向峯×城詰のR18小説
下ネタ注意⚠️
初めて防音室使った日の話
ーー、これは、やらかした
そう感じた
それは昨晩の記憶が、不自然に、かつ幸せに途切れたからだ。
悪夢を見ないくらい、深い深い、それでもあたたかい底まで意識が落ちたのだろう。
思い返す
……、恥ずかしいかもしれないけど、でも…圭吾さんに謝ろうと思って。
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私は圭吾さんが作ったスープを食べた。
温かくて、優しい味。
それに酷く安心してしまって、プツリと糸が切れた。
衝動のままに彼の手を引き、今まで意地でも使わなかった防音室へ入った。
鎌木さん達にそういう事をしているなんて、知られるのが恥ずかしかったから。
でも手を引いたのは、何もしたかったからでは無かった。
そう……、涙と、泣き声を止められないって、自覚したから。
そうして声を上げて泣いた。
怖かった、寂しかった、怖かった、怖かった、怖かった。
そんな子供みたいな気持ちが溢れて止まらなかった。
泣いて、泣いて、少し落ち着いた時……ふと違う事が怖くなった。
このまま寝たら、間違いなく魘されて…
この発想になると、もう止められなかった
「……けーご、さん」
『んー?どうしたの?』
「……さわって」
醜い欲を、止められなかった。
圭吾さんの手が優しく胸を撫でた。それに答えるように、唇を重ねる。何度も重ねて、熱を圭吾さんに移すようにして、そうすれば圭吾さんは服の中に手を入れてくれる。
『あやかちゃん、服捲って?』
「うん…」
そろりと服を捲り、大して大きくもない胸を露出させる。それを圭吾さんは舌で舐めて、緩く噛む。でも、胸の、もう期待して膨れた乳首には触れない。
『あやかちゃん、して欲しいことはちゃんと言って、ね?』
腰をもじもじと揺らす私に、そう言う。
圭吾さんに、伝えなきゃ
「…乳首」
『うん』
「…さわって」
はむっと膨れた乳首を、口に含んでくれた。
声が思わず漏れる。
それにニコニコして圭吾さんは、下半身へ手を伸ばす。
今日はいつもより感じる。これだけでもう下はぐずぐずに濡れてしまってる。
「ぁ、も、う、さわって、下もっ」
『分かった』
防音室に水音が響く
既に視界がぱちぱちと、星が飛ぶみたいになってきた。
「も、ぁ、いき、そっ!」
『えー、もう?』
圭吾さんは手を止めた
ニコニコと見つめてくる
「ぁ……」
『仕方ないなぁ』
首筋に顔を近づける。
あぁ、もう、それだけで腰が浮く
ちゅっと首を舐めた音、指が私の中をぐっと押し上げた感覚。
「〜っ!ぁあ!きもちぃっ」
『きもちいいね、よかった』
「こえっ、止まらないっ」
『今日はいっぱい出せるねぇ』
視界が明滅する
思考がぼんやりと溶けて、ふわふわと心地よい。このまま眠ってしまってもいいくらいに。
でも、まだ、良くしてない。
『ぁ、あやかちゃん?大丈夫?』
「ん、ぅ」
こくこくと頷いて、必死に意識を保とうと目を開く
『入れるよ』
ぐっと足が開かされ、入口に圭吾さんのがあてがわれる。
「うん、もっ、と…ほしぃ」
ふわふわした頭は、甘えるような言葉を紡ぐ。
そして私の中に、熱い圭吾さんのが入ってくる。少しの圧迫感と、避妊具越しの熱と、それでも変わらない快感。
きゅうっと子宮が疼いて、力が入る
「っ、ああっ!」
『っ…、はは、今日すごいねっ』
ゆらゆらと腰を動かされると、徐々に奥へと快感が移る。
「っ、けー、ご、さんっ、すき」
ちゅ、と、どちらともなく口付けを求める。
繋がってる、気持ちいい、安心する、ひとりじゃない。心が満たされてる。
そして、奥へ…圭吾さんが届く。
「っ!あっ!らめっ、ぃくっ!」
『ん、いいよっ、はっ…』
「〜っ!」
言葉にならない声が響く。
同時に身体の中心から熱がまた広がる。
『ほんとっ、すごいね…、はっ、ぁ』
「ぁっ!い、ったよっ、ああ!」
『ぼくがいくまで、がんばって』
達したのに止まらない快感の波に頭が、脳が、ドロドロと溶けていく
「ずっ、と、いっ、てる!あ!ぅあ!」
身体は快感の限界を感じてるのか腰が逃げる。もう終わりたいと。
そこに圭吾さんの
『だめ』
という、声と共に腰が掴まれてぐいっと奥まで押し込まれる。
「!?けー、ご、しゃ!あ!」
『も、すぐ、だからっ』
ふと圭吾さんの顔を見ると、快楽で少し顔から余裕が無くなって、欲が見える。
それがたまらなく好きで、その表情すら私の快楽に変わってく。
「〜っ!あ!ぅああっ!」
『はっ、あっ……!』
だんだん激しくなって、わけがわかんなくなる。
「っ、ま、たっ、くるっ、いくっ、いく!」
『ぼくも、っ、ぁ!はっ!』
ぎゅううって抱きしめられて、一緒に達した。
圭吾さんの大きい腕で抱きしめられて、すっぽりと収まると、とても安心する。
何度も達したせいか、心労のせいか、分からないけど、ふわふわとしたまま、何も思考できない。
『……、は、…、あやかちゃん?』
「…?ぁ、う?」
呼ばれた気がして顔を見る
安心感だけを感じて…ぎゅうっと抱きしめた。
ここで私は意識を手放した。
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「…あぁ……やりすぎ」
両手で顔を覆う。きっと今私の顔は真っ赤だろう。
もうしない。あの後きっと部屋まで運んで綺麗にしてくれて……、手間をかけた。
でも
「やっぱ……、癖になる…これ」
少しいつも隣にいた恐怖心がマシになってる自分に、酷く、嫌悪した。