じ似たような境遇の女の子が近くに居たから、ライバルだからこそあんなに辛いしんどい立場でも頑張ってこれてたんだな。
彼女が恋を少しだけ知ることができたって言ってたのは誰となんだろう、キャストリアかな。
メイヴちゃん運営に愛されてんな〜
オーロラが死ぬシーンもそうだったし他の場面でも思ったことあるけど🍆さんってなんとなく人間が死ぬ間際に見せる馬鹿力というか底力というか、風前の灯火が消え去る瞬間の煌めきをこれでもかと言うぐらい丁寧に丁寧に描写するなぁ〜と感じる。最初から殺すためにしっかりこの子を作りました、と言わんばかりの変態的な丁寧さ。やばい。
激重感情持ちが多すぎる。
分かりやすい伏線が置かれてるはずなのに読む側が忘れかけてきた頃にまたそれを回収しにぽんと出してくるタイミングとかも上手いし、文量が物凄く多い筈なのに読んでて全然疲れないしどんどん物語に惹き込まれる技量が凄いね。
今回は特にモノローグが多かったから読みやすかった気がする。