壽乱舞音曲祭の2部1曲目、既に色んな方が指摘されてるようにこれまでの出陣でのキーワードが散りばめてあるのが好きなんですが、途中散りばめるどころか1対1対応なの凄いなって気付いたのでまとめ
2番というか2回目のAメロ部分
『天の海に紫の雲は流れ』
あつかし・義経公の歌にある「染む紫の雲の上まで」
『ひとひらの風 季節を巡る』
「ひとひらの風」は天浪傳1部ラストの歌。季節を巡るは歳月の流れを表す刀みゅの普遍テーマ、むすはじでは大樹の1年に新撰組(旧幕府軍)の運命を暗示する一幕がある(他にみほとせ・葵咲の「かざぐるま」や双騎「あやなす音」など)
『半座を分かつは青き星』
つはもの・三日月の「半座分かつ花のうてな」。青き星は天浪星。ただここは前後両方掛かってて、「天浪星のもと運命を共にした新撰組」にも「形が残る確かなもの(このときは泰衡や頼朝)の運命に寄り添おうとする三日月(青い星)」ともとれると思う
『響き渡る泰平の鐘』
みほとせ・泰平の世を築いた家康の一生を見届ける
ここから巻きで半節ずつに
『花わらい』
「葵咲」本紀・「咲くという字には別の意味があるのデスよ」
『楽園色めく』
静かの海の「パライソ」
『鳥うたい』
双騎曽我物語・象徴的な「遠き雁が音」「響くは歌声 愛しい家族のうた」
『神々はあそぶ』
歌合乱舞狂乱・「神あそび あなたと歌合わせ」
という具合にこれまでにミュージカル(芝居)パートで紡いできた物語の凝縮になってる(本編と同列で曽我も入ってるって言い切れるかはあれだけど、源氏は歌合に出てないからちょうどそれと一続きの詞で表裏、ならいいな)
そして尚且つ、全体としてちゃんとめでたく美しい情景を歌い描く祝歌の詞としてまとまっている
『めでたや めでたや はじまりのとき』
『めでたや めでたや 走り来し日々』
こんなの泣くに決まってるじゃないですか、大好き