アニメサクナヒメ8話に際し、関係性厨こじらせた百合豚がぎゃあぎゃあ言ってるSomethingです。感謝しかない。先の展開のネタバレは省いたが8話までのネタバレは普通にある。ありがとう世界。
・まさかサクナ様に全てをゆだねてとびこむココロワ様が見られるとは思わなんだ。ありがとう世界。大優勝だ世界。もう思い残すことはありません。ごめんなさい嘘です先が目茶苦茶気になるし最低でも勅の結果を見届けるまではまだ死ねない。
・総じて、ココロワ様の動揺と迷い、サクナ様の信頼とまっすぐな性根が好対照なお話で、とんでもなく良かった。最高すぎた。アニメサクナヒメ、毎話見終わるたび「なるほどな最高か?????」の気持ちがどんどん更新されていくんですがどうすればいい? 五体投地でもしておく? ちがう宗教持ち出すなって? ははは失礼。
・冒頭雪遊びできんたが年相応な表情をしていてほっこりしてしまった。5話以降、すっかり親心に近いものが芽生えてしまったので本当にほっこりする。
ラストのかまくら作ってるのもだけど、過酷な環境に奪われてしまった子どもらしさが、生活に余裕が出ていくことで取り戻されていくの、感慨深いですね…。
・瀬守神の言葉をどう表現するのか、アニメ化で楽しみにしていた部分だったので興奮するなどした。金属音をいじったような声なの良いですね!!人外味がある…!
・中毒米の件、結構詳しいところまで調べられていて感動してしまった。加えて、この文脈だと、瀬守神がココロワ様のことをかなり評価していたからこそ動いた解釈になって、これはこれでいいですね…?
嫌疑がかかっておりカムヒツキ様も動いている時点で、別に瀬守神がわざわざ動かなくても「都の食を支える米に中毒症状が出る異物を混ぜた愚かな神」はさほど間を置かずに排除され、天穂の評判も回復し、万事解決になる筋は見えているわけですが。
ココロワ様をこのまま排除するのは障りがあると判断したからこそ、天穂の製作者でありココロワヒメの友であるサクナヒメに現状を伝え、都へ忍びこむ手伝いしたんだろうなと。主神の命に逆らって都侵入って、実行犯はもちろん、協力者もバレたらただじゃ済まない話ですし。瀬守神は”守りの神”だから、警備担当しているココロワヒメをけっこう買っていて、このまま表舞台から消え去るのは惜しいと感じたまで妄想できてにこにこした。
まあそれか単純にサクココガチ勢(こらこらこらこら)
・タマ爺がココロワヒメの名を聞いて動揺してるのは、実はけっこう意外でした。だって貴殿、サクナ様の対ココロワ様へのクソガキムーブ間近で見てるし、諫めてるし、「おひいさまの言動を快く思っていない神もいる」まで言うてたやんけ…。
アレか? 言うてココロワ様は、クソガキムーブ受けても長年サクナ様の親友やれてるから、なんだかんだでおひいさまの害になることはされるまい…みたいな印象だったのか…?
・サクナ様の「都に行く!!」を、ミルテが真っ先に後押ししてくれるのよき。異郷の神を以てしても「大切な相手が苦しんでいることを見過ごすな」は推奨されるの、神という存在への信頼が持てる。
・都へのミッションインポッシブルすげーよかったんですけど、サクナ様の面が狐のお面なの深読みしてしまって駄目、駄目です空賀は愚かな百合豚です。
狐のお面って宝眼力っていう、宝に反応する能力があるので、初めての場所探索時には基本装備するお面なんですが、ココロワ様と会って面を取るのがゲームで言う「宝を見つけた」時の動きなんですよね本当に深読みしすぎ。
見つかりかけた時に頭突きするタマ爺も、「ベンタニア~!オウカ~!ナディート~!」ってミルテの真似(?)して誤魔化すサクナ様大変にキュートでしたね!!!!
・カムヒツキ様に「私じゃないです」言いながらも「妬む者が犯神」と言ったり、中毒米持ったまま困った顔したり、サクナ様のまっすぐな性根に向き合えず「ひとまず今日は休みましょう」って逃げて誤魔化したり、寝ているサクナ様に(また!!)打掛けと手紙を書いてヒノエへ帰そうとしたり、ココロワ様の動揺や揺れ具合や苦悩の描写が…巧い…言葉ではない、ある種わかりづらい演出ではありますが、わかりやすい言葉で表現できていたらそもこんな拗れてないんですからね。本当に巧い…!!
しかし、我々はしょせん異なる存在である以上、言葉で伝えんことにはなにも始まらんのですよココロワ様…って話でもあるので、後の展開でちゃんと言えたのも良かったね…。不言実行のひと、身近にいてくれたらとんでもなく助かるんだけど、そのひとをちゃんと見て評価できる存在がいないと、ただただ使い潰される不遇な立場になりがちだからね…。
・ところでココロワ様、サクナ様の送り帰しが成功したとして、そのあとどうするつもりだったんだろうか?
お役目を果たせたところで、嫌疑はかかっておりカムヒツキ様(主神)が動いている時点で誰かしらが罪を償う必要があるし、都の食に影響を与えるのはかなり深刻な重罪なので、誤魔化すことも、お役目を成功させた成果との相殺もしづらかろうし…。
七話での自分の首を自分で絞めてる感じや、八話でことがでかくなったら素直に白状しサクナ様の罪も自分で引き受けようとする姿を見るに、(自分はできるの証明のため)お役目を果たすだけの時間稼ぎはするが、(やらかしはやらかしなので)お役目を果たした後は自白し、妥当な罰を受け入れるつもりだったのかな?
さすがにそれは不器用極まっていないか!? って気持ちはあるんです。が。
ぶっちゃけ1話時点で勝手に自滅した相手の後を引き継ぎ、求められる役割を果たせているので評価されている状況において「これでは友と引き換えに名誉を得たようではないか」って独白するほど面倒くさい性根(※大好き)の神が、「重大な罪は犯しましたが、重要なお役目も果たしましたので、相殺でよろしく頼む!」なんて強かなことを言えるか…? 無理じゃね? というかそれ言えるならそもそもこんなことになってなくね? の気持ちがある。
・七話から引き続き、サクナ様→ココロワ様の感情が想定よりも重くてデカくて動揺するなどした。この感謝をどう表現すればいい?
そりゃ、ココロワ様はサクナ様の孤独に寄り添ってくれた相手だろうと推測してはいましたが、あなたそんな…「私はあなたを裏切りました!!」を受けてなお、都の永久追放を引き受け友の願いを果たそうとするってそんな…いやまあ確かに七話時点で「ヒノエ>都」になりつつあり、それでも都を選ぶ理由が「ココロワがおるから」を踏まえると「ココロワを傷つけてしまった以上、都を離れる」は理屈としてはわかるが、そんな…さすがに格好良すぎますよおひいさま…
いやまあ、正直、おっっっまえそんなに大切で恩のある相手にあのクソガキムーブか!?!? ってなる気持ちもある。ある。ありますが。
言うて、そのへんは自分でカムヒツキ様にお伝えした通り、未熟さとか経験不足とか、気安さゆえの甘えとか、そもそもココロワ様も許しちゃってたとか、そのへんの事情があるからね。情状酌量の余地はね、そりゃね…。きっと、今後は、誰かを不当に軽んじることはしないですからねサクナ様はね。
・というかそうか、サクナ様が孤独を感じても呑まれずに真っ当な性根を持てていたの、生粋の強さやタマ爺の存在の大きさと思っていたが、ココロワ様が寄り添ってくれてたからってのもあるか。そうか…。
・機巧武神、三種の神器モチーフって時点で存在が大好きなんですが。
マジで強いんですよねこいつら。何周してもいっつも苦戦する。鏡と勾玉の合わせ技やめろぉ!! ってなってるところに剣の子が大ダメージかましてくるの勘弁してほしい。登り鯉と雷霆万鈞には大変お世話になりました!!
・御饌殿炎上爆発は絶対に見たかったのでニッコニコしましたね!!!!(人の心!?)(まあ燃えたの中毒米だけだし処分の手間が省けたと思えばまあほら…)
サクナ様「前回が悪しき爆発だとすれば、今回は良き爆発にございます!」
カムヒツキ様「無茶苦茶を申すな!!」
いっぱいしゅき。ここも絶対に見たかった。本当にありがとう。それどころじゃないシリアスな状況ってのは理解してるんですけどね(言い訳)
・カムヒツキ様が前回以上に良い上司をやっていてこれは主神の貫禄。まあ前回、対ココロワ様には悪意なくディスコミュニケーションやっちゃって、彼女を追い詰める要因にもなっていたので、ここで挽回してくれるの嬉しいってのありますけども。
かばい合う二柱を見て、ひとまずはサクナ様の言い分を聞き入れ立ち去らせた上で、「妬みゆえにやらかしました!」って白状した相手に微笑みかけ「どうする?」は名裁きとしか言えん。これはサクココも忠義を誓いますわ、間違いない。
ここまで立派な主神やってると、一話でサクナ様がちらっと言ってた「カムヒツキ様も引きこもったことがある」を見てみたくなってきますね…。もしかしたら、自分が昔やんちゃをしていたからこそ、今、寛容な主神をやれてるのかもしれんな…。
・しっかし格好良く決めたものの「やっぱり嫌じゃ〜!!」言えるサクナ様、そこはあなたの強みよな大好きである。往生際が悪いといえばそうなんだけど、覚悟していても嫌なものは嫌って状況は普通にあるし、それを表に出さずにためこんだ結果が米騒動ですからね。健全である。
そんなサクナ様を、「やっぱり嫌じゃ」を解決する手段携えたココロワ様が追っかけて、サクナさんに拾ってもらうっていう甘えた想定で桟橋ジャンプするのほんとうに…とても…この上なく…感慨深かったし、成長されましたねココロワ様…!!!!!
そうなんですよ、甘えること自体は決して悪いことではないんですよ。むしろ相手を信頼している証拠でもあるんですよ。片方が甘えっぱなしって不均一がよろしくなかっただけであって、その不均一にサクナ様が気づき改め、ココロワ様が自分の身をゆだねてとびこめたの、何度でもいいますがめっちゃくちゃ良かったですね…!!!
七話では、数年前まではできなかったことができましたね…誠に…嬉しゅうございまするぞ…!!
・一話ではひねくれて心を閉ざしてしまいそうなサクナ様をココロワ様が羽衣掴んで心を尽くした言葉でひきとめて、八話では全部託してとびこんだココロワ様をサクナ様が大慌てですくい上げるの、あまりにも対比が美しくて平伏するわこんなん。
二柱をつなぐのが、母上から引き継いだ羽衣ってのもさぁ、またさあ、いいんですよね…!!
・いやーーーーここにきて稲作日誌をも組みこんでくるの、最高のアニメ化としかいえんな。サクココ幼馴染とか、虫追いとか、要素は拾ってきてるな〜と思っちゃいたけどまさかのココロワ様までヒノエに。「サクナさんの親友です」で〆るのすっごいきれいにまとまって感動してしまった。よっしゃーこっから技術革命の始まりじゃー!!!!!!
しかしとなると原作のあのシーンは省かれることになろうが、逆に稲作日誌のこのシーン寄りで描かれることになるのかな。それもまた良きだな。ありがとう世界(ネタバレを避けようとして思わせぶりな態度とるのやめーや)
ちなみに稲作日誌は最高の外伝ですが、アニメのこの先の展開の致命的なネタバレがあるため、アニメ完結後に手を出すのがオススメだぞ!! よろしくな!!
※ここから駄目な百合豚が荒ぶってる※
しっっっっっっっかしですよ。言っていいか。言わせてほしい。
「二柱で協力して勅を果たすまでは都を永久追放、勅を果たせば二柱ともに追放解除、そうしたら今度こそ一緒にお役目を果たす」名裁きですよ、名裁きですけども、それわりと、めおと神の動きと思うがいいのですか!?!? 大丈夫!?!? いや多分いい出したのココロワ様で整えたのカムヒツキ様だろうけど、つまりサクココは主神公認の仲ってこと!?!?
加えて上記文脈、完全にサクナ様のお父君のタケリビ様も彷彿とさせてきて、タケリビ様の経緯と同じ手触りを感じてすごくこう、あの、いいのですか?!!?
つーかTwitterで七話の二柱を指して後朝という天才解釈を拝見してしまって膝から崩れ落ちた関係性厨こじらせた百合豚なんですが、たしかに後朝(寝入ったサクナ様に打掛けかけてあげるココロワ様、からのココロワ様の寝顔を覗いて静かに立ち去るサクナ様、からの帰路につくサクナ様を必死に追いかけるココロワ様)だなって思ったんですが。
それ踏まえて八話の桟橋ジャンプは完全に、文脈が婚姻なんですけど大丈夫そ??? いいんですか???? いや感謝と喜びしかないがちょっと落ち着きたい空賀が困惑していて、いいんですか???? ほんとうに???? 夢でなくて??????
いやココロワ様の桟橋ジャンプ、こじらせの要因だった妬心や恐怖や苦悩や自己肯定感マイナスが改善されたことを象徴的に描いていて百合関係なくすごく沁み入って大好きなんですけど、同じくらいに「結婚してない??????」の気持ちがあって駄目、駄目です空賀は愚かな百合豚です。でもサクココが幸せなら全てがオッケーです。ありがとう世界。