アキノ様作「海も枯れるまで」KP猫/PLイルハ・れいらん/PC美凪夢人(HO1)・朝霧海華(HO2)のセッション感想です。※シナリオのネタバレを含みます。
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KP「進みますか? 戻りますか?」
イルハ「浮いてこないように何か重し持っていいですか」
約一年前、似たようなことを聞いた気がしつつも始まった「海も枯れるまで」雑草卓第一陣です。
随分前にイルハさん・れいらんさん両名にお声がけしていたにも関わらず、猫の不精癖と怠惰、多忙な仕事にかまけて一年近くお待たせしてしまいました。その節は申し訳ありませんでした。何とか約束を果たせてよかったです。
なお、セッション開始前日に提出されたれいらんさんのキャラ設定とシナリオと見比べて「え゛っ……海底にネット回線って繋がってる、のかな……!?」と頭を抱えた末に「大丈夫、きっと不思議な力で繋がってるはず! 多分!!」と、全てを許可した無鉄砲なKPはこちらです。
そんなわけで個別導入から始まり、砂浜での出逢いへ。
ところが、互いに積極的に他人と交流を図らないPCだったため、話が全く続きませんでした。予想しなかったわけではないんですが、ここまで交流できないとは思わなかったんです……。
その後は先生が二人の仲を(不自然なくらいに)取り持って交流するように促したつもりですが、果たしてうまくいったのでしょうか……?
以下、セッション中のメモのまとめとなります。
【序盤の段階で真理に至る】
れいらん「クロースドと言えば脱出! うおおおお!!」
猫「私からは何も言えませんね……(ある意味合っているので)」
【島の地図を初めて提示しました】
れいらん「え、この島サメいるんですか!?(端に魚影が描かれているのを見て)」
猫「いやぁまぁ、海だからサメだっているかもしれませんよ」
【互いのCON値から導き出される結論】
れいらん「モヤシ(=CONが低い探索者)が二人、来るぞ遊馬!」
猫「絶対言うと思った」
イルハ「モヤシ炒めにしかならないんだよ……」
【ジンゴから美凪さんへの辛辣な態度を見て】
海華『今日のみんな、何だかおかしい……ジンゴだけいつもどおり……』
イルハ「そうそう、こういう方が安心する」
【一応、これでも全部のイベントを回ってもらったんです】
猫「ここで、互いに向けてボトルメールを書いてもらいます」
PL2人「「まだ互いのことよく分かってないんだけれど!?」」
猫「いいから書くのです(無茶振り)」
れいらん「三行しか書けない」
猫「私、(自分がPLの時は)800字くらい書きましたね」
れいらん「逆に何でこの時点でそんな書くことあるんですか?」
【ジンゴ「またかよ」の描写直後】
PL2人「「サメだーーーーっ!!」」
れいらん「これが伏線回収……!?」
【母親の問いに対する返答】
海華『貴女をここに連れてきたのは私。だから、貴女のやりたいことを尊重する』
夢人『……此処では死ねません。そう約束しましたから』
海華『ここまで育ててくれたことには感謝してる。ありがとう』
【猫による、母親の発狂RP直後】
イルハ「ちょっと。録音しなかったんだけれど」
猫「録音しなくていいです!!」
【チェイスルール説明後の反応】
イルハ「これモヤシ大丈夫か」
れいらん「HP譲渡しようにも(海華ちゃんのHPも)一桁なんだけど」
猫「さあ、行くぞ行くぞーーー!!」
れいらん「猫さんならきっと出目が腐るから」
猫「腐るとお思いでか(幽霊船の移動距離1d3→3)」
【逃走先を悩んだ結果、崖に到着した二人】
れいらん「(美凪さんが海華ちゃんを)蹴り飛ばしていいですよ」
イルハ「SIZ、そっちの方が大きくなかった?」
夢人『私はここでは死ねないから、今はあなたに助けてもらうしかないからね(二人で海に飛び込む)』
【すっかり忘れていました】
猫「今更なんですが、ジンゴの麦藁帽子は持って来ていますか?」
れいらん「何なら最初(導入)から被ったままですが」
猫「…………そうでしたね!!(導入時、暑さで倒れそうだった海華ちゃんの頭にジンゴ君が麦藁帽子を被せていた)」
こうして海底からの逃走に成功した二人は、母からの問いかけに応じて地上で生きることを選び取りました。
死に場所を求めていた夢人さんですが、しばらくは海華ちゃんが生きられるように取り計らってくれるとのことで一安心です。
一時はどうなることかと思いましたが、能力値の低さを補って余る程のPL二人の名推理と、我ながら絶妙なダイス運に恵まれました。
久々に初めて回す中編シナリオとあって序盤はとても緊張しました。ただ、少しでもみんなで楽しめたのなら幸いです。ちなみに、猫はとても楽しかったです!
どうか、彼の海底にて新たな出逢いに恵まれますように。