プリンセスチュチュを観たネタバレ感想です。
そこそこ長いですー。
プリンセスチュチュ、本編のみを観た感想です。とても面白かった〜〜!
ムダに長いけど、大したことは書いてません!
なんとなく、キャラクターごとに書いてみました。
あひる
幸せそうに、だけどたった一人で踊るOPでの姿に。鳥のアヒルでありプリンセスチュチュであるという秘密を抱えた時に。王子に想いを告げると光の粒になって消えてしまうという事実に。あひるはなんて孤独な主人公なんだろう…!と思いました。その時は「明るさと優しさと一途さと図々しさと諦めと孤独が同居してる魅力的な主人公」だとツイートしたな…。
なのでふぁきあに正体バレた時はおお〜〜!良かったねえ!と思いました。
卵の章のラストの王子とのダンスシーンも幸せそうだけど物悲しくて不穏で、雛の章への引きがいい…!とドキドキワクワクしました。
プリンセスチュチュのペンダントが王子の心だと知った時はリアルにおおおう!と声でましたね!そっか…、マイナスの心に囚われる人々を優しく解き放つ物、心を失った王子が知りたいと請い願った物、それはあひると共に有った「希望」だったんだね…!
みゅうとがるぅちゃんをプリンセスに迎えたいと言った時のあひるの表情が、悲しいんだけど深い納得も有ってすごく良かった…。
みゅうとに最後の心を戻した後、一切人間のあひるにもチュチュにも戻らなかった所がとても好きです。安易に戻さないのがこの物語の良い所だなあ〜。
ふぁきあの事をクレイジーサイコヤローだと(私が)思ってた時から、あひるとふぁきあの関係はこの先変わるのでは!仲が進展するのでは!すると良いなあって思ってたので、湖に沈んだあひるを助けに行く所とても感動した〜〜!チュチュがやっていた事を今度はふぁきあがするのね…!って。あとチュチュのダンスの動きとふぁきあの羽ペンの動きがシンクロする所、トリハダ!!
ラストバトル、鳥のあひるになっても勇気と思いやりと諦めない心を持って立ち向かっていて、ザ・主人公という感じでホントかっこよかったです。カラスリンチが痛々しくてもうやめてくれよ💦と思ったけど!
最後、ふぁきあは桟橋で執筆・あひるは湖でいきいきしてるの、それぞれの場所に居て共に在るの良かったなあ…。ふぁきあとお幸せに…!!
るぅちゃん
この子、1話2話での印象と3話以降の印象が違っていて「???」って思ったんです。ありくい美さんがみゅうとと交際宣言した時に黙って引き下がった姿と3話からの高飛車お嬢様なイメージ。
るぅちゃん=クレールの愛への渇望が分かった時やっと、印象の違いに合点が行きました。愛したいという強い気持ちと、愛されたいのに負い目(大鴉に植え付けられた)が有って、離れていくみゅうとに縋れない気持ちと。
こんな子愛さずにいられないじゃーーん!!
いや、途中はね、みゅうとに心が無い方が良いとか言ってて、何だ?顔か?顔だけ大好きなのか!?とか思ったけどね。チビるぅちゃんがどんどんみゅうとを好きになっていく様子を見て、人を好きになるって理屈じゃないよね!!と思えました。
クレール時の露出度高すぎ!と見ていてハラハラした事と、クレールであってもふぇみお君にドン引きしていた事が思い出深い。火祭りの夜にみみゅうとに笑いかけれた時の表情やカラス化したみゅうとと踊るシーンも大好き。ちっちゃいるぅちゃんハチャメチャに可愛かった。最後にあひるを「大好きよ」と抱いた時、ゴメン、王子にプロポーズされた時より泣けました、ゴメン。みゅうとのプリンセスになれて良かった!ホント良かった!お幸せに…!いつか本当のご両親に会えると良いね!
ふぁきあ
私のふぁきあへの認識は、クレイジークソサイコヤロー→チュチュもクレールも変身してるのにこの子だけ生身の扮装で健気だな…→可愛い子→カッコいい子→重い…過去が重い…辛い…!→は?子孫→あひるの伴侶は君しか居ない!!と変化して行きました。
特に何か予想しながら観てたわけではないけど、ドロッセルマイヤーさんの子孫だった事は予想外過ぎました。(あと図書館の眼鏡くんが結構重要だった事も…頼むから静かにしてくれないか!って言うだけの子かと思ってたら最終的に言われる側になってたし)
あと、重い過去を背負っていたんですね…。私がクレイジーだと思ってたみゅうとへの執着は、みゅうと自身を大切に思う気持ちプラス亡くなってしまった両親の様に失ってしまう事への恐れの現れ、だったのかな…。
あひるが鳥のアヒルだと知った時、んな事よりも泣いてる所を見られていた事に恥ずかしがりまくる所、可愛らし過ぎやしませんか…。正体を明かしたあひるもそこに結構救われたんじゃないかと思います。
段々と、怒りや苛立ち以外の感情が露わになっていくのが良かったですね。
最終的にはあひるの物語を泣きながら書いていて…これは自分で書いた悲しい2次創作文に自分で泣いてしまうアレ…アレに近い…ような…とか少しでも思ってしまいスミマセン…。や、マジでそのシーン良かったです!
ふぁきあ×あひる、良かですな!
私は幸いふぁきあ様派©︎ぴけだったから良かったものの、あひるのみゅうとへの想いが成就して欲しかった方には辛かったかもしれんね…。
みゅうと
みゅうとは、心を取り戻して本来の王子に戻った時どんな感じなんだろう?と思った見守っていたので、正統派で勇敢な気品溢れるカッコいい王子に戻った時は謎の満足感が有りました!ダンスールノーブル!!って思いましたね…!迷い無く「るぅをプリンセスに迎えたい」って宣言してさあ!
特にねえ!鳥のアヒルに戻ったあひるに対して膝をついて感謝を示すシーン!ほんっっとかっこいい!!素晴らしい!!
多分王子は、あひるが最後の心を返したら鳥のアヒルに戻ってしまうと知った場合心を返して貰う事を躊躇すると思うんですよ。でも物語としてそこの葛藤をバッサリ切った事は凄く良いと思いました。だからこそ、鳥のアヒルに戻ったあひるを目の当たりにして、一瞬であひるの事情や切なさや物悲しさや思いやりや決意を理解して最大限の礼を尽くす姿が映えるんだなあ…と。
心が無くて意志薄弱な時のみゅうとも中々…面白かった…。猫先生の恋・愛の特別授業を素直に受ける所とか(得るものは有りましたか?)、上半身シャツ一枚・下半身???で落下するところとか(みゅうとはパンツとか無粋なものは穿いてないのでは…!?)(パンツはべつに無粋ではない)
カラスみゅうとも嫌いじゃない!あの姿で「踊ろうよ」とかね…痛々しくて最高だったな…。
るぅちゃんとお幸せに…!るぅちゃんはドSに見せかけたドMなので、時折クールな王子キャラで攻めるのも良いと思います。何を言っとるんだ。
いつか、るぅちゃんの本当のご両親を一緒に探してあげて欲しいな!
エデルさん&うずらちゃん
エデルさん!!
操り人形だと分かる描写が出た時、愛する心の宝石を「私には必要無いから」と言った時、あひるの暖かさに触れた時、「エデルさんっ…!!」って叫んだよね。こんなに深いキャラクターだったなんて…。
自分の体を焼いてしまうところ、容赦ないな!とは思うけど、この行動は心を持ったからこそ…。うずらちゃんに心の理解を託していたけど、エデルさんはエデルさんで、自分自身の心を持ったと思います。てか後半も出て来てくれるとは思わなかった!!「エッデルさ〜〜〜〜ん!えっ、出るの!?」って叫ん
うずらちゃん、うずらちゃんの語尾の設定はカロンさんなんずら!?
「おお〜〜〜〜ぅ」って感嘆の声と太鼓のテケテケテケテケが何度でも聞きたくなる不思議…。うずらちゃんなりにラブラブの追求をしたりと、心を知ろうとしていたのが、エデルさんの後身って感じで感慨深かったですね…。
エデルさんはドロッセルマイヤーの傀儡だけど、カロンがエデルさんの体を材料にうずらちゃんとして物語の外に具現化したと思ってたので、最後ドロマイさんと共に現実の外に戻って行ったのが地味にびっくりでした!
人間に戻らないアヒル、自分の体を燃やすエデルさん、去るうずらちゃん、と切なく容赦ない描写が堪らなく好きですね〜っ。
ぴけ
名前が一番好きです。ぴけて!あひるにまともな友達がいて良かった…。
りりえ
大鴉が攫ったのがるぅちゃんじゃなくてりりえだったら、りりえはノリノリで活躍しいずれ下克上して大鴉を追い落としていただろうな…。なんて妄想を。徹頭徹尾ヤベー奴で、それがまた良かった。
猫先生
最終話エンディングで混乱したんだけど、猫先生は先生が猫になっていたのか、猫が先生になっていたのか!?どっちなんだ…??
猫先生、教育者として熱い方だったな〜〜!!生徒に結婚を迫るヤベー奴だったものの、ヤバさはりりえちゃんには敵わないけどね…。
アルマ次郎君
動物キャラでは一番好きだったアルマ次郎君!最終話エンディングでちらっと出てきたのは彼の人間として姿だったんでしょうか!??
岸田今日子さん
最初のおとぎ話を語るナレーションがめーちゃめちゃ良かった。あの乾いた声で語られる短い話に毎度ゾクゾクしました。声に出して言ってみたい「昔1人の男が死にました」!!
物語・演出に気持ちよく乗れた作品でした!演出意図どおりにびっくりしたり悲しんだり喜んだりと感動してたと思います!笑
登場人物達は皆「ちゃんと食べてる!?」って心配になるほどほっそりしてたけど、物語はかなり骨太でした…!