君のせいで今大変なんだから / ダークドワーフブラックマウンテン
しゃみさん卓。
ソードワールド2.5のメモ書き、第12-13話。
前回(https://fusetter.com/tw/6JzaNoRu )
【12話】
・導入:ハーヴェス王国
サンドキアを後にし、ハーヴェス王国まで戻ってきた面々。
マカジャハットへと旅立つ前に、アットに根付く苗床を除去することに。
「そういうわけだから、神殿に行ってリムーブカースを受けて来てもいいかな」
「そうですね、危険なので早く行ってきてください」
「一緒に来てよ!?」
「イズさん、仲間だって教えたよね」
「はっ……アットさんが心配なんです~! どうぞ急いで行ってきてください!」(否定できない物理的距離)
「なんか避けられてる……?」
「ごめん僕の教育不足で」
「メルも大変だな……」
「ともあれ、いいんじゃないですか? どうなるかは分かりませんけど……」
そんなこんなで高司祭のいるシーン神殿へ。
「どうしました? やすらぎがほしいのですか?」
「いや、そうじゃなくて……」
「やすらぎって何ですか?」
「ハーブティーを飲んだ時みたいな感じです」
「ひとまず誰にも聞かれない部屋に通してもらっていいかな」
・解呪:シーン神殿
「かくかくしかじかで、どうやら俺は苗床にされてるみたいなんだ」
「ほんとだ」
「わかるの!?」
「言われてみればわかります。事情は理解しました、解呪は試みましょう。ところで……」
「……?」
「当テンプルは、皆様の善意で成り立っておりまして」にっこり
どうやら寄進を求められているらしい。
話し合いの結果、2000Gの寄付のうち半分を共有費から、もう半分をアットが支出することに。
「え? なんで? 私たち関係ないですよ?」
「一応、全員の安全に関わることではあるよ」
後から思った。
これを全額アットに出させてたら、あいつの掛け金300Gだったかもしれないなって。
達成値の20に対して、高司祭はレベル8、知力4。
出目は7を変転で8にしてギリギリ達成。
アットの奥に巣食っていたものが消えていく。
それでも、記憶に齟齬はなく感情の変化もない。
「終わったんですか……?」
「疑うのですか? 私は善意に応えましたよ、今日の分の変転まで切って」
「もう一回絵を描いてみましょうよ」
「もしかすると、彼について話せることも増えたかもしれないしね」
そんなこんなで、これからアットはベックに関する記憶を徐々に思い出していくことになる。
今後に期待。でもあまり気絶しないでほしい。
別れ際の高司祭曰く、
「マカジャハットの闘技場では多くの男が傷付き、ゆえにそれを癒す女の宿もたくさんあります。あちらへ着いたら、ぜひシーン神殿にも挨拶なさい」
孤児院時代の幼馴染にも、あっさりとした挨拶を済ませ、一行は駅へと向かうことに。
・出発:ハーヴェス駅
副車掌が発行してくれた自由乗車券では二等客車に乗ることができる。
裕福な商人や役所の高官などが利用するような席だ。
列車を待っていると副車掌が声をかけてきた。
「これは皆さま、次はどちらに向かわれるので?」
「マカジャハットの方に行こうと思ってるんだ」
「あの国は闘技場も有名ですが、採掘資源で栄えた土地でもあります。わたくしの種族はこの大陸では見られないようですが、いつかああした地域からも生まれてきたりしないかなあ。わくわく」
仲間の発生に夢を抱く副車掌。
7月のサプリでフロウライトが実装らしいので、実際これからぽこぽこ生まれてくるのでは?
イグニタイトの名前を出すと、こんな話もしてくれる。
「イグニタイトといえば、それらを加工できるダークドワーフ。彼らもまた希少な種族ですが、マカジャハットであれば会えるかもしれませんな。……おっと、もうこんな時間。これ以上はダイヤが乱れてしまいます。それでは」
そう言われて乗り込んだ列車は、魔動機文明時代の古式エンジンを積んでいた。
これとて一つ見つければ一生遊んで暮らせるような高出力の魔動機だが、新式炉の出力はその比ではないのである。
次第に周囲は赤茶け、徐々に砂漠が広がっていく。
一行は何事もなくマカジャハット王国の首都へと降り立つことができた。
・挨拶:シーン神殿
かつて鉱山資源を追い求めるうち砂漠化してしまったこの国は、現在でも鉱物の精錬・加工という点で人族防備の要である。
そのため多くの道具屋が立ち並ぶ「武具馬具通り」や、鉄道ギルドから譲り受けた「大型の動力炉」、傭兵らが集まるうちに娯楽と化した「コロッセウム」など、名所もそれ由来のものがほとんどだ。
ともあれ、まずはシーン神殿への挨拶に。
「おや、どういった御用件でしょうか。礼拝の時間は終わりましたよ」
「ええと……ハーヴェスの高司祭様と縁があって、こっちの神殿にも挨拶に来たんだ」
余談だけど、あやたかは「ハーヴェス」も「高司祭」もとっさに出なくて横からみおなが「もしかして:」をしていた。
「ああ、でしたら奥へお回りください」
そうして案内された先は例のごとく繁華街。
もう夕方であるため、ちかちかと魔動機のネオンがつき始めている。
客引きに流されないか、アットが精神抵抗を振らされていた。
無事だった。
「ごめん、急いでるんだ……」
・再会:シスターチルダ
神殿の中は例のごとくショーパブのような様相だ。
「何度見ても不思議な空間だな……」
「アットから見てもそうなんだ」
そんな中。
「そこ、指先まで意識が入ってない! 違う、こう!」
まだ夕方であるからか、ステージでは先生がダンサーたちをしごいている様子が見られる。
「あー、やったやった」(懐かしげ)
「やったんだ?」
「あ!」
突如、先生がこちらを見て声を上げた。
見れば、アットも同じように驚いた顔をしている。
「あんた、ちょっと上がりなさい。ほらよく見てて、こうよ!」
唐突に舞台に上げられ、お手本をやらされるアット。
出目10の華麗な踊りを見せる。
「はい、じゃあ自主練! ……あなた、こんなところでどうしたの?」
「シスターこそ……!」
名をシスター・チルダというらしい彼女は、アットのダンサーとしての師匠だった。
旅の神官時代に孤児院を訪れ、その才能を見出した人だ。
現在はマカジャハットの神殿で指導員をしながら、剣闘士としても活躍しているらしい。
アットから双方の紹介が入り、話題は闘技場に。
「よかったら、参加者として私から推薦することもできるわよ」
「うーん、どうするみんな?」
「……どう思いますか」
「目立ちたくないかな」
「ですよね……」
オーレアとメルが若干微妙な顔をしたものの、軍資金は稼ぎたいので顔を隠して参加することに。
・準備:方針決め
まず、どこのランクに挑戦するかを決める必要がある。
挑戦したランクと、勝利したラウンド数に応じて払い戻しの倍率が決まるのだ。
また対人戦と対魔物戦があり、どちらに挑戦するかも選ぶことができる。
一般には、大きく危険な相手と対決する魔物戦の方が、観客から飛ぶおひねりの額は大きい。
「一応、確認ですけど相手は殺してしまっても大丈夫なんですよね!」
対魔物戦になった。そんな決め方があるか?
明日の相手は、【格上:レッドヘルム(10レべル)】【同格:ギガントボア(9レべル)】【格下:クラッシュベア(8レべル)】。
能力等を検討の末、格上を選択することに。
なお、格上の配当率は【3R以内:3倍】【5R以内:2倍】【それ以上:1.5倍】であり、ランクが落ちるごとに、それぞれ0.5ずつ下がっていく。
降参をすれば、次ラウンドの頭には救援が来るが、掛け金の0.5倍を支払わなければならない仕組みだ。
「ペガサスを買うために貯めた7000G、これが3倍になれば……」(イズ:7000G、ほぼ全額)
「君、それで生活できなくなったら家に連れ帰るからな」(メル:1500G、所持金の3/4)
「私は所持金の半額くらいで」(オーレア:3000G、所持金の半額)
「俺はこれが限界……」(アット:1300G、ほぼ全額)
「共有費は半額残して、1000G掛けましょうか」
「そのくらいが妥当だろうね」
これは勝手に決めるオーレアとメル。
あとは各々、魔晶石を買うなり属性を決めるなりして明日に備えていく。
7000Gがかかっているイズはのほほんとしていた。
その他、オーレアは目立つ髪色を隠すためにポンチョを、イズとメルは顔を隠すための仮面を購入。
またアットは師匠に言われて薄着で踊り、540Gのおひねりと3人の熱烈なファンを得た。
性癖をゆがめられたおじさんたち。君のせいで今大変なんだから。
・当日:闘技場
パーティの出番はシスターの後、本日の大トリだ。
シスターは個人戦で参加しており、今日の相手は片足が義足の名誉人族(10レベルくらい)である。
「やっぱり人族に勝ってほしいよな」
シスター・チルダは人気の剣闘士で、この勝負にはプラチナランクへの昇格もかかっている。
一方、相手も飛び入りの無名戦士ながら、土着信仰らしい動きで闘技場への敬意を見せ、いくらかの喝采が飛んだ。
勝負は、相手戦士の勝ち。声援とブーイングは半々といったところだ。
シスターにとっては、おおよそ1年ぶり敗戦となる。
戻ってきたシスターは「負けてしまったけれど悔いはない」と気丈に振る舞い、一行を送り出してくれた。
・戦闘:レッドヘルム
シスター・チルダの敗北は衝撃的だったらしく、次戦のMCにも力が入る。
具体的には2d6で9R経った。あらかじめかけておいたバーチャルタフネスの効果時間が削れる。
「本日のラストバトルだ! かつて人里に降り多くの犠牲者を出してきたこのレッドヘルム、彼らは推薦者であるシスター・チルダの雪辱を果たせるか!」
\アット~~!/ \君のせいで今大変なんだからーッ/
熱烈なファン、声が大きい。
なお団体戦には3人または5人で参加する必要があるが、実績のない我々は人を集められていない。
「……っと、なにやら4人しかいないように見えますね。馬は人数に数えませんよ?」
「5人目は……ここにいる!」
これにはアットが魔神を召喚することで対応。
フェローとしてナズラックを加え戦闘開始。
魔物知識は昨日、下見をした段階で抜いている。
先制はオーレアがシャープアイ/ジャイアントイーグルで確保。
1ラウンド目
メル :怒涛の攻陣Ⅰ、頭にパラライズミスト
前衛にブレイブハート(マナチャージクリスタル使用)
オーレア :マルチアクション、囮攻撃、バークメイル、アットにウィングフライヤー
頭に宿り木のクォータースタッフ×
頭にコングスマッシュ〇 29点
アット :キャッツアイ、マッスルベアー
頭に愚断剣〇 23点
頭にディフェンダー◎ 23点
ナズラック×
イズ :チャージ、マッスルベアー、全力攻撃
頭にロングランス×
ペガサス×
頭 :アットに渾身攻撃〇
胴体 :アットに二回攻撃〇/〇→ベアハッグ
2ラウンド目
オーレア :マルチアクション、囮攻撃
頭に宿り木のクォータースタッフ×
頭にコングスマッシュ〇 26点
アット :頭にアヴェンジャー△ 本人のHPが2になる
ナズラック×
メル :怒涛の攻陣Ⅱ、頭にパラライズミスト
アットにエクステンドヒーリング(3点魔晶石使用)
イズ :全力攻撃
頭にロングランス〇 コア部位が落ちる
最後にナズラックに酒と肉を与えてお帰りいただく。
戦闘終了。
・顛末
ラストアタックによる客席のボルテージは6、戦闘勝利による客席のボルテージは9。
それぞれ合計100Gと2400Gのおひねりが飛んでくる。
またアットは、おじさんたちから投げなかった分のアウェイクポーションをプレゼントされていた。
(闘技場で購入したアウェイクポーションは贔屓の剣闘士に投げたり、差し入れたりすることができる。)
「アットくん、圧迫されて苦しんでる顔もよかったよ……!」
また特等席で観戦していた国王からも直々にお言葉をいただけることに。
「領土を荒らして回った人喰い熊をよくぞ討伐した。見事であったぞ」
「見た事のない顔ぶれだが、顔……? ……まあよい、余からも手ずから褒美を取らそう」
「わしに用事があれば、いつでも宮殿へ参るがよい。そなたらほどの実力があれば召し上げも叶うぞ?」
巨大熊の手と国王のコネクション、また勝利による配当金を得たところで、
「売ってくれー!」
大声を上げ、駆けてきたのは髭を三つ編みにしたドワーフだった。
「その熊の手、売ってくれ! 料理にするんだ!」
「カードにするからだめです」
「2000G以上ならいいんじゃないかな」
「……だったら3000Gで買おう!」
そうして、この縁が次の物語へとつながることになる。
【幕間】
ついにペガサス資金を貯めきったイズ。
あとは旧家の厩舎にいた個体を探すだけというところに、宿を訪ねて来る人があった。
「こちらに、フロレンティーン家に縁故のある方はいらっしゃいませんか?」
連れているのは、あろうことか在りし日の記憶にあるペガサス「アルデバラン」だ。
「はい!!」
即答して立ち上がるイズ。
しゃみ「いま多分、後ろの人めちゃくちゃ睨んでるよ」
みおな「まさかまさか」
「では、お受け取りになりますね?」
「ええと……受け取ったら、そのことは報告されますよね?」
「勿論です。お馬とお手紙、確かにこの地でお受け取りされたと」
「……」メルの様子を伺う視線
「……」返ってくる無言
「お受け取りになりませんか?」
「いや、受け取らない選択肢はないのですが……」
「では、お家と縁故のある方であるという証拠を何か一つ見せていただければと」
「証拠……?」
自分に何があるかを確認するような仕草で困惑するイズ、よかった。
「仕方がないな……」
しゃみ「すごい声小さいね(笑)」
「父の署名が入った手紙がある。これでいいかな」
「はい、……確かに筆跡等確認いたしました。あとは騎獣を扱われる方から担保だけ頂戴いたします」
そんなこんなで、イズは旧家のペガサスと再会した。
名誉点を払って【ミュレル様の残り香】という特典も獲得。
ペガサスの精神抵抗が+2される。
「アルデバラン……、ミュレル様の香りがします……」
本当に大丈夫なんだろうかこのルーンフォーク。
「では、フロレンティーンのお方におかれましては引継ぎ事項がありますのでこちらへ」
ここで秘匿にするか問題が発生する。
「こちらとしても、巻き込むのは不本意なんだけれど……2人はどうする?」
「知らない方がいいこともあるかもしれませんよ」
「何で悪役みたいな言い方したんだ?」
「私はどっちでも」
「御嫡子へのお話ですので、どうぞ御嫡子がお決めください」
「そう? なら全員置いて行こうかな」
そんな幕間。
【13話】
・導入:熊鍋
一行は料理店にいた。
熊の手を買ったドワーフの料理人から、是非その味を確かめてほしいと招待されたのだ。
辛さは5段階あり、上の2つは生命抵抗が入る。
イズは甘口(6歳)、アットとメルは中辛(ダイスで辛さ耐性を決めた/キャラ作成時の生命ダイスが1)。
オーレアは果敢に挑戦し1ゾロを出した。
「からいです……」
流れで話題はダークドワーフに。
(卓の面々に聞いて詳しいことを思い出したらまた追記します。)
「なんだい、あんたら。ダークドワーフを探してるのか」
「はい、御縁がほしからい……」
本来、不仲であるはずの2種族だが、なんでも、この店の料理を気に入り常連となったダークドワーフがいるらしい。
料理を通じて絆を深めたその人を、紹介してもらえる運びになる。
・邂逅:ダークドワーフ
「今も奥で食ってるぜ。ちょっと話付けてくらあ」
そうして、しばしの後に通された先には一族と思しき十数人のダークドワーフがいた。
中でも一番奥に座る「ばあちゃん」と呼ばれた幼女が、どこかしわがれた声で語りかけてくる。
「あいつから話は聞いたよ。これも何かの縁だ、どうだい一緒に食事でもしようじゃないか」
知識の判定で、それが一部の狭い集落では家族の契りに近い意味を持つことが分かる。
「俺はいいよ」
「私も特には」
「そうですね」
「名誉も必要なんじゃなかったっけ」
「バレなければ大丈夫です!」
「それじゃあ、遠慮なくお食べなさい」
彼女が椀によそった鍋の辛さは地獄。気づかず口にした者、気付いても食べざるを得なかった者、色々。
判定の結果、オーレアだけが完食した。
「これで私たちは家族だ。だから、私はあんたたちのどんな願いも聞かなきゃならないし裏切っちゃならない、あんたたちだってそうだ。あとはそうだね、こいつをあげようか」
そう言ってダークドワーフの長老は、オーレアにイグニタイトのコインを手渡す。
「これは家族の印みたいなもんだ。よかったら、あんたも私に何かをくれないかい?」
「でしたら……」
一方、オーレアが渡したのは受益者のシンボルだ。
手ずから掘り出した木人形を、長老は満足げに受け取った。
「うん、いい家族の証じゃないか。これで改めてみんな家族だ」
「その点、僕は実は仲間に入れてもらえてないんだけれどね」
・依頼:鉱山を取り戻せ
「私らはね、山1つ超えた向こうで暮らしていたんだ。あそこ──蛮族領は、家族の約束だなんて簡単に吹き飛ばされてしまうような、激しくて、厳しい土地だよ」
長老はかつて住んでいた土地について語り、こう続けた。
「それでも悪いところじゃあなかったんだが、鉱山の一つにモンスターが湧いてしまってね。……あんたら、家族として一つ助けちゃあくれないかい?」
家族の頼みなら仕方がないので(※諸説あります)、お願い事を引き受けることに。
その後、イグニタイト絡みで質問が挟まる。
「イグニタイトを欲しがるタビットって少ないと思うんだけど、なにか覚えがあったりしないか?」
「ううん……そういや5年くらい前、知人の伝手で武器加工じゃない依頼を受けたことはあったねえ。その時は、窯を作ったんだ。それも、窯の中に小さな窯を、その中にまた小さな窯をみたいな。北の方にそんな人形があったような気がするが……まあ、あの時は儲けさせてもらったよ」
「誰が受注したんですか?」
「そりゃあ言えないね、顧客情報だ」
「へえ、家族でも?」
「……それを言われちゃあね。買い受けたのは、どこかの貴族の分家だよ。何でも本家の方は伝統と格式を重んじていて、お金を持っているのはそっちだったって話だ」
ベックの話だと思ってたら違う方向へ飛んでいったあやたか、手癖で詰めたら墓穴を掘ったみおな。
そんなこんなで一行は、蛮族領を目指すことに。
・踏破:巨大鉱山
一行は、秘密のトンネルを抜けて蛮族領へと降り立つ。
「さあ、ここが私たちの山だよ」
長老は道中の食事を提供してくれたほか、「逃げ出すときにはこれだけしか持ち出せなかった、情けないことだねえ」と3点魔晶石を11個持たせてくれている。
例によって踏破チャレンジが始まる。
1順目
みらの (06) ひたすら下っていく。暑さにHP-3、踏破度0→1
あやたか(05) ワームが開けた穴をきっかけに崩落が起きる
メルが埋まって13ダメージ受けた
ゆら (06) ひたすら下っていく。暑さにHP-3、踏破度1→2
みおな (06) ひたすら下っていく。暑さにHP-3、踏破度2→3
5と6しかない出目。
ここでHPを回復して一晩眠る。
2順目
みらの (06) ひたすら下っていく。暑さにHP-3、踏破度3→4
あやたか(02) 何か大きいのが出てきた!
・戦闘:石喰いワーム(手負い)
魔物知識は最高17で全員失敗する。
「何だこいつは!」
「ごめん、わからないや」
やはり先制はオーレアがシャープアイ/ジャイアントイーグルで取った。
1ラウンド目
メル :怒涛の攻陣Ⅰ、口にパラライズミスト
前衛にバーチャルタフネス
オーレア :マルチアクション、囮攻撃
口に宿り木のクォータースタッフ◎ 22点
口にサラウディングアタッカー
アット :キャッツアイ、マッスルベアー、必殺攻撃
口にバスターソード×
口にディフェンダー◎ 29点
イズ :チャージ、マッスルベアー、全力攻撃
口にロングランス×
ペガサス×
口 :アット〇 17点
胴体① :イズ〇 12点
胴体② :イズ〇 13点
胴体③ :イズ〇 15点
尻尾 :アット×
2ラウンド目
メル :怒涛の攻陣Ⅱ、口にパラライズミスト
口にシュートアロー(粘着液の矢)
オーレア :マルチアクション、魔力撃
口にサラウディングアタッカー
口に宿り木のクォータースタッフ×
アット :必殺攻撃
口にバスターソード〇 17点
口にディフェンダー×
イズ :全力攻撃
口にロングランス〇 28点
ペガサス〇 コア部位が落ちる
・顛末
鉱山を取り戻してくれたお礼にと、長老が蒸し料理を作ってくれた。
みおな「うん? ……ああ、なるほど蒸し料理」
みらの「みおな一瞬、虫料理だと思ったでしょ」
かくして一行は、ダークドワーフの協力者を得ることになる。
「でも武器の加工とか流派入門とか……、長期滞在になっちゃいません?」
「ああ、僕は『ここなら』大丈夫だよ」
そんなこんなで、待て次回。
→(https://fusetter.com/tw/H7Kf433I )