ホグワーツレガシー:スリザリン寮の俺転入生、クルーシオを覚えたの段
いい加減にしろ!!!スリザリン生にこの世界の闇を背負わせるな!!!
オミニスの家族のやってきたマグルいじめは明確に悪だとは思うんだけど、じゃあ自分たち含めスリザリンの一族を否定したオミニスや伯母が正しいかっていうとそうでもないってのがこの問題の面倒なところだと思う。まあ、心が繊細であればあるほど、手の中に「ただただ他人を苦しめるためだけの呪文」があることだけで耐えられないのかなとは思うけど。
スリザリンは狡猾を掲げてるけど、それって愚直ではないってことかなと。オミニスも伯母も魔法のセンスとかそういうのは素晴らしいと思うんだけど、闇の魔術との向き合い方とか含めて「スリザリンを背負う者としての生き様」に失敗したんじゃないかなって気もする。いやオミニスは完全にトラウマ植え付けられて、まだ成長途中で折り合いつけろってのが無理だと思うからここは完全に被害者だと思うけど。
オミニスも伯母も、ちょっと潔癖すぎるところはあったような気がして、これもスリザリンの掲げる臨機応変とは噛み合ってない気がする。オミニスはともかく伯母は、そう簡単なことではないけど「自分は一族のようにはならない」を貫くと同時に味方とか信頼できる人間を増やして、同志がいれば少なくとも死なずには済んだんじゃなかろうか。今回の転入生やセバスチャンの同行はオミニス的には不本意だったとはいえ、1人じゃなかったから生きて戻れたんだし。
単なる拒絶ではなく「闇の魔術も含めて、魔法は技術である」ということを受け止めて、自分ならどう生きるか、どう生きたいかを考えていくのが本当の意味で「スリザリンであること」なんじゃないのかなー。まあこのあとの時代のスリザリン寮とかは、もっと頑なな方向へシフトしていくみたいですが……。
純血主義って確かに前時代的だし排他的ではあるんだけど、逆に言えば身内には情が深いということにもなるんだろうから、スリザリンとしては1人で抜け駆けするような状況ではなく、愛する血縁や仲間たちと共に訪れてほしいという意味合いも込めてクルーシオのトラップを仕掛けたのかなとも思ったり。いやそれはそれとして、ここまで来て「1人では突破できませ~~~ん!!」っていう超イヤラシイ罠としてもやったとは思うんだけどさ。
オミニスがスリザリンの純血主義に辟易してるのは元来の性格に加えて伯母の影響なんだろうけど、伯母はどうなんだろうな。あんま血統を気にしないタイプもいるはいるみたいだけど、伯母も誰かから影響を受けたんだろうか。
そこらへんを踏まえて、最初は「なんでこんな友人想いで面倒見がいい穏やかな少年がスリザリンなんだ?」と思ったけど、だんだんと「セバスチャンほどスリザリンの気質を端的に表している生徒いねえ~~~~~~~~!!!!」って補強されていくの、開発はスリザリン強火か?みたいな気もする。いや、ハリーも含めて物語の主人公を担えるタイプがスリザリン生っていうことなんだろうけど。物事に臨機応変に対処でき、知識に貪欲で、目的のためなら多少の強硬手段も辞さない思い切りの良さとか、主人公だもんな。
まあ、俺転入生がスリザリン生なのもあってそれ以外の寮の性質がよく分かってなくて、たぶんほかの組の生徒も各寮の象徴や性質を担ってるんだろうけど。
なので転入生がいなければ、おそらくセバスチャンが何らかの形で転入生のような道をたどったんだろうけど、しかし彼は闇の魔術の才はあれど古代魔術は使えないので、そう遠くないうちに命を落としてたことは間違いないわけで。下手したら先にオミニスのほうが死んでたかもしれんくらいのことはあると思う。
この主人公としての格が違うの、特別になれないの、セバスチャンが言った「2人と一緒だと疎外感がある」っていうの、努力だけではどうにもならない才能を前にした、優秀な人間って感じてグッとくるよな……。蛇の言葉とかは後天的に習得する手段もあるらしい?けど。なまじ才能があるゆえに、真にギフトを持つものとの差を正しく認識できてしまうの、残酷すぎるぞ~~~~~!!!!
ところでオミニスって弱視なのか、完全に盲目なのかよく分からないんだけど、虹彩が色を失ってるみたいだから盲目っぽいイメージでいいのかな。
で、クルーシオに関しては「少なからず相手に悪意を抱かないと発動しない」という前提があるわけで。これによってオミニスが「強いられた」ではなく「望んで他者を傷つけた」と受け止めてしまうの不憫だよな。そんで、自分が使うか使わせるかの選択、2/3がセバスチャンに使わせる方向なのイヤラシイ!イヤラシイ!!ってキレちまったぜ。
RPとしてプレイヤー側に「闇の魔術を覚えない」という余地を残すのは正しいと思うんだけど、これって「命に別状はないが死にかけるほどの苦痛」っていう恐怖を伴う肉体の傷と「親愛を抱いている相手に明確な悪意を抱く」っていう永遠に残りかねない心の傷のどっちを選ぶかって話なわけじゃん。それで、もうほぼセバスチャンには消えない心の傷を与えてやろうね~~っていうルートなの、開発あまりにセバスチャンに温情なさすぎでは?!?!?!お前らどんだけセバスチャンを心身ともに疲弊させたいんだ。
てかオミニスがゴーント家に生まれてしまったばかりに……ってのと同じくらい、セバスチャンもサロウ家に生まれてしまったばかりに……ってとこ、あるよな。両親は教授?みたいなこと言ってて、セバスチャンも聡明だしアンも物分かりよさそうだし、叔父は今の時点だとよく分からないけど闇祓いをやってたらしい?から家族揃って優秀な魔法使いの一族って感じはするよな。両親が健在ならこうはならなかった気がするってのは、叔父って身内であり家族ではあるけど「親」ではないっていう。まあ全部の親がそうってわけじゃないけど、無条件の信頼や愛情を信じられる関係性ではないよね。
とにかくセバスチャンと叔父の相性が悪すぎる。これまで具体的に何があったのかはよく分からんけど、お互いがお互いを全否定なんだよな。叔父も叔父なりにアンやセバスチャンを心配はしているんだろうけど、かける言葉が全部セバスチャンの行動の否定。叔父なりの経験や感覚、癒者の対応でアンにかかった呪いがどうしようもないと感じているのかもしれないけど、それならそうとちゃんと論理的にセバスチャンに説明しなきゃいけないのに、頭ごなしに「子供」と決めつけて、自己完結しているように見える。
5年生って15~6歳くらいらしいけど、このくらいの年代って大人の都合のいいように子供扱いor大人扱いされて、自分自身でも子供というほど幼くはないが大人というほど成熟はしてないっていう難しい年ごろで。スリザリン生に選ばれるセバスチャン本来の気質もあるんだろうけど、正しく説き伏せられたらいくらかは納得するんだろうけど、なまじ頭がいいだけに大人とか規則とかルールのことちょっと舐めてかかってる節もあるから、叔父の言葉を受け止めるつもりが全然なさそうってのがね。両親のことは尊敬してるような雰囲気を感じるけど、それも積み重ねあってのことだろうし、叔父との関係性の構築がうまくできないままアンが呪われるという最悪の出来事が起きちゃったのがどうしようもねえ~~~~~~~~みたいな気持ち。何もなければお互い腹に抱えつつも表面上は大人しくできたかもしれんが、起きてしまったのでね。
なんつーか叔父とセバスチャンの関係って「修復」ではなく、そもそも出来上がってすらなさそうだから今から「構築」していかなきゃなさそうなのはお互いの怠慢やろが~~~~~い!!!ってビンタしたくなる。血縁という事実に甘えて会話や相互理解を怠るな!!!考え方を認め合わなくてもいいけど、そこに存在することだけは認め合え!!
何がアレってまだ叔父に1回しか会ってないので、これからまだまだひと悶着どころではないってのがウワーーーーーーーー!!!ってなる。どう見ても悪化するとしか思えないのに、この関係へ首突っ込まないとメインストーリーが進まないのが明白なのいい加減にしろ!!!
もう何言ってるのかよく分かんないんですけど、一回セバスチャンとオミニスについては吐いておかないと先に進めそうもなかったのでこれでいい。