第六猟兵の例の件に関しての声明文
第六猟兵のマスター、鹿崎シーカーです。
この文章は、6月2日頃から発生した騒動についての声明文です。
最初に、この声明文は誰かを攻撃する意図はありません。
ただ、「実のところどうだったのか? これからどうするのか?」をこちらの見解とともに理解していただくためのものです。
そのため、この声明文に、煽動や攻撃の意志は一切ございません。皆様方にも、関係者に対する誹謗中傷やそれに類するメッセージを送ることは控えて頂きますよう、お願い致します。
まず、私が、ふせったーにて例の文章を発した「みかろっと(ネルウェザ・イェルドットのプレイヤー)」さんから、問題のPCである「ライカ・リコリス」のアイデアをもらったことは、事実です。その経緯から順を追って説明いたします。
当時、私には、「過去の出来事によって心に深い傷を負ったり、心身に変調をきたしたキャラクター」、いわゆる深い闇を背負ったキャラクターを創作する力が無かったものの、一人ぐらい作りたいとアイデアを求めたことが発端です。
それについて、みかろっとさんからアイデアを頂きました。
当時のやりとりを保存したダイレクトメッセージはスクリーンショットにて保存しており、要求されれば公開する準備はございます。
しかし、この文章におきましては、みかろっとさんに許可を取らずにダイレクトメッセージのスクリーンショットを公開することを躊躇したため、全ての公開は避け、抜粋して掲載させて頂きます。
また、この声明文の作成について、無用な刺激をみかろっとさんに与えないため、接触を控えていることも併記致します。ご了承ください。
以下、2020年2月28日の午後8:48にみかろっとさんよりもらった、ライカ・リコリスのアイデアの一部と発言です。
『ライカ・コリウス(徒花結び・f00000)
時計ウサギの咎人殺し×ゴッドペインター
・アリスラビリンス出身
・とあるアリスをオウガの国に導いてしまい殺してしまったことで、道案内恐怖症となる
・苦しんでいるアリスを他の国に連れていけない代わりに、復讐代行としてアリスを虐めていたオウガを惨殺するようになった
・死んでしまったアリスに見せるため、派手に殺したオウガを写真に撮ってはコレクションしていた(宿敵オウガにこれやったら色々と問題があるので今は軽症化、とかにした方が良いかと)
・アリスが死んだことを認めていない。いつか会えると思っているので写真も沢山持ったまま
(中略。名前の意味と称号についての説明。)
覚えてる範囲で書き起こしました 後はご自由にやっちゃってください』
(また、この後同日午後9:24に、『ライカのイラストや宿敵案については鹿崎シーカーに委ねます』『鹿崎シーカーのキャラになるわけですし』という旨のメッセージを頂いております)
ここでみかろっとさんが言及している名前についてですが、お恥ずかしいことにこれは私の見間違いです。
とても良いアイデアを頂けたことに浮かれるあまり、確認を怠って間違った形で記憶し、それをそのまま名前にしてしまったのです。
また、アイデアを丸ごと使わせてもらったことについては、「このアイデアがとても良いものだと思ったこと」、「先述の通り私にはあれ以上のアイデアを生み出すことが出来なかったこと」、「折角考えてもらったものだから、使って行きたいと考えたこと」の三点が理由です。
しかし、いずれにしても、そのまま使ってよいかどうか、しっかりと確認しておくべきでした。確認を怠った私のミスです。
次に、交流についてですが、こちらは何を釈明することもできません。
浮かれるあまり、無神経な発言を繰り返し、みかろっとさんを無為に傷つけてしまいました。
この点につきましては、みかろっとさん自身から絶縁を言い渡される際に指摘されたので、今日に至るまで「相手に押し付けないこと」「交流を強要せず、遊ばせてみたい、程度にすること」「ネタとして流される程度の発言を意識すること」を気を付けて参りました。このスタンスについては、以降も変わりありません。
次に、猟書家ホワイトアルバムの件です。
まずは作成の経緯について。第六猟兵プレイヤーの方々の中にも知らない方がいるやもしれませんので、既に知っている方々には恐縮ですが、アリスラビリンスの戦争についての説明から始めさせて頂きます。
プレイヤーの方々はご存知の通り、第六猟兵は複数の世界が並行して存在します。アリスラビリンスはそのひとつであり、別世界から迷い込んだ「アリス」と、それを狙う敵性存在である「オウガ」、アリスを助ける役割を持つ「不思議の国の仲間たち」から構成される世界です。
そして、各世界には三ヶ月に一度のペースで戦争イベントが発生します。今だに発生していない世界も存在しますが、アリスラビリンスでは既に発生しました。「迷宮災厄戦(ラビリンス・オウガ・ウォー)」というタイトルです。第六猟兵のページでは、「ガレージ」→「説明書」→「これまでの物語」から確認することが出来ます。
そしてこの「迷宮災厄戦」において、マスター側にはある特典の存在が示されました。特典の名を「災厄追跡者(オウガ・チェイサー)」。簡単に言うと、リプレイを多く書いた上位のマスターには、自身が考えたPCの敵対キャラ(第六猟兵の用語で宿敵と言います)を、「猟書家」の名を関する敵対キャラとして、無料で発注できる権利です。
こちらも「迷宮災厄戦」のページから「災厄追跡者」のページを確認して頂ければわかるのですが、有り難いことに、私もこの災厄追跡者に選ばれました。
(声明文に一部「第六猟兵ユーザー規約(第六猟兵マスターの義務)に反する箇所があった為に、株式会社トミーウォーカーより警告・指導を受け、該当箇所を削除しました。
しかし、該当箇所は禁止されている「ユーザーが知り得ない情報の漏洩」に当たる情報でしたが、情報の有益性が低いため、「速やかに該当箇所を削除すれば、第六猟兵マスター業務を継続して良い」という許可を得ています。
ただし、この声明文はケルベロスブレイドのマスター規約には大きく違反する内容ですので、ケルベロスブレイドのマスター契約は解除となりました(6月16日))
その後、私は「簡単な設定と必須条件だけ書いて後はお任せしよう」と判断して、そのように発注致しました。
ここでみかろっとさんの発言に戻ります。完成したホワイトアルバムが、ネルウェザ・イルドットに似ている、という指摘についてです。
結論を申しまして、「以上のことより全くの偶然であり、似せる意図は全くありませんでした」。
これについては納品後、2020年10月31日の午後8:53に、みかろっとさんからTwitterにて直接ダイレクトメールを頂きました。
こちらは前述同様、やりとりをスクリーンショットに保存していますが、この声明文においては抜粋させて頂きます。
『(前略。挨拶)
ライカさんの宿敵として納品された茶髪三つ編みとリボンのアリスさんは一切うちの子に絡ませた要素は無いという認識で良いでしょうか。
自意識過剰でしたら申し訳ございません。
以前のツイートで何となく引っ掛かった部分がありどうしても気になってしまったのでDM致しました。
(後略。不快ならスルーしてという旨)』
これについて、こちらからはこのように返答しました。
『ああ、そういう話もしたな』
『無関係。100%絵師様のアレだ』
(アレとは、絵師様のアドリブのことです。ど忘れしてとっさに出てこなかったためアレと表現しました)
そしてこの説明に対し、みかろっとさんからは以下のようなコメントが為されています。
『勘違いだったんですね……すみませんでした。ありがとうございます。』(省略できる箇所が無かったので全文そのまま掲載しています)
このように、ネルウェザ・イルドットと猟書家ホワイトアルバムとの相似は、偶然によるものと説明し、納得もして頂きました。
上述の通り、こちらから発注文には髪色や髪型などは指定せず、「猟書家の名はホワイトアルバム」「捕食したアリスに擬態するオウガ」「白くて大きな本を持っている」程度のことしか書いていませんでした。
ついでに念押しもさせて頂きますが、この件については絵師様にも一切の責任はございません。あくまでも偶然の一致です。
故に、絵師様への批判や誹謗中傷はお止めください。
そして、2021年5月27日に公開された、ライカ・リコリスのイェーガーカードについてです。結論→作成の経緯の順で説明いたします。
結論は、こちらも全くの偶然です。
作成の経緯は、「ライカがホワイトアルバムに倒され、洗脳されて配下となった場合の姿が欲しい」と思ったことに端を発します。
その際、具体的な姿をイメージするにあたって、「ホワイトアルバムに洗脳されたらどのような姿となるのか?」「ホワイトアルバムはライカをどのように変えるのか?」と考えを膨らませていきました。
結果、ホワイトアルバム自身の言動(詳しくは第六猟兵の「これまでのあらすじ」の下方にある「侵略を開始した猟書家達(26体)」の項目を参照)と、ホワイトアルバムが手にしている本(侵略蔵書と言い、『猟「書」家』と呼ばれる所以です)を加味して、「漂白してしまうのがいいのではないか」という案に落ち着いたのです。
ホワイトアルバムは、発注文のくだりにて公開した通り、真っ白な本を手にしています。これそのものが彼女のアイデンティティであり、同時に彼女は(アリス地獄変のフラグメントやシナリオを読んだ方ならばお分かりかと思いますが)他者の記憶に干渉することができます。
ゆえに、シチュエーションとしては「閉ざしていた記憶を呼び覚まされて精神的に追い詰められ、錯乱したライカの記憶を全て奪い、自分にとって都合のいい人形にする」「自分がアリスであるために、自分だけの時計ウサギとして永遠に縛りつける」という形になります。
そして、その象徴、即ちホワイトアルバムの侵略蔵書同様に、真っ白な姿にされるというのがアイデアです。
このアイデアが出ると共に、課金と興奮のままにリクエストし、完成したのが件のイラストとなります。
以上の発案から発注までの間に、ネルウェザ・イェルドットのイラストについて全く意識しておらず、「真似しよう」「パクろう」という考えは一切なかったことを、誓って、明確に断言させていただきます。
次に、今回の一件についていつ把握したのか? どのように把握したのか? という点についてもご説明します。
まず、6月2日(火)の午前7時、とある人物によって「私が何かトラブルに巻き込まれている」と知らせがありました。
この時点では、Twitterのフォロー・フォロワーの推移から、何かあったのだろう、とは思っていました。
しかしながら、私の方に情報は流れて来ておらず、問題の渦中にいるという感覚は、その時にはありませんでした。「どこか自分の預かり知らないところで、誰かが悪口を言っているのだろう」程度のものです。
その時点での判断は、「自分は蚊帳の外にいるのだから、ひとまずは慌てず騒がず静観しよう」「ただし、誰かに詳しく問われた場合、誠心誠意を以って答えよう」でした。
そして6月2日(火)の午後1時33分、別の方から、みかろっとさんが発表したふせったーURLとともに、事情の確認がしたいとの連絡を頂いたことで、事態の詳細を理解しました。
その後は、「不用意に発言すれば、無用な混乱の火種を投下してしまうかもしれない」という懸念があったため、初動は沈黙を守って静観に徹しました。
声明文発表が今日となったのは、自分の中で伝えたいことを確認していたこと、事態が事態なので、さらなる混乱を生まないように、声明文を吟味して、出来るだけ公正なものとなるよう編纂していたからです。
次に、ここまでに発した声明を踏まえた上で、今後の活動についてです。
上記の通り、今回の件については、原因・元凶こそ私自身の浅慮と無神経によるものであったとしても、盗作は全くの言いがかりです。
なので、これからもマスターとしての活動はこれまで通りに続けていく所存ですし、同様にPC「ライカ・リコリス」についても引き続き動かしていくつもりです。
理由といたしましては、「単なる偶然の一致で似たイラストになっただけなのに、盗作と糾弾される謂われは無い」「謂れが無いなら、活動を自粛する必要も無い」と考えているからです。
この考え方については、賛否両論あるだろうと予測はしておりますが、覆すつもりは無いことを、はっきりと宣言します。また、この件に関してみかろっとさん及び関係者から提示された、一切の要求に応えないことも、併せて明言致します。
最後に、ここまで読んでくださった皆様へ。
このたび、最終的な結論がどうあれ、私の浅薄な言動が、根底の原因にあります。
今後、活動を続けていくにあたって、似たような事態が発生しないように努める所存です。関わっていただける全ての方に誠意を以って向き合っていきますので、至らぬ点があれば、是非ご指摘を頂きたいと思っております。
そして、再度のお願いとなりますが、「みかろっとさんおよび絵師様への攻撃を控えること」をはじめとした節度のある行動を心掛けて頂くと共に、この声明文が「特定の誰かへの攻撃ではなく、あくまで皆様に今回の件についてと、私のスタンスを理解していただく」ためのものであることを留意して頂きたく思います。
私からは以上です。ご精読、ありがとうございました。