スレッタ→ミオリネの感情の変化について考えてみた
スレミオミオリネ激推し勢の超個人的解釈なので見る場合はそれを踏まえてね
2巻までの小説版の内容も含みます
ビックリするほど長いので注意!!
まず前提として序盤スレッタは学園という新しい場所への不安もあり、精神的には守りたいより守られたかった女の子だったのではないかと解釈している。
1話でグエルの決闘に巻き込まれそうになった時、スレッタはミオリネに助けられその後温室で母親の形見のトマトを貰う。
水星で救助活動をしていたスレッタにとって助けてもらうこと、食べ物を貰うことはとても重要な出来事だったと考えられる。
責任を取ると宣言したこともあり、ミオリネの態度がどんなに刺々しくとも友達になりたいという好意を向け続けられるくらいには、序盤からミオリネのことを気にしている。(見惚れるくらいには顔が好きというのもあったのかもしれない)
しかしその後スレッタがホルダーになったことでミオリネとは取引上の協力者になり自分を守ってくれる存在ではなくなる。
3話ではミオリネが温室に入れてくれたことで親友になれたのでは?と期待を抱くも「はぁ?!」と一喝されてしまう。
グエルとの2度目の決闘直前には、ミオリネの横柄な態度に
“まるで、スレッタのものはミオリネのものみたいだ”
“……友達ってこういうものではない気がする”
と不満を抱いている。(小説版より引用)
決闘制度に巻き込まれ、ミオリネとの花婿花嫁関係が取引の上成り立つものとして停滞する中、スレッタはエランこと4号と交流を深めていく。
辛いときにご飯を持ってきてくれたこと、スレッタのやりたいことリストを「叶うといいね」と言ってくれたこと。4話では再試験を受けるため必要な寮に誘ってくれたことなど、優しくしてくれたことでスレッタは気になる存在として4号に好意を抱き始める。
ただ実際のところ4号の一連の行動はスレッタを助けたいというよりは、自分とスレッタが同じ境遇かもしれないという興味とペイル社からの命令でスレッタとエアリアルに近づいている。
この時本当にスレッタとエアリアルをペイル社等ベネリットグループ上層部の悪意から守ろうとしていたのはミオリネだったわけだが、2話でミオリネが地球行きを捨てスレッタが学園に残れるよう取り計らったことをスレッタは知らない。そのためミオリネの態度が悪いのも相まって助けてもらったとは感じていない。
しかしそのミオリネに「逃げてないで進みなさいよ」と促されたこともあり、スレッタは気になる人である4号に鬱陶しく進んでいく。
スレッタは4号のことを知りたい。
4号はガンダムに乗りながら呪いを受けないスレッタのことを羨み否定したい。
そのような思いで行われた決闘だが、4号が以前の自分が誰かに愛されていたこと、今もスレッタが自分に好意を向け進んで来てくれていることを自覚し、自分は1人ではないのだという事実に救われる。
こうしてスレッタと4号はお互いの理解を深め再度待ち合わせをする関係にまでなるのだが、4号はペイル社の悪辣な処罰により約束を果たすことが出来ず、スレッタの淡い初恋は行き場を失うこととなる。
この6話までのスレッタのミオリネへの感情は、あくまでミオリネが地球に逃げるまでの取引関係であり、仲良くなりたいとは思っているものの特別な感情は抱いていないと思われる。学園内では1番仲の良い友達?くらいの感覚なのではないだろうか。
そして7話、スレッタとミオリネの関係が動き始める。
スレッタは待ち合わせに現れなかった4号に会うため、ミオリネと共にインキュベーションパーティに出席する。
しかしベネリット上層部の陰謀によって追い込まれたスレッタは再びミオリネに助けられることとなる。
ここでの重要なポイントは、パイロットであるスレッタでは絶対に戦うことも逃げ出すことも出来ない場面だったということである。
スレッタを助けられる力と意思を持っているのはミオリネしかおらず、しかもあの他人に対して厳しい態度を崩さないミオリネが、大嫌いな父親に頭を下げてまで自分とエアリアルを守ってくれたのだ。
この事実は誰かに守られたい女の子だったスレッタにとってかなりの感動を与えたのではないだろうか。重ねてミオリネの
「あの子の花嫁だからよ!」
「守るわよ。私が、あんたを」
というセリフがスレッタに与えた影響についても触れる必要がある。
7話冒頭においてミオリネは
「ミオリネさんはないんですか?人のことで頭がいっぱいになること」
「ない。私が考えることはただ一つ。ここから脱出して地球に行くことだけ」
と答えている。
実際にはミオリネは、かなり序盤からスレッタのことで頭がいっぱいなのだが、現状のスレッタにとって2人の関係はあくまでミオリネが地球に行くまでの取引上の花婿花嫁である。
しかしインキュベーションパーティーでのミオリネの行動やセリフは、「地球に行くことしか考えていない」と言い切ったミオリネの考えとは矛盾しているように思える。
会社を作るという行為自体スレッタには想像もつかないほど大変なのに、地球行きはどうなったのだろうか?
ただの取引関係でしかないスレッタのことを、ミオリネがあの子の花嫁だからと大嫌いな父親に頭を下げてまで守った理由とは?
この矛盾した行動をとったミオリネのことを、スレッタがどう思ったのかは作中内では想像が難しい。
7話最後のシーンや8話冒頭でスレッタは助けてくれたミオリネよりも、エアリアルはガンダムではないと嘘をついていたプロスペラのことを気にしているからだ。
しかしこの7話でのミオリネの行動が切っ掛けで、ミオリネは自分を助け守ってくれる人かもしれないという期待と信頼を、スレッタは1話以降再び抱くようになる。
ミオリネが身を挺してスレッタを守ったという事実こそが、スレッタが4号からミオリネに、気持ちを動かされる切っ掛けとなったのは間違いない。
※ミオリネ好きとしてこの場面を補足すると、小説2巻7話株ガンのプレゼン場面で
“ミオリネはとてもアドリブとは思えないくらい流暢にプレゼンをつづけ、会場の多くを惹きつけていた。それはミオリネ個人の魅力であり、また磨き上げた才能あってのことだ。”
とある。
つまりこのプレゼンはデリングの力やベネリットグループの娘という肩書きだけではなく、ミオリネが父親に反抗しながらも今まで培ってきた努力あってこその結果なんですよね。スレッタを助けられたのもミオリネの地道な努力と才能があってこそなわけです。7話ミオリネさんほんと好き。
8話 株式会社ガンダム設立編
この時点でのスレッタのミオリネへの評価は
・自分には出来ない戦いが出来る人
・強くて尊敬出来る人
・自分を守ってくれた人
といったところだろうか。
「うちのミオリネさん」といった発言にも現れているように、好感度は急上昇中である。
しかし8話Aパートでの感情はミオリネとシャディクの会話への反応を見る限り、まだ特別な感情には至っていないと思われる。
ミオリネが自分との取引関係をどう考えているのか、スレッタは測りかねているのだ。
よって続く8話Bパートでも
「面倒くさくなって地球に逃げたんじゃねえの?」
「ミオリネさんはそんな人じゃ…ありません…!」
「言い切れるほど付き合い長くねえだろ」
「うぅ……」
という焦り混じりの問答と、その後ミオリネが現れスレッタがはしゃいでいる様子から、スレッタはミオリネのことをこの時点では信用しきれていなかったことが伺える。
しかしその後、ミオリネがスレッタの期待に3つ応えることでミオリネへの信頼度は更に上がっていく。
一つ目は、ミオリネは一度言ったことを投げ出して地球へ逃げるようなことはしなかったということ
二つ目は、会社はみんなでやらなきゃダメだというスレッタの要望にミオリネが応えてくれたこと
三つ目は、多くの人に忌避されるガンダム(エアリアル)に人を救うものとしての方法を示してくれたこと
ミオリネがスレッタとエアリアルを守るための会社に本気で向かい合い続けているのを見たことで、7話でのミオリネの行動や言葉は取引のためではなく純粋に自分を守るためだったのでは?とより強くスレッタは思えるようになる。
ミオリネへの感謝と信頼とを深めることで、スレッタは自分がミオリネの花婿であるということ、ミオリネが自分の花嫁であるということを本格的に意識し始めることとなる。
9話 グラスレーとの決闘
ミオリネと会社のためスレッタはシャディクとの決闘に挑む。
この話数で描かれたスレッタの感情の変化を示すシーンはシャデクの
「花嫁の暴走を止めてやれ」
「今ミオリネを守れるのは、花婿の君だけだ。勝ち目のない決闘なんてさせるなよ」
というスレッタを試すような警告に対しての
「”花婿“なら、お嫁さんを信じます」
の一言である。
このシーンで初めてスレッタは自身をミオリネの花婿であると他人に公言する。
また、このスレッタとシャディクの会話は言い換えれば
「君が本当に花婿の自覚があるなら、絶対に負ける決闘なんてさせずにミオリネを守れ。俺ならそうする」
「私はミオリネさんの花婿なので、ミオリネさんの意思を信じて一緒に戦います」
と言っているのとほぼ変わらない問答をしている。
つまりスレッタは自身がミオリネの花婿であることを受け入れ、私が思う花婿とは花嫁を信じ一緒に戦うものだと恋敵であるシャディクにぶつけているのである。
シャディクの好意の形はデリングと似ていて、ミオリネの意思を尊重せず危険だからと安全な場所に閉じ込めてしまう。
対してスレッタはどこまでもミオリネを信じ行動を共にすることができる。
自身の意思や行動を縛られ続けてきたミオリネがスレッタを選んだ最大の理由がここにある。
その後決闘でピンチになるものの、ミオリネの戦略と地球寮の仲間たちの協力で勝利。
今までエアリアルと2人だけで戦ってきたスレッタにとって仲間と協力して得た勝利という成功体験はとても嬉しい出来事だったのではないだろうか。
この7〜9話までの間でミオリネは地球行きの素振りも見せず、スレッタとエアリアルを守るための行動を2〜6話までとは違い、スレッタが認識出来る形で何度もとり続ける。
シャディクに決闘を持ち出したのも、スレッタとエアリアルを守る会社を作るためにミオリネ自身の結婚を賭けてまで行ったことで、そのような重要なことをスレッタとエアリアルを信じて託したのだ。
この事実はスレッタがミオリネに対し、更に好意と信頼を深める理由としては十分である。
おそらくこの時点ですでに
プロスペラエアリアル>ミオリネ>(壁)>エラン、地球寮>>その他
くらいの信頼度は得ているのではないだろうか。
ここで重要なポイントだが、水星の魔女という作品において“誰かを信じて託す“という行動が一貫して良い結果を生んでいることは全話を終えた時点で明らかである。
逆に誰かを信じきることが出来ずに行動してしまったキャラクターは(父やラウダに対してのグエル、17話スレッタに対してのミオリネ、23話グエルに対してのラウダ、全体的にシャディク等)良い結果には辿り着けない。
この物語において誰かを信じきることが特別な感情の究極の形なのだとするなら、スレッタは9話の時点で最も大切な感情を得ていることになる。
同時に、ミオリネがスレッタにとって家族以外で最も信頼できる人物になった時点で、スレッタに選ばれる資格を持つのはミオリネしかあり得ないのだ。
7〜9話までの出来事で、尊敬+信頼+恋愛感情というようにスレッタのミオリネへの感情は変化していく、というよりは加算されていく。
恋愛感情に関してだが、個人的にはスレッタが自身を花婿と他人に公言出来るようになった時点で、ミオリネへ恋愛感情を抱いていると考えている。
何故なら、1話でスレッタのことを花婿と称したミオリネに対して
「私、女です……けど」
とスレッタは返している。これは1話時点でのスレッタが花婿花嫁という関係性は男女の恋愛感情の上成り立っていて、女同士では成立しないのでは?という認識を持っていたことの証明である。
しかしミオリネの
「水星ってお堅いのね。こっちじゃ全然アリよ」
というセリフを2話以降全く疑っていない時点で、スレッタの中では恋愛感情を伴った花婿花嫁関係というのものが、男女だけではなく男性同士女性同士でも成り立つのだと認識を改めていることを示している。
その上で自身を“ミオリネの花婿である”と自称し、ミオリネに好意を抱いているシャディクに対してでも堂々と宣言している。
故にスレッタは自分がミオリネへの恋愛感情を伴った花婿であることを違和感なく受け入れているということが分かる。
また、ミオリネも自身をスレッタの花嫁であると大勢の前で公言しスレッタを守るための行動を取り続けてくれているので、スレッタの中では自分とミオリネは取引上の花婿花嫁関係ではなく、恋愛感情の上成り立った本当の花婿と花嫁なのだと段階を経て思えるようになっているのだ。
しかしながらアニメーションで見ていると、9話のスレッタと10話のスレッタがあまりに唐突に変わりすぎているというのは正直ある。
普通に見ていれば9話の決闘シーンでスレッタはミオリネへの気持ちを自覚したのでは?と考えられるが、小説のオリジナルエピソードを見る限り9〜10話の間の2ヶ月。この期間にスレッタがミオリネへの恋愛感情を自覚する切っ掛けがあった可能性が高そうではある。
何故ここを映像化しなかったんですか?!とサンライズを小一時間問い詰めたいが、小説のオリジナルエピソードがまさにその時系列の出来事を描いているので3巻以降の展開に期待したい。
さて、上記を前提に10話以降のスレッタを見てみると、ミオリネへの恋愛感情を自覚していると思われる行動が多く見られることが分かる。
・シャディクに対してミオリネが出張から帰還することを顔を赤めながら語る
・ミオリネの帰還を1時間単位で記憶し待ち侘びている
・ミオリネに大切な温室を任された時のことを思い出してうっとりとした表情を浮かべる
・親しい感じがして憧れていたというお揃いのキーホルダーをミオリネに渡したいと、ニカに顔を赤めながら語る(見返すと結構顔赤らめてるシーンあるじゃん…)
・この時頑張れスレッタではなく敢えて花婿さんと返したニカは、おそらくスレッタの表情を見てスレッタの気持ちを察している
・オジェロの「お前も(ミオリネ)と遠くなる側だから」に対し「そんなことない」と言い切り、正妻ではなく花“婿“という言葉に強い拘りを見せる
・ミオリネに渡す予定のキーホルダーを見てすっごくニヤける
・デートに誘ってきたエラン5号に対し照れて顔を赤らめながらも、誘いには乗らずミオリネを選ぶ
・ミオリネとの関係を否定されショックを受け、初恋の人(エラン)とのキスを全力で拒む
・ミオリネの大切な温室に入った業者を追い出そうとする
・ミオリネに温室を任されなくなったことにめちゃくちゃショックを受ける
・ミオリネにエランとデートしてもいいよって言われてめちゃくちゃショックを受ける
・ミオリネに「私いなくてもいいんですか?」に対して「そうね(空返事)」と言われてしまいめちゃくちゃショックを受ける
ここまでのスレッタの勘違いでもない勘違いの浮かれぶりを見ていると思わずミオリネお前ぇぇ!!!!!となってしまうシーンだが
ミオリネはミオリネで、その生い立ちからか他人の自分に向ける好意を素直に信じ受け取ることが出来ないという問題を抱えている。
そういった事情もありスレッタがミオリネに対して抱いている感情を全く察することが出来ず
『スレッタはエランのことが好きで水星に学校を作るために勉強していて、なのに自分のために花婿という立場でいてくれているだけ。
スレッタを守るためとはいえこれ以上は自分の責任で作った会社の都合でスレッタを振り回すわけにはいかない』
おそらくこのような考えでのあの10話Bパートなのだが、この鈍感不器用クソスペ女〜!!(好き)って感じである。
ここまでのスレッタのミオリネへの恋愛感情について重ねて言わせて頂くと
・本物の花婿花嫁関係は恋愛感情の上成り立つものであるという認識をスレッタが持っていること
・オジェロの「お前も(ミオリネと)遠くなる側だから」に対し「そんなことないです!」と即否定したり、5号に「その関係は嘘なんでしょ?」と言われ動揺することから、周囲から見たスレッタとミオリネの関係(嘘の花婿花嫁関係)と、スレッタの思うスレッタとミオリネの関係(本物の花婿花嫁関係)に相違があること
・取引関係ではなく本物の花婿と花嫁になれたと思っていたのに、10話Bパートでそれは勘違いだったのだとスレッタがショックを受けていたこと(仮にスレッタの感情が友情のみなのだとしたら、ミオリネの花婿という肩書きにそれほど拘りショックを受ける理由がない)
・明確に初恋の人だと銘打たれているエランとのデートやキスを拒んでミオリネを選んだこと
この点だけでもスレッタがミオリネに恋愛感情を抱いているという証明になるのではないだろうか。
また、10〜11話に於いてスレッタは尊敬、信頼しているミオリネに必要とされたいと常に考え行動している。これはミオリネに自分を必要として側に居させてほしいというスレッタの欲求でもある。
この感情は依存と言われれば依存だが、好意を抱いている相手に必要とされたい、側にいたいと思うのはなにもおかしい事ではない。そういう好意の形はあって良いし、その欲求こそがスレッタの好意を向ける相手への愛情の示し方なのではないだろうか。
作中スレッタが家族以外でこの欲求を見せるのはミオリネに対してのみである。
11話では10話で起こったすれ違いが解消されることで、2人の関係がスレッタが考えていた本物の花婿花嫁関係に到達する。
すれ違いとは先に述べた、ミオリネとは恋愛感情の上に成り立った花婿花嫁関係でありミオリネも同じように思ってくれていると感じていたのに、ミオリネは今でも地球に行くまでの取引関係だと思っていて全て自分の勘違いだった。というものである。
しかし11話冒頭のスレッタはミオリネへの気持ちを諦めきれず、ミオリネに必要とされるべく行動を続ける。しかし直接向き合う勇気はなくチキンオーバーを食べれなかったショックも相まって、2話ミオリネのようにトイレに閉じこもってしまう。
スレッタはミオリネへ進むことを恐れ、最も信頼するプロスペラとエアリアルの元へ逃げようとする。
そしていよいよ待ちに待った、作中でも屈指の名シーン。
スレミオ追いかけっこの開幕である。
スレッタはミオリネに対し
「雑草ですし」
「弾除けですし」
と今までオジェロや5号の言葉を否定してきたことは勘違いだったと暗に語り、こんなことなら来るんじゃなかったと吐露する。更に
「なに卑屈になってんのよ!いつものやつはどうしたのよ?進めば二つなんでしょ?!」
「出来ないです。いつも出来るわけじゃない。進むのほんとはいつも怖くて……だから頑張って唱えてるのに……ミオリネさんみたいな人には分からないです」
4号の時のようにミオリネに進めと促されるも、スレッタは出来ないという。
スレッタは作中で初めて進むのはいつも怖いということを告白する。
しかしミオリネからすると、何故エランにはあんなに鬱陶しく進んでたのに私には進んでくれないの?!と思ってしまってもおかしくはない。何より地球に逃げることしか考えられなかったミオリネを、進めるように変えたのは他でもないスレッタである。なのにミオリネのような恐れず進める強い人には、私の気持ちなんて分からないとスレッタに言われてしまったのだ。
ミオリネは怒りを顕にし、スレッタに正直な気持ちをぶつける。
「勝手に私のこと分からないでよ!ウンザリなの、決闘もクソ親父も!」
「だから逃げたかったのに、地球に行きたかったのに!」
「あんたが花婿なんかになっちゃったから!馬鹿みたいに進めば二つって言うから!」
「会社作る羽目になって、クソ親父にチクチク小言言われて、頭下げて!」
「アンタが一番分かってない!良かったって言ってんの!私が逃げなくて良くなったのは、アンタのおかげなの!」
「だから……私から逃げないでよ。言いたいこと言ってよ。いつもみたいに鬱陶しく進んできてよ」
この場面でスレッタにとって重要なのは、ミオリネの言葉で地球行きを否定してくれたこと。スレッタが花婿であるからこそ地球に逃げなくて良くなったと、10話で抱いていたスレッタの期待を肯定してくれたことにある。
そして、スレッタの好意の形である「任せて下さい」を、今まで他者の好意を信じることが出来なかったミオリネがスレッタを信じ受け入れる。
「ずっと側にいて」
「はい、います」
「決闘も負けないで」
「負けません、絶対」
「あと、トマトに培養土足しといて」
「はい?」
「日照パターンはアンデスモデルにして」
「部屋、週2回掃除しといて」
「メールは1日3回送って」
スレッタの任せて下さいを受けてミオリネが正直に任せたいことを言うのだが、「ずっと側にいて」「決闘負けないで」は貴女にずっと私の花婿でいてほしいと言っているようなものであり、この台詞は実質ミオリネからスレッタへのプロポーズだと言っても差し障りない。レンブラン語は難解なのでこのぐらいの意訳をぶちかましても良いのだ。
その他のお願いに関しては、スレッタがどこまで自分を受け入れられるかを試しているようにも見える。ミオリネの性格上、スレッタの「任せて下さい」は嬉しくもあり怖くもあったのではないだろうか。
だからこそ決して他人の前では見せなかった涙を流し、それでも今更絶対逃がさないとばかりにミオリネはスレッタを抱きしめる。
「ミオリネさん、泣いてます?」
「見ないで」
「でも……」
「私の言うこと、信じられないの?」
「信じます。私、花婿ですから」
ミオリネの「思ってること全部言った。これでもまだ私のことを信じられないの?」にスレッタが「信じます」と返し、「私たちは本物の花婿と花嫁ですから」とスレッタはミオリネとの関係を確かなものとする。
さて、感動的なプロポーズも終わったしあとは結婚するだけだね!おめでとうスレミオちゃん!と言いたいところだが、これで終わらないのが水星の魔女という作品の恐ろしさである。
12話ではミオリネを助けるためとはいえ、人を残虐に殺してしまったにも関わらず感傷も後悔も抱かず無邪気に笑っていたスレッタを見て、ミオリネはスレッタの抱える問題に直面する。
14話でスレッタはソフィに“ミオリネ(欲しいもの)のために人殺しの道具(ガンダム)に乗っているのか?“
という問いを投げかけられることになるが、この時点でのスレッタは12話でのミオリネの怯えた表情を思い出すも
ミオリネやニカ、学園のみんなを助けること→正しい
その為に人を殺すこと→お母さんが言うなら正しい
と後者に対して疑問を感じつつも、お母さんが言うなら正しいと無理矢理自分を納得させてしまっている。
16話では12話での出来事にスレッタとミオリネが向き合うこととなる。ミオリネはスレッタに人殺しと言ってしまったことを謝罪するも、スレッタのプロスペラに対する信頼の深さとその歪さに強い危機感を覚える。
「あんたお母さんが言うなら何でもやるの?!」
「何でもじゃないですけど……」
「水星に学校を作る夢、諦めろって言われたら?!」
「それはちょっと困るかも……でも、お母さんが言うなら諦めます」
「株式会社ガンダムは、戦争の道具じゃない。医療で命を救うガンダムを作るんだってみんなで決めたよね?あんたは母親が言うなら、ガンダムで人を殺すの?!」
「…………はい、お母さんが言うなら」
「お母さんの言った通りにしたから、学校に行けました。友達も出来ました。ミオリネさんにも会えました。だからお母さんは、いつも正しいんです」
この16話のスレッタとミオリネの問答でミオリネが最も確認したかったのは、誰かを助けるという止むを得ない事情以外でもスレッタは母親が言うなら人を殺せるのか?という点だったのではないだろうか。
そしてその問いに対するスレッタの答えは
「お母さんが言うなら夢も諦められるし、ガンダムで人を殺せます」
だったのである。
加えてミオリネにとってスレッタの夢とは、4話で聞いて以来ずっとスレッタと共に守りたかったものである。それはミオリネ自身が夢を抱けない状況の中で、スレッタの語る夢が羨ましく尊いものだと感じていたからではないだろうか。
そして株式会社ガンダムの理念もまた、ミオリネがスレッタや仲間と共に築き上げてきた守りたいものの一つである。
ミオリネが守りたかったスレッタの夢や大切な理念。それを母親に捨てろと言われたら捨てられると、スレッタは言ってしまったのだ。
このような状況のスレッタをミオリネは受け入れられず、ミオリネはスレッタのことを以前のように信じることが出来なくなってしまう。
そしてスレッタを、大切なものを守るためプロスペラの誘いに乗ることになる。
17話でスレッタはグエルに告白される。
「大切なんだ」というグエルのセリフを聞きスレッタはミオリネへの気持ちを再確認する。
そして「私にも今大切な人がいるんです」と自分の正直な気持ちを告げグエルもまたそれを受け入れる。
恋愛感情としてのグエルの「大切」に対し、スレッタも同様に「他に大切な人がいる」と答えているため、スレッタのミオリネへの恋愛感情をより明確に示すシーンとなっている。
その後の決闘中
「ずっと隣にいたいって、今度は私から言わなくちゃって」
「一緒に指輪買って、式もあげて、2人とも最高のドレス着て…!」
「だから…だから…!私を選んで下さい!」
「ずっと隣にいたい」は11話ミオリネの「ずっと側にいて」へのアンサーであり、その後のセリフはミオリネの実質プロポーズへの返答である。
また「私を選んで下さい」には、12話のフレッシュトマト事件以降のスレッタのミオリネに対しての不安や、それ以前からある劣等感のようなものが見え隠れしている。
そしてミオリネはスレッタの言葉を聞いてもなお覚悟を決め、震える手でスレッタの気持ちを大きく裏切る行動を起こす。
「あんたに負けて欲しかったからよ」
「最初に言ったでしょ。これは取引だって。あんたはいい弾除けになってくれたわ」
「もっとも、負けちゃったら責任も果たせないけど」
「これ(ホルダー服)も返して貰うわ。さようなら。水星のおのぼりさん」
7話から9話でスレッタに芽生えさせ、10話で無自覚に裏切り、11話でより強く芽生えさせ、会えない時間が長くとも育ち続けたスレッタの気持ちを、ミオリネは残酷にも再び裏切ってしまう。
実質的にプロスペラにスレッタを人質に取られている状況と、デリングの娘である自分の側にいることでスレッタを危険に晒してしまうこと。
そして何より母親の言葉に縋り自分の罪を肯定してしまうスレッタをミオリネが信じられなくなってしまったことによる悲劇であるが、一度2人は別離を迎え関係性をリセットすることになる。
18話でスレッタは一見平気そうな顔で振る舞い続けるが、地球寮の仲間たちには無理をしていることがバレている。
温室でスレッタはチュチュに対しミオリネのことを
「ミオリネさんは悪くないです」
「私が悪いんです。ミオリネさんとの約束、破ったから」
「ミオリネさんに釣り合うって勘違いしてた私がバカだったんです」
そう言いながらも温室の世話を辞めることもなくミオリネへの未練を見せ続ける。
ここでの“約束”とは、おそらく11話の「決闘も負けないで」を指しているのだろうが、ミオリネ自身が「私がスレッタを決闘で負けさせた」と言っていたのにも関わらず、負けた自分が悪いと思い込もうとしている。
スレッタは信じていたミオリネが自分を捨てたという事実を、受け入れられないでいるのだ。
また、スレッタは「ミオリネさんに釣り合うって勘違いしてた」とこの場面で吐露するが、これは17話での「私を選んで下さい」と同様に、ミオリネへの劣等感を感じさせるセリフである。
この劣等感の理由は、スレッタのミオリネへの感情が、7話で抱いた尊敬と信頼から始まっているからだと考えられる。
今のスレッタは対プロスペラのようにミオリネは絶対悪くないと彼女を神聖化してしまっている部分があり、ミオリネと自分を対等に見ることが出来ていない。
だからこそ11話でミオリネに”任されたこと“に執着し、ホルダーや花婿という肩書に縋ってしまうのだ。
その後チュチュに説得されミオリネに会いに行く道中、スレッタはエアリアルと再開する。
「私、ミオリネさんにいらないって言われて、ううん、仕方ないの。約束……私が破ったから」
「進んだんだよ、お母さんの言う通り。でも……分かんないの。ホルダーじゃなくなって。決闘しなくてよくなって。みんなと勉強して、一緒にランチも食べて、お喋り出来て」
「それでもミオリネさんがいないのは、会えなくなっちゃうのは、イヤだって……」
「進めば2つって今は……思えない」
本来スレッタのやりたいことリストの中には、
ミオリネと出会うことで課せられた決闘もホルダー服も花婿も無かったはずのことである。現に出会った当初はそれを疎ましいとすら思っていた。
しかし今、本来のやりたいことリストを埋めてもスレッタの心は満たされることはない。
スレッタにとってミオリネと会えなくなるということは、今まで強く信じていた母親への信頼が揺らぐほどつらい出来事だったからである。これはスレッタの中でミオリネという存在が既に家族とほぼ同等になっているからと考えても良いのではないだろうか。
そして、スレッタは追い討ちをかけられるようにプロスペラとエリクトという最も信頼している家族と引き離されることになる。
19話でスレッタはエリクトに明かされた自身の出生についてのショックもあり、地球寮の自室で1人塞ぎ込む。しかし持ち前の食いしん坊属性を発揮し、水星たぬきの冷蔵庫漁りを決行。チュチュに無事保護され地球寮の仲間たちに暖かく迎えられる。
地球寮の自室で1人塞ぎ込んでいる時のスレッタの心境は、おそらく18話でミオリネに対してそうだったように、「自分のなにが悪かったのだろうか?」ではないかと考えられる。
スレッタは自分を切り捨てたプロスペラ、エリクト、ミオリネの三者を疑うことなく信じ続けているのだ。
これは18話で示された通り、スレッタは一定の信頼を預けた人を決して疑わない。
この性格自体は見ようによっては問題視されるものかもしれないが、前述した通りこの水星の魔女という作品内において”人を疑わず信じ続けること“は良い結果を生むための最高最強の力である。
良い結果を生むための力を最も強く持たされているスレッタがこの作品の主人公であるのは当然といえるのかもしれない。
エリクト、プロスペラ、ミオリネへの信頼が揺らぐことのないスレッタは、マルタンが取ってしまった行動とリリッケの言葉、そしてクイーンハーバーの事件を知ることでエリクトとプロスペラが一番じゃないやり方で自分を突き放したことに気がつく。
ただしミオリネに関しては、17話で言われた言葉は本心ではないという確証があるわけはない。
それは19話Bパートでエリクトのセリフをスレッタが回想しているシーン
「君は縋っちゃいけない、僕にも、お母さんにも」
「 」
という空白のセリフがそれを示しているのではないかと考えられる。
この空白に入るのは前後の出来事や、やり取りから見ても
「ミオリネにも」
しか考えられないが、敢えてそのセリフを視聴者に聞かせなかったのは、本当にエリクトが言ったセリフではなくスレッタが想像したセリフだったからではないだろうか。
あの17話のミオリネの言動は、ミオリネがスレッタを思って取った行動で、言われたことは本心ではないかもしれない。しかし確証があるわけではないので音には出来ない。
どちらにせよこの先のスレッタの行動は、11話でミオリネの本心を恐れプロスペラのところに逃げようとした時とは違う。
ミオリネが自分をどう思っているかの確証は持てなくとも、自分の意思でミオリネへと進めるようになっていくのだ。
20話でスレッタはシャディクの引き起こした事件に巻き込まれることとなる。
エアリアルがいなくなり戦う力を失ったスレッタは、MSというものの恐ろしさ、身近な人の死というものへの実感を得ることになる。
この話数でスレッタは、後に22話でミオリネに語ったことを鑑みるに
”どんな理由があっても人を殺すことは間違っている“
ということをソフィが亡くなった時よりも強く実感、認識出来たのではないかと思われる。
21話では学園の救助活動を経て、母親から貰った言葉ではない自分を進めるための言葉をスレッタ自身が生み出すことで、自分の意思と責任で前に進むことが出来るようになる。
「例え手に入らなくても、出来ることをすればいいんだって」
ミオリネと一緒に育てていたトマトを学園の生徒に配っていて思った言葉である。
プロスペラから離れ、”進めば二つ手に入る”という言葉を一度疑い、スレッタ自身の力で考え直すことが出来たからこそ得られた答えなのではないだろうか。
自分自身の意思でやりたいことを選択できるようになったスレッタは、例え手に入らなくてもやりたいことへと進んでいく。
・エリクト、プロスペラと話をするためにキャリバーンに乗る
・ミオリネに会いに行く
22話で自分の意思で前に進めるようになったスレッタはミオリネのもとへと向かう。
スレッタとミオリネの面会に(おそらく形だけ)否定的なグエルに対しスレッタは
「私、ちゃんとお話ししたいんです。ミオリネさんと、真っ直ぐ!」
と伝える。
この“真っ直ぐ”とは、今までスレッタがミオリネに抱いていた劣等感を捨て、縋っていた花婿という肩書が無くとも、ミオリネと真っ直ぐ対等に話したい。という意味だと解釈している。
スレッタは17話の時とは違い、ミオリネに選んでもらうのではなく、例え手に入らなくても自分で選んでミオリネの隣にいたいと伝えたかったのではないだろうか。
グエルとの最後の決闘に勝利したスレッタは、自らの罪の重さに耐えきれず部屋の中から出られなくなってしまったミオリネに語りかける。
「私も、間違えました。人を殺しました。プラントクエタで」
「ソフィさんのことも、みんなを守るために正しいことをしたんだって、自分に言い聞かせてました」
「でも、学園が大変なことになった時に、みんなと一緒に復旧作業をしていた時に思ったんです」
「正しくっても、間違ってても、自分のやったことは取り戻せないんだって」
「何も手に入らなくても、前に行くしかないんだって」
「私がここまで来れたのはミオリネさんと出会えたからです。これは間違いなんかじゃありません」
ミオリネがスレッタを信じられなくなった原因である、“人を殺したことは間違いだった”と認められなかったスレッタはもういないこと。
正しくても間違ってても、何も手に入らなくても私は前に進むということ。
2人とも間違いを犯したけど、貴女と出会えたことだけは絶対に間違いじゃないと言ってくれたこと。
ミオリネがスレッタへの信頼を取り戻すには十分過ぎるほどの言葉を貰い、ミオリネは自らの足で扉に向かい、ボロボロの姿をスレッタに晒す。
スレッタが苦しんで得た答えがミオリネを救うことで、ミオリネはスレッタを心から信じられるようになり、2人はようやく手を取り合うことが出来るようになったのである。
ここまででスレッタがミオリネに抱いている感情をまとめると
・自分には出来ないことが出来る強い人(7話)
・自分を守ってくれる人(7話)
・尊敬、信頼出来る人(7〜9話)
・誰かを殺してでも欲しい人(14話)
・本気で結婚したいと思っているくらい好きな人(10〜17話)
・自分には釣り合わない人(18話)
であるが、ミオリネが弱り苦しんでいる姿を見せたことで
・強いだけではなく弱い一面もある人
・自分も守らなくてはいけない、守ってあげたい大切な人
という今までミオリネがスレッタに感じていた感情を得ることになる。
逆にミオリネはスレッタに対し尊敬、信頼という感情を得るので、この22話で2人の気持ちは本当に対等なものとして完成されることになる。
こうして12話からすれ違い続けていた2人が22話でようやく結ばれることとなる。リアルタイムで追い続けて、日曜17時前には動悸を催し2人を心配するあまり不眠に苦しんだが、今となっては良き思い出である。
ここまでスレッタのミオリネへの感情の変化について考えてきたが、実は最初に最終話を見た直後、私はスレッタのミオリネへ向ける感情はミオリネがスレッタに向ける感情と釣り合っているのだろうか?という感想を抱いてしまい、少しモヤモヤしてしまった。
ミオリネの行動原理は常に一貫してスレッタを守るためであり自身を犠牲にしてでもそれを厭わない。それ対し、最終話のスレッタはプロスペラやエリクトに多くの感情を向けていて、ミオリネほど一途にはミオリネを愛していないように見えてしまったからである。
しかしそれはあまりにミオリネに感情が傾きすぎたが故の、スレッタに対して失礼な感想だったと今は思う。
スレッタは9話以降ミオリネを疑うことなく常にその行動を尊重し信じ続けてくれている。
対してミオリネは愛情深い人物ではあるが、スレッタの行動や思考を、22話でスレッタが迎えに来るまで信じきることが出来なかった。
23話以降の2人を見ていると、スレッタはミオリネが危険に晒された時、ミオリネを助けなければと焦る描写が何度かある。
一方でミオリネがスレッタの行動を心配だからという理由で止めたり動揺したりする描写は殆どない。(スコアレベル5に到達した時耐えきれなくて泣いてしまった描写が唯一であるが、それでもスレッタを止めることはない)
それはミオリネがスレッタを信じその意思や行動を尊重すると心に決めたからであり、その信頼こそがこの作品内での相手を思う究極の愛情だからである。
23、24話の2人はスレッタがミオリネに今まで向けてくれていた究極の愛情をミオリネがスレッタに返し、ミオリネがスレッタに向けていた守りたいという愛情をスレッタが返しているだけなのだ。
スレッタが1話で感じていた心細い気持ち。誰かに助けてほしい守ってほしいという心を満たしてくれたのはミオリネだったこと。
ミオリネが1話以前からずっと求めていた気持ち。ミオリネの意思を尊重し行動を信じ共に歩んでくれたのはスレッタだったこと。
2人が求めていた愛は、絶対にこの2人にしか補えなかった。それがこの物語の答えである。
だからこそ3年後の仲睦まじい姿が、2人の笑顔が最高に輝いて見えるのである。
最後に、ここまで長々と個人的な解釈文を書き連ねてきましたが、これはあくまで小説2巻までの内容しか追っていない素人の独り言であることをご理解して頂けると幸いです。(小説版の内容次第ではさりげなく加筆修正することがあるかもしれない)
通信の状況などで投稿エラーになると、投稿前の文章が消えちゃうことがあるかも。メモアプリなどで書いてからふせったーにコピペ投稿するのがおすすめだよ