東京心覚を観て、あらためて2205年の主が地球上にいるのかさえ、定かじゃなくなってるという世界観がとにかくやばい
*以下、盛大なネタバレを含みます
何を観せられたんだ〜!!!ってのかが最もな感想だけど、それにしてもいろんなところにドンぱち爆弾を投下してくる刀ミュ、ありがとう、一生ついていきます!!
さて、まず、この話をみおわっての最初の感想が「人類は滅んだんですか?」だった。
今まで、私たち令和の審神者の後にきっと多くの審神者が続いて(これはゲーム上の話でもあり、便宜上、私の考察内でですが、実際に刀剣を守り伝えていく人という意味でもまとめて呼称するとします)、地球もなんとかやっていて、世界大戦とか起きてなくて、まぁいろんなことがあっても続いているのでは、と思うじゃないですか!!!!
だが、刀ミュは、「人類が滅んびかけている」もしくは「なんらかの理由で住めなくなってしまった」と。そういう世界線で、時間遡行軍がなんらかの理由で歴史を修正して、地球を守ろうとしている、もしくは最悪の道を辿らないようにしてきていて、実は2205年の審神者はそんなことわかってるけど歴史は修正しちゃダメなんだよ!現実を受け止めろ!!っていう壮大なSF的事情だったら、どうしたらいいんだ…と思ったんですよ。
なぜ、地球に住んでないって思ったかって?
『三日月が上半分だけ欠けていたから』です。
地球上ではどんなに頑張っても三日月は上半分が欠けることはない。つまり、あれは宇宙から他の球体によって妨げられて見えている球体である、と。実はここまで書いて確信が持てなくなってきたことがあります。
『あの上半分欠けた三日月は本当に月の欠けだったのか?』ってこと。
あの欠け方に既視感があるひともいませんか。私はNASAが月から地球を見た時の画像と一致してしまって大混乱を起こしました。
審神者は実は宇宙空間でむしろ月から滅びゆく地球を見ていたのだとしたら。
そんな壮大すぎることを考えてしまった。
そして三日月宗近はまるで存在していないかのように振る舞う。何度も何度も『役割』『機能』だと。
もうどんどん妄想で埋め尽くされてしまいますが、三日月は必死になくなりたくないって思って介入をしていた。
ただ、何度も何度も、何度やっても人類が滅びに向かってしまう。
それを、愛する人の子を、救いたい、という一途な思いだとしたら。
もう、どうしたらいいのか、今を生きる私たちはどうしたらいいのか、と。
あと、これは完全なる邪推ですが、刀ミュ本丸がある世界線では地球が滅び、人類が滅びていても、他の本丸はまた違う世界線で生き残っている可能性があるかもって思ったんです!!
CLAMP履修組にはお馴染みのパラレルワールド、魂は同じだけど生きる世界が異なる、が成立する可能性。
水心子がいろんな東京、江戸、そして平安時代の関東。
そこに一貫した歴史をみれないのは彼がパラレルワールドのコアに触れてしまったみたいな状態なのかなって思ったからです。
「ここにこれたもの、ここにこれなかったもの、ここに…」(曖昧)ってセリフって、今回の公演に来ることを選んだもの、選ばなかったもの…って解釈も十分納得だったんだけど、それ以上に世界線が複数あって、その道筋でこれたものこれなかったもの、来ることを選ばなかったもの、ともとれるかなって。
…もうここまでくると盛大な妄想ですけど、だけど、現に三日月は何度も何度も同じ歴史上人物に会い、何度も友になろうとし、時にはなっているところを見ると、パラレルワールドが許容されている世界なんだと。
と、ここまで乱文書き連ねてきたけど、ぶっちゃけわかんない!ってのが率直な感想でした。
ただ、なんで生きているのか、なぜ生きるのか、なぜ、なぜ、って問おうてきた刀ミュが、今度は問わなくてもいい、ただ存在しているだけでもいいんだって説いてきて、死生観をぐらぐら揺らされた。
そして、全身全霊全力の自己肯定感のボディーブローを受けて、瀕死です。
幸せだ、ありがとう刀ミュ。